愛猫がのびのび暮らせるプラン～新築住宅に今、入れたいオプション10選【連載第3回】

今、新築住宅に必要な設備や仕様とは？

住宅を取り巻く環境は、大きく変わりつつあります。災害対策や防犯に対する対応、太陽光発電の普及、IoT技術の進歩や電気自動車の登場などこれまで以上に多くの要因を考える必要があります。

また、住まう人の暮らし方や、趣味など家での楽しみ方ももちろんさまざま。そんな今求められている新築住宅の機能を、ハウスメーカー・アイダ設計ではオプションパックとして展開しています。

この連載では、今オススメのオプション10選をご紹介。3回目では、愛猫との暮らしをより快適にしたいオーナーさん必見の情報をお届けします。

愛猫との暮らし、人も猫も幸福に暮らすためには

 一般社団法人ペットフード協会が、2022年12月に発表した「2022（令和4）年全国犬猫飼育実態調査 結果」によると、ネコの全国推計飼育頭数は883万7千頭（外猫の数は含まない）。世帯飼育率は、8.63%と前年調査結果のほぼ横ばいとなっています。

同調査では、ネコを飼育した際の影響として「気持ちが明るくなった（同居する子どもへの影響）」「心穏やかに過ごせる日が増えた（同居する両親への影響）」といった内容が上位にあげられており、ネコとの暮らしが人に安らぎを与えてくれていることが分かります。

それでは、私たちに幸せを運んでくれるネコとの暮らしのために、飼い主ができることとは何でしょうか。通称“猫専門建築士”として活躍する一級建築士の清水満さんによると、取り入れるとネコが喜ぶ住宅設備は「キャットウォーク・キャットステップ」だそうです。

「ネコはイヌのように床だけではなく上下左右3Dで活動し、テリトリーの確認で生活空間を回遊する動物です。そのため、キャットウォーク・キャットステップを設置してあげると喜びますよ。」
（愛猫と暮らす家づくり～注文住宅でとりいれるべきは何？ より）

ただ設置すればよいわけではなく、設置しても使ってくれないこともあるそうです。「キャットウォークの途中に『窓から外の景色が見える』『飼い主の様子が観察できる』『身を隠せるボックスを設置する』など“好奇心が満たされる” “安心できる・安全な場所がある”という仕掛けをつくることがポイントです」と清水さん。

ネコの習性を知り、ネコの気持ちになって住まいを考えることがとても大切なのですね。

愛猫との快適な暮らしコンセプトパック

では、人も愛猫にとっても快適な住環境にするため、オススメの住宅設備オプションパックをご紹介します。愛猫との暮らしのために3つのオプションをセットにした、愛猫家向けの特別なパックです。

［1］愛猫が自由に出入りできるペット用ドア

1つ目のセット内容は、愛猫が自由に出入りできる「くぐり戸付きの室内ドア」です。エアコンの冷房を活用する夏や暖房を使用する寒い冬は、ネコの出入りのために部屋のドアを開け放しにするのは現実的ではありません。とはいえ、出入りしたがるたびに人がドアを開閉するのは避けたいところ。

そこで、ネコのためにも飼い主のためにもぜひ導入したいのが、自由に出入りできるペット用くぐり戸のついた室内ドア。当オプションパックのペット用ドアは、猫用のくぐり戸が2つに折れるタイプなので押しやすく、ペットにやさしい構造になっています。

ドアのデザインは、窓アリ・窓ナシの2タイプ、くぐり戸は縦木目7種のカラーバリエーションから選べます。

［2］すべりにくく汚れに強いフローリング

2つ目は、トップコートに強靭な塗装を施した「すべりにくいフローリング」です。水や汚れが染み込みにくい床材で、エサや水こぼしのお掃除も楽々。

床暖房フロアとして使用可能で、各種細菌の増殖を抑制する抗菌対応なのもうれしいポイント。6種類のカラーバリエーションから選べます。

［3］運動解消に役立つ遊び場

3つ目は、キャットウォーク、キャットステップである「ねこステップ・ねこルート+ねこBOX」。

高い場所に登れるステップはもちろん、ねこ同士がすれ違うことできる幅があるねこルートには、安心な隠れ場となり、部屋の中を覗き見られるねこBOXがついています。

［4］ニオイ対策バッチリのトイレスペース付き収納

下段は愛猫のトイレスペース、上段が収納となるスペース。
トレイ格納スペースには、気になるニオイを抑えるふたつの仕掛けが。
ひとつは下段は背面の壁が消臭・調湿効果のあるタイル「エコカラットプラス」となっていること。

さらには下段上部に、天井埋め込み型ナノイー発生機「air-e（エアイー）」を取り付けていること。ナノイーで消臭効果がさらに増します。
この工夫で、ニオイを抑えたトイレスペースが作れますよ！

災害時の備えも万全に

近年、自然災害が多発しその激甚化も心配されています。平常時だけでなく、非常時のネコとの暮らしもしっかりと考えおくことが大切です。災害時、住まいの倒壊などの危険がなければ、いつもの環境で暮らせる「在宅避難」という選択もあります。

清水さんによると「家の中に日頃からネコが隠れられる場所を作っておくと、いざという時にも安心」なのだそう。愛猫にとって“ここなら安心”というスペースを作っておくといいでしょう。


人にもネコにも優しい住まいづくりは、飼い主の生活スタイル＆リズムそして愛猫の性格や運動能力の把握をすることです。人だけでなく、ペットの性格や好みを理解して家づくりに活かしましょう！

今後もこの連載では、新築住宅の導入にオススメのオプションを紹介していきます。 オプションパックは、ハウスメーカー・アイダ設計の注文・分譲住宅に追加することが可能です。

アイダ設計のオプションパック「ペットと楽しい暮らし」についてのお問い合わせはこちらからどうぞ！


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