ネコがバリバリのぼる！ 心臓破りの「登り坂」できました！〜DIYで進化する“無重力猫ミルコ”のお家

5匹の猫と暮らす中川さんご夫婦。

猫と人が暮らしやすい家を目指して、DIYで日々進化中です。


今回ご紹介いただくのは、新たに手作りしたという「 心臓破りの『登り坂』」。

のんびり過ごす猫たちが運動不足にならないようにDIYしたのだそうです。

これまでさまざまなDIYをしてきたからこその中川さんの工夫とは？ ミルコたちの写真たっぷりで、ご紹介いただきます！

楽しく遊んで、猫の運動不足解消！

1日中家の中で過ごす猫たち。のんびり過ごす姿はなんとも愛らしいのですが、ゴロゴロと寝てばかりでは運動不足になってしまいます。

猫が健康的に過ごすには、適度な運動ができるスペースを作ってあげることも大事です。

わが家では室内飼いの猫たちが楽しく過ごせるため、これまで「キャットタワー」や「猫トンネル」など、さまざまな猫の遊び場を作ってきました。

そして今回新たに完成したのが、心臓破りの「登り坂」です。これはロープを巻き付けた板（急斜面）を猫が駆け上がって遊ぶ遊具です。


これを作ったきっかけは、以前作った「登り棒（キャットタワー）」が猫たちに大人気だから。「登り棒」は木登り気分が味わえる遊具です。丸い筒（塩ビパイプ）にロープを巻いて作りました。だから同じように登って遊べるものを作れば、猫たちはきっと楽しんでくれると思いました。

オシャレで安全な猫遊具を作るコツ

「登り板」に巻いたロープは、以前作った「登り棒」と同じように白いロープを染色しています。異なる点は「登り棒」は「ビニロン」と「麻」の2種類の異なる材質を使用しましたが、今回はビニロン1種類で巻いたことです。

なぜならビニロンは麻と比較して安価。また猫が爪を立てて遊ぶと、麻はすぐに毛羽立つのに対し、ビニロンは毛羽立ちがほとんどなくキレイな状態を保てます。

猫的には爪が立てやすい方がいいのかもしれません。猫に「どちらの材質が好きなのか」と直接聞くことは出来ませんが、どちらの材質でも登ってくれました。

ロープの染め方は簡単。好みの色の「水性ステイン」を水で薄め、約1週間つけて、乾かします。「登り坂」に使用したロープは「メイプル」という色で50倍に薄めると、くすみイエロー色に染まりました。染色はロープを巻いて「猫の爪とぎ」を作りたい人にもオススメです。オリジナル色のロープができるので、きっとオシャレな「爪とぎ」ができます。


ロープがずれるのを抑えるため、所々にビスを打ちながら巻いています。「スリムビス」を使い、深く打ち込めばビスのアタマがロープに隠れるので、猫にも人にも安全です。


「作り方」や「猫たちが遊ぶ様子」はYouTubeに公開しているので是非ご覧ください。

登り方にも個性あり！ バリバリ登る猫アスリート

完成にした「登り坂」に真っ先に登ったのはレオンでした。レオンは今年で9歳（人間でいうと50代）ですが、スルスルと一気に駆け上がり、スポーツクライミング選手のような登りを見せてくれました。


次に興味を示したのがミルコです。少しぽっちゃり体型のせいか、レオンのようにスルスルとは登れません。でも両腕を広げ、しっかり板を掴み、まるで中に人でも入っているようなフォームで頂上を目指していました。

うしおとロッケはどうやって登るのか？ コツが掴めないようでした。でもオモチャを使い、上へ上へと誘導していると、次第に登り方をマスターしたようです。



最も驚いたのはわが家で唯一の女の子・ピーチが登ったことです。

実はピーチ、以前作った「登り棒」に興味がなく、一度も登ったことがありません。他の猫たちが「登り棒」で遊んでいる姿を見ても知らん顔。少し寂しい気もしますが、猫も遊び方に好みがあって当たり前。それも個性と思っていました。でも予想外の登りを見せてくれ、これは嬉しい驚きでした。


同じ猫遊具でも猫によって遊び方（登り方）は違う。同じような猫遊具でもちょっとの違いで反応が変わる。

猫ってほんとに面白くて、可愛いなと思います。

【連載バックナンバーはこちら】猫と人が心地よく暮らす中川さんの家づくり

猫と暮らす家づくりを考えている方にピッタリな【アイダ設計 ペットと暮らす家】はリーズナブルにペットと暮らすための注文住宅を実現します！