簡単!風水インテリアvol.2 家で最も大切なのは玄関!幸せをたくさん呼び込もう
風水インテリアアドバイザーの谷口令さんに、今すぐ簡単にできる風水インテリアについてお伺いする風水シリーズ、第一回「リビング」編に続く第二回目は「玄関」編です。谷口令さんによれば、玄関は風水においてとても重要な場所なのだそうです。自分の家の玄関は慣れてしまって何も感じないかもしれませんが、よその家に行くと「暗い雰囲気だなあ」「あれ、何か匂う?」「ものが多いな」なんて気づくこと、ありませんか。今回は玄関の風水アドバイスについて聞きました。
もしかしてうちの玄関、“方角”が悪いかも……!?
風水にこれまで関心がなかった方も、玄関は方角が大事だという話をどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。特に自分で家を建てた経験がある、これから建てようと思っている方は気になるところです。
(谷口さん) 「“鬼門”のことですね。住宅メーカーの方もよく気にしていらっしゃいます。鬼門とは、東北60度のこと。昔から伝わる“家相”では、玄関が鬼門の方角にあるとよくないとされています。しかし、現代の住宅事情は南北に長い土地が多く、北側が道路に面している家は、玄関はどうしても北か西北、または東北になってしまいます。回り込んで東や東南に玄関を作っている家や店を見かけますが、無理やり感があり調和してないように感じますね。“ザ・風水!”という感じの家は返って落ち着かない。家相や風水は隠し味のようなもの。暮らす人が気持ちよいと感じることが大切。それに、時代に合わせて家相術も変化しています。無理に昔の家相に当てはめず、周りや自然と調和する住まいづくりをめざしましょう。」
あまりカタく考えなくてもいいようですね。とはいえ、やはり風水においてお家の中で一番大切な場所は「玄関」であることは間違いないようです。
(谷口さん) 「風水学ではほとんどの気は玄関から入ってきます。すなわち玄関はお家全体に運をもたらす大切な空間。それだけに快適な雰囲気づくりを心がけましょう。何よりも大切なことは、明るく、清潔で、きれいであることです。」
余計なものは置かない・とがったものを避ける
玄関において何よりも大切なのは、入ってくる気の流れの邪魔をするようなものは置かないことなのだそうです。靴がごちゃごちゃと出しっぱなしの玄関になっていませんか?
(谷口さん) 「帰宅したら、靴はしまってシューズボックスに収納するのが理想です。人の体の不要なものは足裏から出て行きますから、シューズボックスはこまめにお掃除して清潔に。消臭にはポプリや竹炭など自然素材のもので。季節のお花やグリーンも素敵に飾りたいですね。」
油断しているとついつい余計なものを置いてしまいがちな玄関。目が慣れてしまうと、気にならなくなってしまうんですよね。
(谷口さん) 「上の写真の状態では気の流れを遮断してしまい残念。この2つの荷物を片づけると、気がどんどん飛び込んでくる“幸せ玄関”に変身します。また、玄関のドアの周りには鋭い、尖ったものは置かないこと。ある歯医者さんはドアの扉に刃物のようなライトが2個ついていました。そのクリニックはすぐになくなっていました。」
工夫次第で明るく、広々とした玄関に
(谷口さん) 「窓のない玄関は照明をうまく使ってプラスの気を思いっきり引き込みましょう。たとえば玄関の中だけではなく外にもステキなライトをつけるといいですよ。蛍光灯色ではなく白熱色がおすすめ。また、ロビーのような少し広い場所があるとたくさんの陽の気があふれてきます。狭い玄関の場合は、左右どちらかに鏡を配置し広く見せる工夫を。ただし、ドアの真正面に鏡を置くのは避けましょう。真正面にあると、せっかくよい気が入ってきても反射して外に出ていってしまいますよ。」また、玄関の内側だけでなく、外側にも明るくて広い空間があると、気をためることができるそうです。また、玄関ドアも大切。大きな力強いドアは、強い気を家の中に引っ張る役目を果たすとのこと。そうでないドアの場合はお掃除をしていつもきれいに。
「風水を意識することは、自分の暮らしや人生を考えること。」と谷口さんは言います。玄関に気を配り、一日一日を楽しく過ごしましょう。
次回は「簡単!風水インテリア3 子ども部屋&寝室で人生が変わる!」に続きます!
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