インテリアに影響大! 実はたくさんある天井の種類
家の外観にもインテリアにも影響大なのに、意外と「設計士さんにお任せします」になりがちな「一戸建ての天井」について、実は結構たくさんの種類があることをご存じですか?

ハウスメーカーや建築事務所の設計士さんとの打ち合わせのときに理解しておきたい代表的な「天井の種類」について、それぞれのイメージとメリット・デメリットがわかるように6種類の天井の種類を紹介します!

最も一般的な天井が平天井(ひらてんじょう)です。床に対して平行にまっすぐ平らに貼られている天井を指します。天井の素材や壁との淵のデザインによって和風にも洋風にも現代風にもアレンジできます。天井用のパネルや化粧板の種類も豊富で、コストを抑えつつ選ぶ楽しみがあるというメリットも。
天井高が制限ギリギリの高さしか確保できないような場合、圧迫感や窮屈な印象を受けたり、設置できる照明に制限が出たりすることもありますが、基本的にはデメリットが少ないスタイルです。
なお、一般的な形でありつつ、格式高い意匠を施すこともできます。寺社やお城などの格式高い部屋にある格天井(ごうてんじょう)は、格子状に木材を組んで意匠とする天井で平天井のなかでも伝統的な天井様式です。

勾配天井(こうばいてんじょう)とは、切妻屋根(きりづまやね)や片流れ屋根(かたながれやね)のような斜めにかけられた屋根の形にそって傾いている天井をいいます。建物制限斜線規制などで建築物の高さに一部制限がある都市部の建物や、屋根裏部屋、ロフト部分など建物最上階でよく使われます。
上下の空間に変化が出て、開放感が出るのが大きなメリット。また、部屋の向きによっては採光がとりやすく、明るい部屋になり、周辺の視線を気にすることなく景色を楽しむことができます。天井の高い位置と低い位置にそれぞれ窓を取り付ければ風通しがよくなり、匂いや高い温度がこもらなくなるのも魅力です。
デメリットは断熱をしっかり行わないと、屋根が近いぶん外気温の影響をうけやすくなることです。

下がり天井は、天井の一部に段差をつけて下げたデザインを用いた天井スタイルです。多くの場合下げた天井部分の素材や色味に変化をつけたり、照明を切り替えたりして空間の印象を自然に区切る役割を果たします。
視界にも大きな面積を占めることになり、デザイン性は非常に高いため高級感やインテリアの演出には非常に有効というメリットがあります。一方、下がり天井の仕上げ方によっては積もる埃の掃除に手間がかかること、コストがかかることが挙げられます。

折り上げ天井とは、天井の中央部分が一部高くなるように凹ませる形の天井です。先ほどご紹介した下がり天井の逆バージョンです。
できるだけ天井高をあげたいけれど2階の天井高との兼ね合いで全体を高くするのは難しい……といった場合に、照明や配線に干渉しない形で一部分を折り上げるだけで、開放感がうまれます。
また、メリットはその形状を自由に設計しやすいこと。たとえばリビングの上部に楕円形の折り上げ天井を配置すれば柔らかな雰囲気を演出できます。デメリットは下がり天井と同じく、埃の掃除の手間とコストの問題です。折り上げ天井と下がり天井で悩む方はコストについても確認しておきましょう。

船底天井は、天井の中央部がいちばん高く、壁に近づくほど緩やかに傾斜する三角屋根のような形状の天井です。これまでご紹介した4パターンの天井は現代の家づくりでもよく活用されますが、船底天井は基本的に和風建築のスタイルです。
和風スタイㇽの印象を強く感じさせたい場合は映えます。デメリットは一般的な天井スタイルではないため、材料や職人の手配も含めてコストがかさみがちなことです。
意匠性がさらに高くなりますが、一般的な戸建て住宅ではもちろんあまり見ることはありません。
このなかで「どんなタイプの天井がよいか、自分ではよくわからない……」「かっこいいなと思うけれど、全体のバランスとしてどうなのかよくわからない」と心配に感じた方も少なくないと思います。
天井の形や天井までの高さを決めるためには、デザイン上の好みや採光などわかりやすいポイントだけでなく、都市計画法で指定された用途地域の規制や建築基準法をクリアする必要があります。
また、高さや幅など、一般的に流通している建築部材が使いにくいサイズにこだわってしまうと、当然建築費が高騰することに。
デザイン的な好みの希望は伝えつつ、何を優先するのかしっかりと設計士さんと話し合いをしてくださいね!
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ハウスメーカーや建築事務所の設計士さんとの打ち合わせのときに理解しておきたい代表的な「天井の種類」について、それぞれのイメージとメリット・デメリットがわかるように6種類の天井の種類を紹介します!
平天井

最も一般的な天井が平天井(ひらてんじょう)です。床に対して平行にまっすぐ平らに貼られている天井を指します。天井の素材や壁との淵のデザインによって和風にも洋風にも現代風にもアレンジできます。天井用のパネルや化粧板の種類も豊富で、コストを抑えつつ選ぶ楽しみがあるというメリットも。
天井高が制限ギリギリの高さしか確保できないような場合、圧迫感や窮屈な印象を受けたり、設置できる照明に制限が出たりすることもありますが、基本的にはデメリットが少ないスタイルです。
なお、一般的な形でありつつ、格式高い意匠を施すこともできます。寺社やお城などの格式高い部屋にある格天井(ごうてんじょう)は、格子状に木材を組んで意匠とする天井で平天井のなかでも伝統的な天井様式です。
勾配天井

勾配天井(こうばいてんじょう)とは、切妻屋根(きりづまやね)や片流れ屋根(かたながれやね)のような斜めにかけられた屋根の形にそって傾いている天井をいいます。建物制限斜線規制などで建築物の高さに一部制限がある都市部の建物や、屋根裏部屋、ロフト部分など建物最上階でよく使われます。
上下の空間に変化が出て、開放感が出るのが大きなメリット。また、部屋の向きによっては採光がとりやすく、明るい部屋になり、周辺の視線を気にすることなく景色を楽しむことができます。天井の高い位置と低い位置にそれぞれ窓を取り付ければ風通しがよくなり、匂いや高い温度がこもらなくなるのも魅力です。
デメリットは断熱をしっかり行わないと、屋根が近いぶん外気温の影響をうけやすくなることです。
下がり天井

下がり天井は、天井の一部に段差をつけて下げたデザインを用いた天井スタイルです。多くの場合下げた天井部分の素材や色味に変化をつけたり、照明を切り替えたりして空間の印象を自然に区切る役割を果たします。
視界にも大きな面積を占めることになり、デザイン性は非常に高いため高級感やインテリアの演出には非常に有効というメリットがあります。一方、下がり天井の仕上げ方によっては積もる埃の掃除に手間がかかること、コストがかかることが挙げられます。
折り上げ天井

折り上げ天井とは、天井の中央部分が一部高くなるように凹ませる形の天井です。先ほどご紹介した下がり天井の逆バージョンです。
できるだけ天井高をあげたいけれど2階の天井高との兼ね合いで全体を高くするのは難しい……といった場合に、照明や配線に干渉しない形で一部分を折り上げるだけで、開放感がうまれます。
また、メリットはその形状を自由に設計しやすいこと。たとえばリビングの上部に楕円形の折り上げ天井を配置すれば柔らかな雰囲気を演出できます。デメリットは下がり天井と同じく、埃の掃除の手間とコストの問題です。折り上げ天井と下がり天井で悩む方はコストについても確認しておきましょう。
船底天井

船底天井は、天井の中央部がいちばん高く、壁に近づくほど緩やかに傾斜する三角屋根のような形状の天井です。これまでご紹介した4パターンの天井は現代の家づくりでもよく活用されますが、船底天井は基本的に和風建築のスタイルです。
和風スタイㇽの印象を強く感じさせたい場合は映えます。デメリットは一般的な天井スタイルではないため、材料や職人の手配も含めてコストがかさみがちなことです。
掛け込み天井
掛け込み天井も船底天井と同じく、日本の昔ながらの天井スタイルです。屋根から庇(ひさし)を出し、その庇が室内にそのまま続いているような構成の天井です。お茶室などでよく見られます。意匠性がさらに高くなりますが、一般的な戸建て住宅ではもちろんあまり見ることはありません。
天井のスタイルで迷ったら
初めて知るタイプの天井もあったのではないでしょうか?このなかで「どんなタイプの天井がよいか、自分ではよくわからない……」「かっこいいなと思うけれど、全体のバランスとしてどうなのかよくわからない」と心配に感じた方も少なくないと思います。
天井の形や天井までの高さを決めるためには、デザイン上の好みや採光などわかりやすいポイントだけでなく、都市計画法で指定された用途地域の規制や建築基準法をクリアする必要があります。
また、高さや幅など、一般的に流通している建築部材が使いにくいサイズにこだわってしまうと、当然建築費が高騰することに。
デザイン的な好みの希望は伝えつつ、何を優先するのかしっかりと設計士さんと話し合いをしてくださいね!
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