「猫トンネル」開通でネコ大喜び!〜DIYで進化する“無重力猫ミルコ”のお家
猫と人が共に暮らしやすい家を目指して、日々進化していく中川さんのお家。
今回は、室内飼いの猫たちが家の中を楽しく走り回れるように設置した「猫トンネル」の作り方をご紹介いただきました!
実際に壁に穴を開けるとなると、相当な勇気が必要ですよね……失敗しないためのコツを学んでいきましょう!
室内飼いの猫たちに外で遊ぶのと同じように家の中を楽しく走り回ってほしい。そう思った夫が、「吹き抜けの壁に穴あけようか。2階の寝室に通じる猫たちの専用の道ができるよ」と言い出したのがきっかけです。


トンネルを作る前は、猫たちが走るとすぐに行き止まり(壁)になっていました。でもトンネルを通れば猫たちは立ち止まることなく、1階と2階をぐるぐる走り回れます。また階段を使わなくても2階に行くことができるので、急な来客時には人見知りの猫の避難ルートとしても大活躍。
限りある空間で出来るだけ猫たちの遊び場を広げたい。そんな思いから作った猫トンネルは今では5つになりました。

それらのトンネルで猫たちが遊ぶ様子をSNSに公開すると「どうやって作るの? 」と問い合わせをいただきました。
そこで今回は、作り方をご紹介したいと思います。なお動画(YouTube)も公開しているので、そちらもご覧ください。
猫たちに大好評のトンネルですが、大事なポイントは「トンネルを作る場所」です。
わが家のように自分で作る場合はもちろんですが、業者に依頼する場合でも、最初に考えるべき大切なことになります。どことどこを繋げると猫の行動範囲が広がるのか、場所によって猫の反応は変わります。下記のイメージ図を参考に、どこに作れば猫が喜ぶか想像してみてください。
イメージ図 1
「猫トンネル」を増やしていくと、どんどん猫の導線が広がる。

イメージ図2
吹き抜けの壁に「猫トンネル」を作り、その下に猫が飛び移れる家具を置くと、猫は1階と2階をぐるぐると走り回れる。

トンネルを作りたい場所が決まったら、その壁の中で柱や配線などがなく空洞になっている箇所を見つけます。通常の家は壁(石膏ボード)の中に45cm間隔で間柱が入っているので、間柱の位置を下地センサーで調べ、間柱の間に穴を開ける必要があります。
コンセントやスイッチの上や下には大体配線が入っているので穴は開けられません。配線は下地センサーで検知できない場合があるので、施工業者に確認することをオススメします。
出入り口には木枠をつけます。木枠は、後ほど登場する「塩ビパイプ」を壁に固定するためのもの。またトンネルの見た目を決める役割もあるので、部屋の雰囲気に合わせてデザインしましょう。
今回は、シンプルな正方形でブラウンのデザインで作りました。

木枠となる木材に通路に使用する「塩ビパイプ」の内径と同サイズの円を下書きし、丸く穴を開けます。我が家で使用した塩ビパイプは内径15cm。このサイズで猫が通れる? と心配に思われる方もいるかもしれませんが、大丈夫。シャンプーした時に、ひと回り以上小さく見える姿を想像してください。通常の猫ちゃんなら十分通りぬけ可能です。

木材を丸く切り抜くには下書きの線の内側の適当な場所にドリルなどで穴を開け、その穴に糸ノコの刃を通し、線に沿って切っていきます。穴が切り抜ければ、木材を磨いて塗装すれば枠の完成です。

2で探した壁の空洞に穴を開けていきます。穴を開けるときに注意することは、手前と奥の穴がずれないようにすること。
そのために、まず手前の穴の中心に印をつけ、その穴に真っ直ぐな長い棒(今回はバーベキュー用の鉄串を使用)を刺し、垂直になっていることを確認して奥の壁まで貫通させます。奥の壁は貫通した穴を中心にして円を描きます。そして両側とも円に沿って引き廻し鋸で石膏ボードをくり抜き、壁に穴を開けます。
壁に穴が開くと猫が入ってしまう可能性があるので、猫は作業部屋とは別の部屋にいてもらいましょう。

壁に穴が開いたら壁の厚みを測り、厚みに合わせて塩ビパイプを切ります。

そして、塩ビパイプを壁に通し、木工用ボンドを付けた木枠を出入り口に貼って、ボンドが乾けば完成です。

たとえば「登り棒(木登り式キャットタワー)」は、毎日のようにバリバリ登る子とあまり登らない子。好みが分かれます。でも、それも個性。それはそれでよいと思っていますが、「猫トンネル」は万人受け(万猫受け)するようです。
トンネルは通路として使う以外にも「休憩所」になったり「遊び場」になったりします。細い道を通り抜ける体験は猫たちの好奇心を刺激するようで、本能的に穴に入りたくなるようです。
室内飼いの猫たちは外敵から逃げたり、獲物を探したり、追いかけたりする必要もありません。そのため運動不足になりがちです。家の中という安全な場所で出来るだけ自由に動ける環境を作ってあげること。それが猫の幸せに繋がるのではないでしょうか。


【連載バックナンバーはこちら】猫と人が心地よく暮らす中川さんの家づくり
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今回は、室内飼いの猫たちが家の中を楽しく走り回れるように設置した「猫トンネル」の作り方をご紹介いただきました!
実際に壁に穴を開けるとなると、相当な勇気が必要ですよね……失敗しないためのコツを学んでいきましょう!
壁の中を猫がスルスル通りぬけ
「猫トンネル」とは壁に穴を開けて作った猫専用通路のこと。初めて作ったのは今から5年前。室内飼いの猫たちに外で遊ぶのと同じように家の中を楽しく走り回ってほしい。そう思った夫が、「吹き抜けの壁に穴あけようか。2階の寝室に通じる猫たちの専用の道ができるよ」と言い出したのがきっかけです。

壁に穴を開けて作った猫トンネル

吹き抜けの壁に作った猫トンネル
トンネルを作る前は、猫たちが走るとすぐに行き止まり(壁)になっていました。でもトンネルを通れば猫たちは立ち止まることなく、1階と2階をぐるぐる走り回れます。また階段を使わなくても2階に行くことができるので、急な来客時には人見知りの猫の避難ルートとしても大活躍。
限りある空間で出来るだけ猫たちの遊び場を広げたい。そんな思いから作った猫トンネルは今では5つになりました。

食器棚の壁の上に作った猫トンネル
それらのトンネルで猫たちが遊ぶ様子をSNSに公開すると「どうやって作るの? 」と問い合わせをいただきました。
そこで今回は、作り方をご紹介したいと思います。なお動画(YouTube)も公開しているので、そちらもご覧ください。
引用:【DIY】「猫トンネル」開通でネコ大喜び!作り方も紹介します - YouTube
「猫トンネル」の作り方
1. 設置場所を決める
猫たちに大好評のトンネルですが、大事なポイントは「トンネルを作る場所」です。
わが家のように自分で作る場合はもちろんですが、業者に依頼する場合でも、最初に考えるべき大切なことになります。どことどこを繋げると猫の行動範囲が広がるのか、場所によって猫の反応は変わります。下記のイメージ図を参考に、どこに作れば猫が喜ぶか想像してみてください。
イメージ図 1
「猫トンネル」を増やしていくと、どんどん猫の導線が広がる。

イメージ図2
吹き抜けの壁に「猫トンネル」を作り、その下に猫が飛び移れる家具を置くと、猫は1階と2階をぐるぐると走り回れる。

2. 壁の中の空洞箇所を探す
トンネルを作りたい場所が決まったら、その壁の中で柱や配線などがなく空洞になっている箇所を見つけます。通常の家は壁(石膏ボード)の中に45cm間隔で間柱が入っているので、間柱の位置を下地センサーで調べ、間柱の間に穴を開ける必要があります。
コンセントやスイッチの上や下には大体配線が入っているので穴は開けられません。配線は下地センサーで検知できない場合があるので、施工業者に確認することをオススメします。
3. 出入り口の木枠を作る
出入り口には木枠をつけます。木枠は、後ほど登場する「塩ビパイプ」を壁に固定するためのもの。またトンネルの見た目を決める役割もあるので、部屋の雰囲気に合わせてデザインしましょう。
今回は、シンプルな正方形でブラウンのデザインで作りました。

木材に丸い穴を開けて木枠を作ります
木枠となる木材に通路に使用する「塩ビパイプ」の内径と同サイズの円を下書きし、丸く穴を開けます。我が家で使用した塩ビパイプは内径15cm。このサイズで猫が通れる? と心配に思われる方もいるかもしれませんが、大丈夫。シャンプーした時に、ひと回り以上小さく見える姿を想像してください。通常の猫ちゃんなら十分通りぬけ可能です。

猫トンネルに使用した内径15cmの塩ビパイプ
木材を丸く切り抜くには下書きの線の内側の適当な場所にドリルなどで穴を開け、その穴に糸ノコの刃を通し、線に沿って切っていきます。穴が切り抜ければ、木材を磨いて塗装すれば枠の完成です。

木材を丸く切り抜くには糸ノコの刃を通して切っていく
4.穴を開ける
2で探した壁の空洞に穴を開けていきます。穴を開けるときに注意することは、手前と奥の穴がずれないようにすること。
そのために、まず手前の穴の中心に印をつけ、その穴に真っ直ぐな長い棒(今回はバーベキュー用の鉄串を使用)を刺し、垂直になっていることを確認して奥の壁まで貫通させます。奥の壁は貫通した穴を中心にして円を描きます。そして両側とも円に沿って引き廻し鋸で石膏ボードをくり抜き、壁に穴を開けます。
壁に穴が開くと猫が入ってしまう可能性があるので、猫は作業部屋とは別の部屋にいてもらいましょう。

穴の中心に真っ直ぐな長い棒を通し貫通させる
5. 設置
壁に穴が開いたら壁の厚みを測り、厚みに合わせて塩ビパイプを切ります。

壁の厚みを測る
そして、塩ビパイプを壁に通し、木工用ボンドを付けた木枠を出入り口に貼って、ボンドが乾けば完成です。

出入り口に木枠を貼る
「猫トンネル」をオススメする理由
わが家はこれまでいろんな猫遊具を作ってきました。でも5匹全員が遊ぶものとそうでないものがありました。たとえば「登り棒(木登り式キャットタワー)」は、毎日のようにバリバリ登る子とあまり登らない子。好みが分かれます。でも、それも個性。それはそれでよいと思っていますが、「猫トンネル」は万人受け(万猫受け)するようです。
トンネルは通路として使う以外にも「休憩所」になったり「遊び場」になったりします。細い道を通り抜ける体験は猫たちの好奇心を刺激するようで、本能的に穴に入りたくなるようです。
室内飼いの猫たちは外敵から逃げたり、獲物を探したり、追いかけたりする必要もありません。そのため運動不足になりがちです。家の中という安全な場所で出来るだけ自由に動ける環境を作ってあげること。それが猫の幸せに繋がるのではないでしょうか。

トンネルで休憩

頭隠して尻隠さず状態
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ペットも人も“心地いい”家づくりを実現
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