一戸建てのアンペア数契約とブレーカーを落とさない配線を考えよう!
炊飯器でご飯を炊いている間に、電気圧力鍋で煮物を作って、電子レンジで野菜の下茹でをする……というように、便利な調理家電の登場によって、たくさん電気を使う場面が増えているというご家庭が増えていると思います。
しかし、そうなると気になるのが「ブレーカー」のこと。ブレーカーが落ちてしまうから、時短目的に導入したはずの家電が一つずつでしか使えない! 結局不便になっている気がするという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく新築一戸建てを建てるなら、便利な調理家電をフル活用したい!
契約するアンペア数や、ブレーカーを落とさずに、安全に電気を利用するためのポイントを紹介します!
そもそも、なぜ電気をたくさん使うとブレーカーが落ちるのか、その仕組みを確認しておきましょう。
電気は、電力会社の電線から各戸の「分電盤」に流れます。この「分電盤」から、室内の各コンセントへ電気が供給され、この分電盤によって家のなかで設定した各エリアへの回路に仕分けされます。
分電盤にはこの「電気の仕分け」の他に2つの役割があります。1つは漏電の感知と遮断、もう1つが既定の電流を超えたときの感知と遮断です。
この「既定の電流が超えたとき」に電気が使えなくなる状態が、いわゆる「ブレーカーが落ちた」状態。
たとえば、家庭用コンセントで1つのコンセントから利用できるのは「1500w(15A)」までと決まっています。これ以上の電気を使うのは配線や器具がショートして故障する恐れがあります。故障を防ぐために、いくつかのコンセントをまとめて1つのブレーカーが管理します。このブレーカーの容量を超えたとき、その回路ブレーカーだけが電流を強制的に止めます。
家全体の電気がすべて使えなくなるわけではなく、使いすぎた回路のブレーカーだけが落ちる仕組みです。
このスマートメーターには契約回路全体の電流を管理する安全ブレーカーが内蔵されており、旧来のアナログメーターのように分電盤を開けて手動でブレーカーを上げる必要がなく、10秒~2分程度で自動復旧する仕組みになっています。
一般的に高いところに設置されている分電盤を開けるために踏み台を持ち出す手間はなくなりましたが、強制的に電気が遮断されることは電気機器にとってもよいことではありませんし、できるだけ避けたいところ。
また、10秒程度で復旧するため、電気容量オーバーであることに気がつかないケースもあるようです。復旧後同じように電気を使い、再度電気容量を超え、ブレーカーが落ちるということが繰り返されると、スマートメーターの自動復旧が止まり停電したままの状態になります。その場合は契約の電気会社に連絡の上、復旧の手続きが必要になります。「スイッチを入れたはずなのに消えている……? 」ということが続いたときは、電気容量の大きな家電の同時使用をしていなかったか確認してみましょう。
ブレーカーを落とさないために必要なのは「1つのブレーカーに偏らせない家電の配線計画」です。
特に注意が必要なのはキッチン家電。家電一つひとつに必要な電気容量が大きく、使いたいタイミングも重なるうえ、キッチンボードなどに並べておくため同じコンセントにタコ足でつなげてしまうケースも珍しくありません。キッチンは、回路用ブレーカーが落ちる可能性が高い場所となります。
ではどのようなキッチン家電がどれくらいの電気容量を必要とするか、確認してみましょう。
一般的なブレーカーは1つ20A。この場合、1つのブレーカーに対して計算上2000wまで使うことができます。
そして、家全体で利用できるワット数は契約アンペア数によって異なります。
一般家庭用で選べるアンペア数は、「10~60A」。同時に使えるワット数は以下の通りとなります。
消費電力が大きな家電を複数同時に使いたいという場合には、同じ回路のコンセントに集中しなくてはいけません。あらかじめ、回路を分ける必要があります。
以前、ienyでもご紹介した、ホットクックなどの電気調理器を複数使いたい! という場合や、コーヒーメーカーとトースターと電子レンジ、朝の忙しい時間は同時に使えるようにしたい! という方は必ずコンセントと配線について相談しておきましょう。
>>増えていく一方のキッチン家電。みんなはどうやって収納している? アイデア実例集
キッチン家電以外にも、エアコンや掃除機、アイロン、電気カーペットやドライヤーなど、消費電力が大きな家電があります。
「最大でどれくらいの契約アンペアが必要か」を考える際に参考になる「でんきシミュレーション」が東京電力エナジーパートナーのHPでチェックできます。本格的に家づくりを始める前に、チェックしてみましょう!
また、家族の人数や暖房器具を必要とするペットの有無などでも必要なアンペア数は異なります。アンペア数の契約は後から変更することも可能ですが、契約アンペアによって数百円ほど毎月の基本料金が変わることに……。
無駄のない家計管理と不便のない電気利用が両立できる「わが家にちょうどよい契約アンペア」を考えましょう!
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しかし、そうなると気になるのが「ブレーカー」のこと。ブレーカーが落ちてしまうから、時短目的に導入したはずの家電が一つずつでしか使えない! 結局不便になっている気がするという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく新築一戸建てを建てるなら、便利な調理家電をフル活用したい!
契約するアンペア数や、ブレーカーを落とさずに、安全に電気を利用するためのポイントを紹介します!
ブレーカーが落ちるのはなぜ?
そもそも、なぜ電気をたくさん使うとブレーカーが落ちるのか、その仕組みを確認しておきましょう。
電気は、電力会社の電線から各戸の「分電盤」に流れます。この「分電盤」から、室内の各コンセントへ電気が供給され、この分電盤によって家のなかで設定した各エリアへの回路に仕分けされます。
分電盤にはこの「電気の仕分け」の他に2つの役割があります。1つは漏電の感知と遮断、もう1つが既定の電流を超えたときの感知と遮断です。
この「既定の電流が超えたとき」に電気が使えなくなる状態が、いわゆる「ブレーカーが落ちた」状態。
たとえば、家庭用コンセントで1つのコンセントから利用できるのは「1500w(15A)」までと決まっています。これ以上の電気を使うのは配線や器具がショートして故障する恐れがあります。故障を防ぐために、いくつかのコンセントをまとめて1つのブレーカーが管理します。このブレーカーの容量を超えたとき、その回路ブレーカーだけが電流を強制的に止めます。
家全体の電気がすべて使えなくなるわけではなく、使いすぎた回路のブレーカーだけが落ちる仕組みです。
安全ブレーカーを内蔵! スマートメーターでの停電
現在新しく設置される電気メーターはすべて「スマートメーター」と呼ばれる検針不要のタイプです。このスマートメーターには契約回路全体の電流を管理する安全ブレーカーが内蔵されており、旧来のアナログメーターのように分電盤を開けて手動でブレーカーを上げる必要がなく、10秒~2分程度で自動復旧する仕組みになっています。
一般的に高いところに設置されている分電盤を開けるために踏み台を持ち出す手間はなくなりましたが、強制的に電気が遮断されることは電気機器にとってもよいことではありませんし、できるだけ避けたいところ。
また、10秒程度で復旧するため、電気容量オーバーであることに気がつかないケースもあるようです。復旧後同じように電気を使い、再度電気容量を超え、ブレーカーが落ちるということが繰り返されると、スマートメーターの自動復旧が止まり停電したままの状態になります。その場合は契約の電気会社に連絡の上、復旧の手続きが必要になります。「スイッチを入れたはずなのに消えている……? 」ということが続いたときは、電気容量の大きな家電の同時使用をしていなかったか確認してみましょう。
ブレーカーを落とさない! 消費電力が大きい家電の配線計画を立てよう
ブレーカーを落とさないために必要なのは「1つのブレーカーに偏らせない家電の配線計画」です。
特に注意が必要なのはキッチン家電。家電一つひとつに必要な電気容量が大きく、使いたいタイミングも重なるうえ、キッチンボードなどに並べておくため同じコンセントにタコ足でつなげてしまうケースも珍しくありません。キッチンは、回路用ブレーカーが落ちる可能性が高い場所となります。
ではどのようなキッチン家電がどれくらいの電気容量を必要とするか、確認してみましょう。
- 冷蔵庫……250~360w
- 炊飯器……1300w
- 電子レンジ……500~1500w
- 食器洗い乾燥機……700~1300w
- 電気ケトル……700~900w
- オーブントースター……900~1000w
- 電気圧力鍋……700~1200w
- ホットプレート……1200~1400w
一般的なブレーカーは1つ20A。この場合、1つのブレーカーに対して計算上2000wまで使うことができます。
そして、家全体で利用できるワット数は契約アンペア数によって異なります。
一般家庭用で選べるアンペア数は、「10~60A」。同時に使えるワット数は以下の通りとなります。
- 10A……1000w
- 15A……1500w
- 20A……2000w
- 30A……3000w
- 40A……4000w
- 50A……5000w
- 60A……6000w
消費電力が大きな家電を複数同時に使いたいという場合には、同じ回路のコンセントに集中しなくてはいけません。あらかじめ、回路を分ける必要があります。
以前、ienyでもご紹介した、ホットクックなどの電気調理器を複数使いたい! という場合や、コーヒーメーカーとトースターと電子レンジ、朝の忙しい時間は同時に使えるようにしたい! という方は必ずコンセントと配線について相談しておきましょう。
>>増えていく一方のキッチン家電。みんなはどうやって収納している? アイデア実例集
わが家に最適なアンペア契約を結ぶポイント
キッチン家電以外にも、エアコンや掃除機、アイロン、電気カーペットやドライヤーなど、消費電力が大きな家電があります。
「最大でどれくらいの契約アンペアが必要か」を考える際に参考になる「でんきシミュレーション」が東京電力エナジーパートナーのHPでチェックできます。本格的に家づくりを始める前に、チェックしてみましょう!
また、家族の人数や暖房器具を必要とするペットの有無などでも必要なアンペア数は異なります。アンペア数の契約は後から変更することも可能ですが、契約アンペアによって数百円ほど毎月の基本料金が変わることに……。
無駄のない家計管理と不便のない電気利用が両立できる「わが家にちょうどよい契約アンペア」を考えましょう!
>>家に採用してよかった! ストレスフリーな住宅設備【5選】
>>光熱費を抑え、災害時の備えも。発電して家計を支える家『エコハウスプラス』とは?
理想の家づくりを実現するには? プロのアイデアにおまかせ
初めてのことや、決めなくてはいけないことがたくさんある家づくり。せっかく家を建てるなら家事ラクの間取りやたっぷりの収納スペースなど、取り入れたいアイデアはたくさんあるでしょう。しかし、どんなふうに取り入れればいいのか分からないという方も多いはず。そんな家づくり初心者の方にピッタリなのが、今だけ無料プレゼントしているアイダ設計の家づくりのアイデアやヒントがいっぱい詰まったカタログ『プランスタイルブック』。
無料ダウンロードができ、間取り図と写真・解説が付いているので、さらに理想の住まいがイメージしやすくなるはず!申し込みは記事下のフォームから。
メールアドレスの登録だけで、カンタンにカタログのダウンロードができます。完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。
お問い合わせやご相談は無料。ぜひこちらからお気軽にご相談ください。
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