家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの~後悔シリーズ番外編<コンセント>~

2018.06.12 地域ライターE
意識した人と、まったく気にしなかった人がきっぱりわかれる家の設備コンセント」。もちろん、まったく意識しなくても「必要ない」という人はいないはずですよね。
しっかり考えて配置した人にも、工務店さんや建築士さんなどプロにお任せした人にも、それぞれ「よかった点」と「イマイチだった点」があったようです。


ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」の中で、新築一戸建てに導入した設備について「入れてよかったこの設備VSイマイチだったこの設備」の両方の意見をご紹介する企画です!

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まずは「良かった! 」派からのご意見をどうぞ。

電圧の違うコンセントで光熱費が安くなる!


建築条件付き土地で、「建売住宅の建てる前」状態の3階建てを契約しました。建坪18坪の狭小住宅で、一番大きなLDKでも15畳くらいのスペースしかありません。

まだ建築前だったので、壁紙キッチンやお風呂など、設備は選ばせてもらうことができました。設備の打ち合わせの日に、引っ越し前の賃貸マンションへ来てくれたのですが営業担当さんがすごく良い人。
「あ、猫ちゃんが2匹もいらっしゃるんですね!! 猫OKの家族向け賃貸となると、探されるのも大変だったでしょう。お引越しで猫ちゃんたちのお部屋はどこになります? 奥様お出かけは多いですか? 」などなど、いろいろヒアリングしてくれて、基本料金内で消臭壁紙を探してくれたりしたんですが、結果として「これは助かった! 」と思ったのがコンセントについて。

基本プランでは、コンセントというか、電源はすべて通常の100Vでした。というかそれしか知らなかったんですが。
3相200Vという、大型エアコンや24時間つけっぱなしにするエアコンに利用する、基本料金は高いけれど電気代が約半額というコンセントをつけませんか?と提案してくれました。もちろん、夏冬は外出中でも猫たちのために家中のエアコンをつけっぱなしにしている我が家のためにです。

2LDKのマンションから一戸建てに移って、正直「どれだけ電気代上がるだろう……」と不安でしたが、おかげで微増ですみました。
数千円の追加工事ですが、家を建ててからでは絶対に面倒でやらなかったと思います!

子どもの手の届かない位置にもコンセント



コンセントのある位置って、基本的に「足元」が多いですよね。延長コードなんかで延ばせばいいとは思うのですが、見た目にかっこよくはないですし、なにより小さなこどものいたずら防止という意味で、どこにコンセントを持ってくるかは建築士さんとけっこう打ち合わせを重ねました。
ケーブルを抜いたり刺したりするのって、赤ちゃんからすると楽しそうにみえるのか、友人の子どもが何度言ってもコンセントで遊んじゃう、という話を聞いていたので、高めの位置にも作ってくださいってお願いしたんです。

そのなかで、とくによかったのが光回線のルーターや無線LAN機器の場所をあらかじめ子どもの手の届かないところに隠せるようにBOXを設置して、コンセントもそのなかに5つ、タコ足配線をつかわなくて済むようにつくってもらったことです。
ほかにも、スマホの充電用のコンセントをキッチンの横のパントリー内につけてもらったのも、正解でした。
子どもが大きくなっても、かがまないで抜き差しできるのは楽ですよ!


それでも「イマイチだった」派もいらっしゃいました!

部屋の入口にあったほうがいい


コンセント、実はけっこうこだわって配置してもらったんです。部屋ごとに電気機器の数を数えて、ここに置くから、コンセントはこの位置で……って感じで、建築士さんに細かく伝えて設置してもらいました。
それこそ、ベッドの位置まで考えて作ってもらったので、「しまった。ここに家具がくるからコンセントが隠れちゃうな」みたいな失敗はひとつもないんですが、一つだけ反省点が。

それは「部屋の入り口にもコンセントはあったほうがいい」っていうこと。“すっきりさせたい”のを優先して、入り口にはあまりコンセントを配置しなかったんですが、掃除のときにわざわざ部屋の奥までコンセントをさしに行くのが面倒くさい。そして廊下までコードが届きにくい……。
一般的な状態、って実はよく考えられているものでもあるんですね。

玄関にコンセントがひとつもない



とにかく「安く」一戸建てを建てることにこだわった我が家。パッケージのプランではなくて、一つずつ明細を出してくれる工務店さんでお願いしました。

私が専業主婦で、時間だけはたっぷりあったので、少しでも安い設備を探して、いろいろ検討しました。そのうち、だんだん「どれだけ安く済むか! 」に夢中になっちゃって……しまいには、2個口で1つ2,700円のコンセントの個数まで「必要最小限にしよう! 」って考えちゃったんです。
よく、「新築ハイ」で数万円の設備も「ああ安いわね」って思っちゃうっていう話ありますけど、その逆バージョンですね。

工務店の設計担当さんが最初に引いた図面から、コンセントを削っていったんですけど、ものすごく後悔しているのが、玄関スペースのコンセントをなくしたことです。
家電置くこともないし、玄関なんかいらないし! 」って思っていたんですけど、掃除機、かけるとき不便……。
困った顔しながら対応してくれた設計士さんに平謝りしたいです……。


家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの~後悔シリーズ番外編<コンセント>~をお送りしました。
あまりにも身近すぎて、コンセントのことなんて考えたこともなかった! という人も少なくありません。電気工事のなかでは比較的後からでも追加しやすいものではありますが、配線や壁紙に関係してくるので、やっぱり最初にきちんと考えておきたいところです。
まずは「何個のコンセントを使っている? 」という現状把握からしてみましょう!

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります