猫師匠に学ぶ、居心地のよい場所は自分で創る ~フィッシュバーン流「家育て」vol.61~最終回

こんにちは、フィッシュバーンです。

こう書き出して、早5年。

毎月、暮らしや家づくりについて書いてきましたが、とうとう今回が最終回となりました。

5年という歳月の間、私の暮らしにはさまざまなことがありました。

台風で屋根が飛び、消防隊に助けられたり……。



自宅にカフェをオープンしたり……。


太陽光パネルを設置したり……。今年はとうとう蓄電池設置を予定しています。


その他にもコロナ時代があったり、大学や大学院で学んだり、数々のリノベーションDIYなどなど。

この度最終回となり、はて? 何を書いたらいいのやら? とずいぶん悩みました。

悩んだ結果……。

やはり最後は、私の友であり家族でもあり師でもある「猫」について書かせていただこうと思います。

先代の茶トラ猫師匠は場づくりの名人

18年間無病息災、老衰で大往生した茶トラの先代猫。


数々のリノベーションや引越しも共にし、場の様子が変わっても全く意に介さない堂々とした猫でした。

この茶トラ猫師匠、どんな場所にあっても自分の居場所を上手に作り、楽しんでいた印象。



なぜここで? といった場所で寝ていることもありました。



「どこでも居場所」は猫の特性だと思いますが、猫にも個体差があって、決まったところでしか寝ないという子もいます。

この茶トラ猫師匠を長らく見ていて「居場所って自分で創るものなんだなぁ」と気づかされました。人間も同じですよね。

自分にとって心地よい居場所は「与えられるのではなく自分で創る」。

今は亡き茶トラ猫師匠からの教えは、今でも私の空間創りの基本になっています。

現役ハチワレ猫は愛され上手の看板猫

このコラムでも何回か登場している現在の愛猫、黒白ハチワレの祭ちゃん。


この猫は、自宅カフェ「だんで茶屋」の看板猫として、最近大人気です。

先日は雑誌、webサイトにも掲載され、とうとう猫新聞「日刊ニャンダイ」にも掲載。


初めは人見知り&警戒心丸出しの猫でしたが、最近ではお客様がいらっしゃると一通りお客様の席に挨拶? 観察? して周り、自己アピール。

なでなでしてもらったり、お客様をお迎えに行ったりして、一応看板猫として働いています。



時には、メニューの上に乗る、スカートに潜るなど、お客様への迷惑行為もありますが(笑)、猫好きの方は喜んで受け入れてくださっています。



元は人が苦手な猫でしたが、人にたくさん優しくされたことで警戒心が解け、人が大好きな猫へと変貌。

祭ちゃんは皆様に可愛がってもらうという多くの成功体験によって、「だんで茶屋」が安心していられる居場所だと認識し、看板猫として自分の立ち位置を確立した気がします。

この猫なりの居場所づくりをしているんだぁと思いながら見守る日々です。

自分にとって居心地の良い場所は千差万別。

家族みんながいる場、一人でいる場、光が入る場、天井が高い場、緑が多い場など、さまざまな要因が合わさって、皆様それぞれが居心地の良い場所を創っているのではないでしょうか?

約5年間、「家育て」についてたくさんのことを書いてきました。読んでくださった皆様には、本当に感謝しかありません。

これからも皆様の「居心地の良い場所は自分で創る」家づくりや家育て、応援しております。

もし、今後もフィッシュバーンの動向が気になる方は「だんで茶屋」のINSTA (@dan.de.chaya)をご覧になってください。

何かしら、この連載の続きを書いていく場を考え中です。

長らくありがとうございました。

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この記事を書いた人

フィッシュバーン真也子

ホームコンサルタント、養生茶とおやつの店「だんで茶屋」店主
出版社勤務ののち、エディター、インテリアスタイリストとして長らく活動。 古屋をリノベし、茶屋経営、不動産賃貸業などを営む。現在ホームコンサルタントとして、リノベや不動産など住まいに関するコンサルティングも行う。現在、大学院にて空間デザインを研究中。また、メディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーでもある。<著書> *食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン) *住まいエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)