オール電化?ガス併用?どちらがベスト?使ってみて良かったこと・後悔したこと聞きました!

2019.05.20 地域ライターE
こんにちは! 「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」をご紹介している、ieny 地域ライターEです。これまで、新築一戸建てを手に入れたたくさんのご家族にお話をうかがってきました。
今回のテーマはいつもよりも多くのお声をいただいてまとめた特別編です!



オール電化と都市ガス併用、後悔しないのはどっち?

まったく同じ設備を取り入れても、満足している方・後悔している方、必ず両方いらっしゃるものです。なかでも「これが事前にわかっていたらこっちにしていたのに……」という残念なケースがとても多いのが「オール電化住宅」にするか、「都市ガスとの併用」にするかという選択です。

ハウスメーカーや工務店での「標準設備」のなかにもオール電化住宅が増えていることもあり、「どっちも同じようなものだと思っていたのに……」という後悔をされる方、「思っていたよりもいい!」という方、両方とも増えています。

一戸建てを建てる際、「どちらも選べる環境ならオール電化でエコキュートを入れる? それとも都市ガスは入れておく? 」ということを検討するときに知っておきたいポイントを、実際の「後悔した感想」と一緒にご紹介します!

「電気買い取り制度って、お得なんですよね? 」「災害に強いのはどちらなのかしら? 」「生活に不便はないの? 」色々なポイントがある「オール電化VS都市ガス」対決。全ての人に、「コチラがオススメ」と断定することはできません。初期費用、ランニングコスト、生活上での好みなど、さまざまな要因が関係してくるからです。

そんな「大きな要因」は専門サイトで詳しく紹介されていますので、ここでは、地域ライターEが経験者に聞いた! オール電気とガスの「使ってみるまで気が付かなかった! 」実体験をご紹介します。


オール電化住宅にして

まずは、「オール電化住宅を選択して後悔したことがある」という感想からご紹介します!

▼暖房器具の選択肢が少ないのが不満です!


子どもが産まれるのを機に、一戸建てを購入しました。やはり、安全面で火災の心配が少しでも少ないオール電化がいいかな? と思って、ガスはやめておくことに。

この家に引っ越してくるまでは、お互い実家暮らしで結婚してもしばらく実家に同居させてもらっていたのですが、実家の暖房器具はずっとガスファンヒーターとコタツでした。夏の冷房以外は、エアコンの暖房って使ったことがなかったんです。

この家はオール電化なので、ガスファンヒーターは使えません。エアコンの暖房を使っているのですが、部屋の乾燥具合が強い気がします。それから、寒い日に家に帰ってきた時、エアコンの暖房ってすぐ暖まれる感じがしないのが思ったよりも辛いです。子どもが大きくなったら石油ファンヒーターを買おうかしら……と思っています。
(Aさん:オール電化で冷暖房をエアコン利用)

▼火を使わないとできない料理があった!

災害に強いですよ、という営業さんの話を聞いてオール電化住宅を選びました。確かに、IHコンロはお手入れが楽で、見た目もスッキリとしてデザインとしても満足度が高いです。

ただし、IHコンロにしたことでの後悔が一つだけあるんです。それがカツオの時期。私、カツオのタタキが大好きなのですけど、IHだと、「炙る」っていう料理ができないじゃないですか。生のカツオも美味しいんですけど、やっぱりたたきは炙ってなくっちゃ。ほかに炙りたいものなんてないので、ほかの時期は忘れていますけど、唯一の後悔ですね。
(Bさん:注文住宅の新築一戸建て建築後3年)

間取りや立地を重視したいのに、妻と意見が合いませんでした

共働きの我が家。土地探しからはじめる注文住宅購入にも憧れはありましたが、子育てしながらの共働きでそれでなくても忙しいなか、イチから検討しなければならない家づくりは現実的ではないよね、と建売住宅のなかから検討することは、夫婦ともに意見が一致していました。

そこで揉めたのが、妻が出した「オール電化住宅」がいいという条件です。キッチンだけを電気に入れ替えてもらえばいいんじゃない? という妥協案も出したのですが、「共働きで昼間にいないならオール電化住宅が有利! 」と聞いたらしくて。

正直、建売住宅でオール電化はまだまだ少数です。私としては、間取りや立地を重視して家選びをしたい中、オール電化にこだわったことで駅からの距離も遠くなってしまいました。将来的にリフォームすればよかったのでは? といまでも思います。
(Cさん:オール電化標準設備の建売住宅を購入後5年)

▼IHにしてから、何個の鍋をダメにしたことか

キッチンの掃除が楽だー! と思って、IHのコンロになったことがうれしかったです。それは確かに楽なんですけど、別の問題が……。

それが「鍋がすぐに焦げ付くこと」!

今まで持っていた普通のお鍋は全部捨てて、IH利用可能なタイプに買い直したのに、火力調節が意外と難しいんです。
たとえば肉じゃがみたいな、炒め煮するもの。弱火にすると人参やジャガイモになかなか火が通らないし、それならと思って1段メモリを上げると焦げちゃう。実は鍋に穴を開けたこともあります。私が料理下手なのかもしれないですけども……。
(Dさん:オール電化の賃貸マンションに入居後1年)


都市ガス併用住宅にして後悔したこと

次に、「都市ガスもしくはプロパンガス併用住宅」にして後悔したご家族のご意見です!

▼やっぱり火事が怖いです

一人暮らしをしていた時のワンルームにあったキッチンは電気コンロでした。結婚して家を建てて、そこで初めてガスコンロを使って料理をしたんです。

冬の朝でキッチンが寒くて、厚い半纏みたいな上着を着ていました。気がついたら袖が焦げていてびっくり! 本当にすぐ気づいて良かったです。それ以来、裾がひらひらしたものや、袖が広がった服は着ていません。
(Eさん:都市ガスと電気併用の建売住宅を購入して3年)

▼ガスのほうが、料理がおいしいと信じ込んでいる夫


週末は、自分で料理もする夫なので、キッチン設備を私に全部任せてもらうことはできませんでした。

「IHで焼き魚なんてイメージがわかない」「鍋を動かせないなんて、炒め物はどうするんだ!」って言われたのでガスにしたんですけど。

お友達のお家で、最近は「IHでも焼き魚が美味しくできるグリルがあるのよー」って教えてもらいました。水も入れなくていいから、臭いもほとんど出ないらしいし。昔のイメージのままで、ちゃんと調べなかったので、いいものを逃してしまいました。
(Fさん:中古住宅を購入して入居後3年)

▼できるだけを開けたくないんです!

特に何にも考えず、購入した家がにガス併用でした。これまで特に不満もなかったのですが、最近花粉症になっちゃって……。

とにかく窓を開けたくないんです! だけど、ガスコンロにしてもガスファンヒーターにしても、火を使っている時はちゃんと換気しないといけないじゃないですか? そんなに長い時間ではなくても、少しでも花粉が入ってくるのがツラいんです。
IHや暖房なら、空気が汚れにくいって聞いたんですけど、それなら花粉をシャットアウトできたかもしれない……と思って後悔しています。
(Gさん:建売戸建てを購入して2年)


オール電化住宅と都市ガス、光熱費を検討するときに知っておくべき知識

オール電化にするか、都市ガス(もしくはプロパンガス)併用住宅にするかでいちばん気にする方が多いのが、「結局トータル費用はどちらが安いのか」という点です。毎月の光熱費だけでなく、導入する初期費用や将来的な交換費用までトータルに考える必要があります。

費用についてのコメントをご紹介します!

▼初期投資はいつまでに回収する予定?


大手ハウスメーカーで一戸建てを建てることになった私たち。本当にさまざまなオプションを決めなくてはならないのですが、なかでも営業さんが熱心に進めてこられたのがオール電化のための設備でした。

太陽光発電パネルにエコキュート、温熱を利用した床暖房にIHクッキングヒーターまで。なかでも、大きな地震があった後だったので、「災害に強くてお湯を備蓄できるエコキュート&太陽光発電と蓄電池のセット」を強く勧められました。

確かに魅力な点ではありますが、それらの設備だけで数百万かかるかも……。「光熱費がお得になって、最終的には元がとれます! 」って言われましたが、元が取れるまでには壊れるんじゃないかしら? と思って導入は見送りました。
もっと安い価格帯の製品もあったらしいので、トータルで選ぶことができるように、初期投資をどれくらいで回収する予定か見ることができたらよかったなと思います。
(Hさん:大手住宅メーカーで新築入居後2年)

▼同居が始まったら、一気に高くなった電気代

オール電化住宅で、深夜電気代がお得になるプランで契約をしました。その当時は夫婦共働きで日中は家が無人。それまで暮らしていたマンションでの光熱費よりも3割近く電気代が安くなったことにビックリ! 「オール電化住宅にしてよかったね!」と思っていたのですが、2年前に義父母と同居をするようになってから一変しました…。

義父は何より日中にお風呂に入るのが好き。家にいる間はもちろんテレビ好きの義母がテレビや部屋の明かりをつけっぱなしにします。

割高な昼料金がググッと上がって、これならガスにした方がよかったのかもしれない……というのが、最近気付いた後悔です……。
(Iさん:地元工務店でで新築建築後、義父母と同居を始めて2年)


オール電化住宅と都市ガス、どっちにするかは家族みんなで決めよう

「電気買い取り制度って、とてもお得ですよね?」

「災害に強いのはどちらなのかしら?」

色々なポイントがある「オール電化VS都市ガス」対決。全ての人に、「コチラがオススメ」と断定することはできません。初期費用、ランニングコスト、生活上での好みなど、さまざまな要因が関係してくるからです。

さらに、設置費用や太陽光発電との併用についてなどは、最新設備の料金や制度・補助の仕組みが変わることもあり、専門サイトで最新情報をチェックするのがオススメです。

コチラの記事では、地域ライターEが経験者に聞いた! オール電気とガスの「使ってみるまで気が付かなかった!」実体験をご紹介しました。「そんなこと、私は全然気にしない」という方もいれば、「それはダメだわー知っておいてよかったわー」という方もいらっしゃると思います。
大切なのは、「私たち家族の生活にはどっちがあっている? 」ということ。家族全員でしっかり検討してくださいね!


■先輩たちに聞いた!注文住宅の「後悔シリーズ」記事はこちらから!
注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~キッチン編~
家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの <パントリー編>
家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの~後悔シリーズ番外編<床下収納編>~


後悔しない家づくりは、動線も重要です!

注文住宅づくりが得意なハウスメーカーなら、キッチンの設備はもちろん、間取りまで後悔のない家づくりをさまざまなアイデアでサポートしてくれます。

例えば、全国に展開するハウスメーカー・アイダ設計が提案するのが、家事をスムーズにする回遊動線。キッチンからパントリー洗面所、バスルームへ一直線の動線に、回遊性もプラス!

ウォークスルーパントリーにキッチン側からも、洗面所側からも入れるために、活用方法がぐっと広がります。

キッチンからパントリー、洗面所、バスルームまで一直線で家事がしやすい

パントリーは可動棚。置くものによって高さが変えられます。室内干しスペースとしても利用可能で、湿気がこもらないよう、すべり窓が床近くと天井近くに設置されています

「A」のキッチンはオープンな対面型、「B」のパントリーは独立した部屋でリビングダイニングから目に入らない形に。玄関・洗面所側からもパントリーに入れて、買い物後の荷物置きもラクラク。パントリーをウォークスルーにしたことによって、回遊ができる間取りになっています

こんなアイデアが満載のカタログをダウンロードできます!


いま、こうしたアイデアがもりだくさんのカタログ『プランスタイルブック』をプレゼント中!!
家づくりを考えている方には、ぜひ手にとっていただきたいカタログになっています。


キッチンや家事スペースのアイデアも盛りだくさん!家づくりで知っておきたい工夫をまとめたカタログです

申し込みは下のフォームから。メールアドレスの登録だけで、カンタンにカタログのダウンロードができます。

完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。

お問い合わせやご相談は無料。ぜひお気軽にこちらのフォームからご相談ください。

必要事項をご記入の上、
資料を請求する」を押してください。
は必須入力項目です。

【プライバシーポリシー】

個人情報の利用目的

このフォームに入力いただきました個人情報は、資料のお届けのほかに、以下の目的で利用させて頂く場合がございます。

  1. ①当社事業(不動産分譲事業、注文建築事業)等の営業活動における訪問、ダイレクトメール、電話、電子メールによる勧誘
  2. ②顧客動向調査、商品開発等の為の分析
  3. ③当社の商品やサービスの紹介や宣伝
  4. ④アフターサービス、定期メンテナンスの為の工事委託
  5. ⑤保険媒介代理事業
  6. ⑥ローン媒介代理業務
  7. ⑦その他当社の事業に付帯・関連する事項

その他個人情報の取り扱いについては、当社HPにてご確認ください。
https://www.aidagroup.co.jp/company/info/privacy.html

関連記事

注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~お庭の照明編~

2024.3.15

注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~日当たり編~

2024.2.27

注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~モデルハウス宿泊体験編~

2024.1.22

注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~ウォークスルークローゼット編~

2024.1.12

家づくりでみんなが後悔したことは?「新築一戸建てで後悔したこと」年間トップ10を発表

2023.12.30

注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと ~通信・Wi-Fi編~

2023.12.29

この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります