キッチンの後悔ポイント、注文住宅・一戸建てづくりの先輩に聞きました!

2019.11.12 地域ライターE
毎日のお料理のために、キッチンは「居心地が良くて、使い勝手がいいもの」と、こだわりたい特別なスペース。

ところが、「良いキッチン」とは具体的にどんなものか、という話になるといろいろなパターンがありすぎて迷ってしまうことが多いようで……。

「こんなはずじゃなかったのに……」と後悔しているケースをたくさん耳にします。


ieny地域ライターEが注文住宅新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」の中で、キッチンに関する問題をピックアップしてご紹介します!


アイランド型キッチンで思わぬ後悔......


土地面積30坪、建坪18坪3階建ての我が家。広々としたLDKに憧れて、ワンフロアはまるまるLDKにしよう、とずっと決めていました。

トイレ階段室、廊下部分なんかをのぞいて、使えるのは約21畳分。それまで住んでいたのが、8畳のDKがあるアパートだったから、もう「21畳もある!」って、なんでもできるような気分でいたんですが、実際はそうでもありませんでした。

「やっぱりキッチンは広くて子どもたちの顔が見られるほうがいいよね。」とアイランド型を希望していたんです。

そうしたら、設計士さんにやんわり「見通しのいいワンフロアですし、背中で気配は十分感じられると思いますよ」って止められたんですけど、すっかり頭が「アイランド型で素敵に料理をする私」になっていたので、押し切りました。

図面を見ているだけでは今ひとつ「狭くなる」ということがピンとこなかったんですが、たしかにキッチンに大きくスペースを取られてしまって、ダイニングテーブルを置いたらリビングに余裕がありません。小さくてもソファを入れるか、真剣に悩んでいます。
(Aさん・一戸建て建築後1年)


「理想のキッチン像」が先行してしまい、リビングダイニングのスペースを気にしていなかったというAさん。キッチンの設計を考える時は、間取りはもちろんダイニングのテーブルやリビングのソファなどのレイアウトも頭に入れておきたいですね。

キッチンと切っても切り離せないダイニングは、普段の食事以外にも子どもの勉強や親戚の集まりなど、想像以上にいろいろなシチュエーションで使われる空間。

「ひとつの用途しか考えていなかったせいで失敗した……」という体験談を持っている先輩もたくさんいるようです。詳しくはこちらの記事をどうぞ。

注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと【ダイニング編】

そして、毎日のように料理をするキッチンだからこそ考えたいのは「家事動線」です。家づくりの段階で、家事動線を考えた間取りを作ってみてはいかがでしょうか?

家事動線はローコスト住宅でも実現可能!家事ラクを叶える間取りを学ぶ


コレ(食洗機)がなければ収納も増えたのに!


賃貸マンションにはあまり見かけない「食洗機」。でも一戸建てのシステムキッチンとなると、今は「標準装備」と言ってもいいくらいですよね。

ウチは建売住宅を購入したんですが、やっぱり食洗機はしっかりついていました。それまではマンション暮らしで、備え付けの食洗機は無し。そのかわり、後から置けるタイプの食洗機を購入して、シンクの横に据え付けた形で使っていたんです。

それが引き出し型の食洗機に変わったわけですが、据え付け型をずっと使っていたので、上から入れるのにまず慣れない。コップ1個くらいなら、自分でちょっと洗って乾かしておきたいんですが、濡れているものを入れてしめてしまうのも気分的に今ひとつ。

サイズも、将来的にもずっとこの大きさが必要とは限らないし、子どもがいなくなって夫婦ふたりだけになったら、そもそも食洗機なんているんだろうか……。そのぶん収納スペースにあてた方がよかったかも……。

そんなことを色々考えると、食洗機は今まで通り据え付け型でよかったな~って思います。
もっとも、つけるかつけないか、選びようがなかったんですけどね!
(Bさん・建売住宅購入後3年)


生活スタイルによって必要かどうかの意見が分かれがちなのがこのビルトイン食洗機。先輩方からは「据え置き型と違って、フライパンや鍋も簡単に洗えるビルトイン型の食洗機はやっぱり便利!」「洗い物はいつも少量で、食洗機はかえって手間がかかるからほとんど使っていない……」など、さまざまな声が上がっています。気になる方はこちらもチェックしてみてください。

家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの【ビルトイン食洗器編】

同じくビルトインの設備では、浄水器についてもさまざまな経験談が。気になる方はこちらをチェック!
家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの【ビルトイン浄水器】


コンセントのアンペア数、ウチって普通じゃないの ??


みなさん、家を建てる時「コンセントのアンペア数」なんて聞かれました? 正直、打ち合わせ項目がいろいろあって、聞かれたかもしれないけど覚えてないんです……。

そのとき、興味があまりわかなかったものに関しては、「一般的な仕様にしておいてください!」って答えちゃっていたものもあるので、たぶんそういうことなんだろうなと思うんですけど。

カウンターキッチンのお家に引っ越したら、好きな料理を思いっきりしよう!って昔からワクワクしていたんです。朝は、コーヒーメーカーでコーヒーを入れて、お弁当用の炊飯器と電子レンジ、朝食のパンを焼くトースターにインスタントスープ用のケトル、時々ワッフルメーカーも使いたい。

……なんですけど、これを一度に使うとブレーカーが落ちちゃうんです。常に同時に使うわけじゃないんですけど、2つまではいけるけど3つは無理。

朝は忙しいから、この「あ、炊飯器保温になっていないから、トースター使うまで5分またなきゃ」とか「お弁当のおかず解凍した後に、コーヒーメーカーのスイッチ入れて……」と考えるのが地味にイライラ。

もちろんアンペア上げたら電気代も上がっちゃいますけど、このストレスが解消されるならあげたい……。あとはローンが始まって倹約家になった夫が「いいよ」って言ってくれるかですね。
(Cさん・一戸建て建築後4年)

「打ち合わせの時見落としていて失敗した……」という声が多いコンセント。アンペア数だけでなく、取り付ける場所や数でも後悔している先輩方が多数。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの【コンセント編】

キッチンについて考えるときに悩んでしまうのは、「コンロをIHにするか」ではないでしょうか。オール電化・ガス、それぞれに長所と短所があります。それを知ったうえで、どちらが家族にとって使いやすいか決めてくださいね!

オール電化?ガス併用?どちらがベスト?使ってみて良かったこと・後悔したこと聞きました!


「絶対システムキッチン!」と思っていませんか?ほかの方法もあるんです。

ガスコンロやシンク、収納や換気扇、場合によってはオーブンや食洗器までが一体になったスタイルのシステムキッチン。デザインに統一感があり、掃除もしやすく人気の設備です。

でも実は、生活スタイルや予算などを考えると、大工さんに作ってもらう「造作キッチン」や、単体のガスコンロや収納を組み合わせる「ブロックキッチン」といったスタイルの方が適している場合もあります。

なかには「そんな選択肢があるなんて知らなかった! 」と後悔している先輩方も。詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。

家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの【システムキッチン編】


つける?つけない?キッチンまわりの収納

キッチンの使い勝手にかかわる大きな問題のひとつが「収納」。吊り戸棚やカップボードなどの他に、大きなものや食品ストックの保管場所を考えた時に欲しくなるのが下収納やパントリーといったプラスアルファの収納スペースですよね。

「かさばる調理器具もしまえて、料理の幅が広がった!」「重いものを入れておいて取り出そうとしたらギックリ腰に……」など、床下収納に関する経験談はこちら。

家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの【床下収納編】

「収納だけでなく、家事スペースとしても活用しています!」「使い方をしっかり考えずに作ったせいで不便……」といったパントリーについての経験談はこちらをチェック!

家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの【パントリー編】

いかがでしたか? 「一戸建てで後悔したこと~キッチン編」をお送りしました。人によっては「一日のほとんどをキッチンで過ごす」という方もいるくらい、大切なお城であるキッチン。それだけに、日常で気になる細かな不満がたくさん出てきました。

「モデルルームのハイクオリティシステムキッチン」からではなく、「今利用しているキッチン」をベースに、欲しいもの、不要なものを考えていく方が自分にはちょうどよかったかも、という先輩のアドバイスが納得でした。

みなさんも、「豪華なシステムキッチン」に惑わされないよう、しっかりいるものといらないものを見極めてくださいね!


後悔しないキッチンづくりは、動線も重要です!

注文住宅づくりが得意なハウスメーカーなら、キッチンの間取りもさまざまなアイデアを提案してくれます。

例えば、全国に展開するハウスメーカー・アイダ設計が提案するのが、家事をスムーズにする回遊動線。キッチンからパントリー、洗面所、バスルームへ一直線の動線に、回遊性もプラス!

ウォークスルーパントリーにキッチン側からも、洗面所側からも入れるために、活用方法がぐっと広がります。

キッチンからパントリー、洗面所、バスルームまで一直線で家事がしやすい

パントリーは可動棚。置くものによって高さが変えられます。室内干しスペースとしても利用可能で、湿気がこもらないよう、すべりが床近くと天井近くに設置されています

「A」のキッチンはオープンな対面型、「B」のパントリーは独立した部屋でリビング・ダイニングから目に入らない形に。玄関・洗面所側からもパントリーに入れて、買い物後の荷物置きもラクラク。パントリーをウォークスルーにしたことによって、回遊ができる間取りになっています

こんなアイデアが満載のカタログをダウンロードできます!


いま、こうしたアイデアがもりだくさんのカタログ『プランスタイルブック』をプレゼント中!!
家づくりを考えている方には、ぜひ手にとっていただきたいカタログになっています。


キッチンや家事スペースのアイデアも盛りだくさん!家づくりで知っておきたい工夫をまとめたカタログです

申し込みは下のフォームから。メールアドレスの登録だけで、カンタンにカタログのダウンロードができます。

完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。

お問い合わせやご相談は無料。ぜひお気軽にこちらのフォームからご相談ください。

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります