注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~お庭の照明編~

2024.03.15 地域ライターE
エクステリアで使う照明は、屋外で夜使用することもあり「こんなハズじゃなかった」と家を建ててしばらく経ってから後悔することが出てきます。

家づくり情報サイトieny長期連載「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」シリーズ~お庭の照明編~をお届けします!



明るすぎてご近所迷惑に……

いわゆる閑静な住宅街に住んでいるので、家の前の道は住民のマイカーか宅配の軽トラが時々通る程度。夜になると星がきれいに見えるぐらい周辺は真っ暗。周りの家の電気が消え始めると怖くなるほどです。

土地を購入する際、夜に周辺を歩き「土地は高台にあるから、周辺が暗いのは仕方がない。せめて家の前の道が明るくなるように、外構の明かりはたくさんつけよう」と思い、エクステリア業者さんに「こんなに明るい照明はオフィスや店舗用でしか使わないですよ」と言われましたが、玄関ドアの前、駐車スペース、庭の照明はもちろん、家の前の道路用にタイマーコンセントと照明を設置。遅くに帰ってきても、家の周辺は煌々と明るくて、満足していました。

暮らし始めて1年くらい経ったころ、斜め向かいの奥さんに「お宅の門柱に付いているライトが、我が家のリビングにある“明かり採り”に直撃している。はめ殺し窓で我が家では対処できないから、お宅の照明の角度を変えるか、照明を切るか、暗くしてもらうか、何か対処してもらえませんか」と申し訳なさそうに言われました。

まさか明るすぎてご近所にご迷惑をかけていたとは!! 慌てて業者に頼んで向きと電球を替えてもらいました。広い範囲を明るく照らせばいいってもんじゃないですね。

(Aさん・新規開拓された宅地を購入、注文住宅を建築して3年)



明るすぎて防犯カメラの画像が飛んでしまう

盗難リスクの高いクルマやバイクを所有しているので、セキュリティ対策には力を入れて家を建てました。防犯カメラは死角がないように配置し、センサー付きの照明と留守宅でも外部から操作できるタイマー付き照明を設置しました。設置後、特にトラブルもなかったので、防犯カメラの録画映像をチェックすることなく過ごしていたのですが……。

家を建てて3年後、何度か夜中にセンサーライトが付き、クルマかバイクの気配がしたんです。夜中は人通りがほとんどない住宅地なので違和感があり、防犯カメラの録画を確認することにしたんです。

見てみると照明の光でハレーションを起こし、画像の一部が真っ白になっていることに初めて気が付きました。日中はキレイに録画できているし、真っ暗な夜なら赤外線で録画できているのですが、センサー付きの照明が反応することで映らなくなっていたんです。明るい照明自体は防犯にもなるし、日中は問題ないカメラ位置だし、どうするかとても迷っています。

(Cさん・大手ハウスメーカー分譲住宅を購入後4年)


センサーの感度が安定しない!!

エクステリアのメイン照明は自動センサー式を選びました。電気代も気になるし、照明が付くと「家族が帰宅した」「宅配の人が来た」などが察知できるのでいいなと思って。インターホン前と駐車スペースに設置したのですが、最近困っていることがあって……。

原因がよくわかりませんが、センサーの感度が不安定なんです。すごく離れているのに点灯することもあるし、センサーの真下で感度テストをしても点灯しないこともあるし……。全く点灯しないわけではないので、壊れてないと思うのですが。照明がなくても辺りが見えないわけではないので、修理もせず放置してます。本当はきちんと見てもらった方がいいんでしょうね。

(Bさん・地元工務店で二世帯住宅を建てて5年)



電球が切れていることに気付かなかった

わが家の屋外照明はタイマーで自動的にON・OFFになるので、スイッチで点灯することがあまりないです。子どもは明るいうちに帰宅するし、夫は在宅メインの仕事をしているので暗い時間帯に誰かが帰宅することがなく、屋外の照明を見る機会がありませんでした。

たまたま母が我が家に遊びに来ることがあったのですが、到着が夜になり、インターホンを押そうと思ったら暗くて見えにくかったのでしょう。インターフォンの上にある照明が切れいるからすぐに電球を変えた方がいいと言われ、初めて気がつきました。いつから切れていたのかわかりませんが、これから1年に1回くらいは点検していこうと思っています。

(Dさん・地元工務店で注文住宅建築後8年)


>>エクステリアの照明どう選ぶ?目的や場所別の活用法
>>意外と盲点だらけ!一戸建てのお庭の照明計画

室内照明が配線や取り付け位置によって費用や手間、発注するタイミングが大きく変わることは知られていますが、屋外照明も同じです。しかし、モデルハウスの営業時間内では夜間の屋外照明を確認することができず、後回しになりがちです。

さまざまな住宅地、これから家を建てる住宅街をあえて夜に歩き、さまざまな実例をご自身の目で見てしっかりイメージできるように準備をしてくださいね!


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この記事を書いた人

地域ライターE

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建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります