意外と使える!一戸建ての「敷き込みカーペット」、メリット・デメリットを紹介

2023.11.24 地域ライターE
畳敷きの和室を作って、フローリングは無垢材か合板にして……。さまざまな材がありますが、その選択肢に「敷き込みカーペット」を加えてみませんか?

敷き込みカーペットだと「ダニが心配」「小さな子どもがいるからすぐに汚れそう」「埃っぽくなりそう」などと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれらは「カーペットの誤解」なんです。

そこで今回は、目から鱗が落ちる「敷き込みカーペット」のメリットとデメリットを紹介します。



敷き込みカーペットとは?

「カーペット(carpet)」は室内の床全体に敷き詰められた敷物のことで、3畳より大きいサイズを指します。ちなみに「絨毯」は毛織物の厚手でパイルがあるものを指し、大きさの定義はカーペットと同じです。

一方、室内に部分的に敷くものは「ラグ(rug)」と呼びます。カーペットとラグの違いは、床面に占める面積と言ってもいいかもしれません。

そして「敷き込みカーペット」は、単に床面にカーペットを敷くだけではなく、カーペットの下にクッション材を入れ、ズレたりはがれたりしないように加工したもののことです。単に「置く」だけでなく、しっかりと「固定」するという意味で「敷き込みカーペット」と呼ばれています。


敷き込みカーペットの誤解

賃貸物件などで目にすることはありますが、一般の家庭はフローリングにしている方がほとんどで、あまり見かけることがありませんよね。「飲み物などをこぼしたら掃除が大変そう」「ダニが増えそう」「埃っぽくなりそう」「夏は暑いのでは?」などと思っていませんか?

こんな誤解で最近見かけなくなった住宅向け敷き込みカーペットですが、技術の進化で「カーペットの誤解」が徐々に解け、カーペットのメリットが活かせるようになっています。

誤解1「水分をこぼしたら掃除が大変」


敷き込みカーペットは、ラグと違って気軽に洗濯ができません。しかし、今はほとんどのカーペットに撥水加工が施され、飲み物などをこぼしてもすぐに拭き取れば染み込むことなく拭き取れます。

また、コーヒーなど色の濃い液体が染み込んでも、お湯で濡らし硬く絞ったタオルなどでトントンと叩くように掃除すれば色もニオイもなくなります。

年に数回、スチームクリーナを使って掃除をすると汚れもニオイもなくなります。フローリングのように、ワックスをかけるような大掛かりなメンテナンスをする必要はありません。


誤解2「ダニが増えそうで怖い」


埃や食べこぼしが、毛足の長い絨毯に落ちるとダニの住み家になってしまいそうなイメージがありますよね。しかし各種調査では、フローリングが普及し、カーペットが施工されなくなった近年の方がダニアレルギー患者が増えていて、絨毯とダニアレルギーに相関がないことが報告されています。

誤解3「埃っぽくなりそう」


花粉症や埃アレルギーの方は、朝布団から出てしばらくすると鼻がムズムズしませんか? フローリングは埃が舞い上がりやすいのがデメリットで、寝静まっている間に床に埃が落ち、朝動き回ることで舞い上がります。カーペットなら埃の舞い上がりを抑えることができます。

誤解4「夏は暑いのでは?」


夏場、毛足が長い絨毯はもちろん暑く感じます。しかし、湿気が吸い込みにくい素材で硬く織られたカーペットなら、さらっとした手触りで夏の暑さを感じさせません。もちろん冬に冷たくなることもありません。


敷き込みカーペットのメリット

カーペットの悲しい誤解がとけたところで、新築一戸建てに敷き込みカーペットを使うメリットを確認しましょう!


一年中、裸足で過ごせる


夏は裸足だけど、冬はスリッパや防寒用の靴下を履かないと寒くて過ごせない……と悩んでいませんか? カーペットなら季節を問わず快適に裸足で過ごせます。

ケガの予防に


カーペットはフローリングと比較すると圧倒的に滑りにくいです。小さいお子さんや高齢者が転倒するような事故が起こっても、衝撃を和らげることができます。

防音性が高まる


カーペットは音を吸収します。二世帯住宅や2階にリビングがあって階下に足音を響かせたくない方、家で楽器を演奏したい方などにもオススメです。

ハウスダストの舞い上がりを抑える


埃の舞い上がりを抑えることで、体内に取り込むハウスダストやダニの死骸を減らすことができるので、ハウスダストアレルギーやダニアレルギーをお持ちの方にオススメ。もちろん、きちんとお掃除をすることが基本です。


敷き込みカーペットのデメリット

カーペットのデメリットと考えられていたポイントの多くが「誤解」でしたが、残念ながらデメリットもあります。

フローリングよりも家具の跡が付きやすい


カーペットは重い家具を置くとクッキリと跡が付いてしまいます。元に戻すことも難しいため、家具の模様替えが好きな方には残念なポイントになってしまいます。


掃除道具の選択肢は減る


モップやフローリングワイパーのような、使い捨ての拭き掃除ができるアイテムが使用できません。基本のお手入れは掃除機をしっかりかけることです。


裸足で過ごせる、転倒やケガの防止として、防音として、ハウスダスト対策にとなる「メリット」。家具の跡が付きやすい、きちんと掃除するならスチームクリーナが必要などの「デメリット」の両方しっかり確認し、敷き込みカーペットを選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

>>カーペットのあるお部屋づくり


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります