戸建ての庭に、ゼロから造る家庭菜園! 家えらびのポイントとは?
家を買ったら、庭で菜園を楽しみたいと夢見ている人も多いはず。憧れの家庭菜園を、実り多く喜びあふれるものにするには、どのような家えらび・庭づくりが必要でしょうか?
新居の庭に菜園をゼロから造った先輩ガーデナーに、家庭菜園づくりのアドバイスを聞きました!
コンパニオンプランツも取り入れながら、春夏30種、秋冬10種ほどの多品目を栽培し、収穫も観賞も楽しめるポタジェガーデンとしてオシャレな家庭菜園を実現しています。

個人の趣味とは思えない、本格的で素敵な菜園です。こんなオシャレな菜園にするためのコツ・ポイントとは何でしょうか?
「レイズドベッドだと、見た目もオシャレだし、雑草の管理もラクなのでオススメです。プランター栽培は、移動できて手軽に栽培可能ですが、水切れしないよう注意が必要。水やりの管理は、地植えの方がラクです。コンパニオンプランツのおかげか、虫の被害で困ったことは特にありません」

とにかく育てるのが楽しいという、しま農研さん。
たくさん収穫しすぎて、料理に使い切ろうと頑張る妻から、もうお手上げSOSが来るほどだとか。収穫物を無駄にしないようにするのが課題と言います。家庭菜園を存分に楽しめているのは、家族の理解・協力があってこそなのですね。

家探しは、菜園づくりも視野に入れつつ、家族の希望を一番に進めたのだそう。家庭菜園のためには“こうすればよかった”という後悔ポイントはありますか?
「建売なので外構フェンスは備え付けのものですが、このフェンスが気に入らなくて。フェンスって、思っている以上に庭の雰囲気を決めるものです。部屋のクロスの色にこだわるのと同じように、フェンスにもこだわるとよいと思います」
家庭菜園というと、栽培するエリアのことだけを気にしていましたが、空間全体で計画することが大切なのですね。美しく整った菜園づくりの秘訣は、この美意識にありと納得です。

さらに菜園づくりでは、現在の様子からは想像もできない当初の苦労があったそうです。
「栽培スペースを作る作業が大変でした。庭は砂利敷きだったので、砂利をどけて、掘って、出てきた石を取り除いて、という作業を2カ月間ほぼ毎週末やっていました。土が粘土質で、掘ると瓦礫が出てくるんです。掘って、ザルでふるって埋めて……最初の冬は、ずっとその作業でした」
ビフォー(入居当初の庭の状態)

土を掘る……

石(というか岩)が出る……

アフター!

これは、もはや開墾と言っても過言ではない過酷な作業。2カ月間もやり続けるガッツが自分にあるか自信がありません……。
「家を買う際に、『ここを菜園スペースにしたい』と、業者に伝えるとよいと思います。注文住宅なら自由が利くだろうし、建売でもまだ外構施工中のタイミングなら対応が可能な場合もあるでしょう。栽培スペース以外には、ぜひ雑草対策の防草シートを敷いてもらいましょう」
これはぜひとも、家探しの段階で織り込んでおきたいところです。
気になる日当たりについては、家さがしの段階でしっかりと確認しながら進めたそう。
「家探しでは、日当たりは気にしていて、『日当たり君』という日当たりシュミレーションソフトを使って調べました。結果、現在の私の庭では日当たり3~4時間の直射日光ですが、家庭菜園を楽しめています」
一般的には、6時間程度の直射日光が理想的などと言われることもある菜園の日当たり条件ですが、環境によってケースバイケースということでしょう。いずれにせよ、事前にきちんと確認して、納得して選ぶことがポイントです。
このほか、しま農研の菜園づくり実体験から導き出された、家えらびで気をつけるとよいポイントは次の通り。備えておきたい設備も聞きました。
しま農研での年間作業スケジュールは、どのようになっているのでしょうか?
5月(ゴールデンウィーク)夏野菜の植え付け
6~8月 夏野菜
8月後半 夏野菜の撤去 秋に向けて土づくり
9~12月 冬野菜
冬 来期の作付計画
菜園づくりでは “土づくり”が大切とは聞きますが、やはり、土づくりのためにしっかりと時間をとっていますね。
また、冬には「来季の作付計画」とありますが、ここではどのような作業をしているのでしょう?
「次の年に、何をどの場所で栽培するかのプランづくりです。私は、『Google 図形描画』というツールを使って作付図を作成しています。Google 図形描画とインターネットで検索すると見つかりますよ。こうしてプランする冬の時間も、楽しいものです」

それでは、肝心の栽培する品目選びは、どうすればよいでしょう? 初心者でも育てやすい品目や、コンパニオンプランツの組み合わせを教えてもらいました。
夏野菜というとミニトマトを思い浮かべますが、ミニトマトは、多収できず(満足のいく収穫量がない)挫折する人が多い難しい品目なのだそう。
でも、思い通りにいかなくても、失敗してもいいんだよねというおおらかな気持ちで向き合うのがよいというのが、しま農研の栽培哲学です。
在宅ワークで疲れたときでも、花が咲き、野菜が実る菜園で、気持ちをリフレッシュできたそう。
今回は、同じように試行錯誤する家庭菜園仲間とのつながりも楽しみのひとつと、惜しげもなくノウハウを伝授してくれました。
みなさんの家えらび、家庭菜園づくりのヒントは見つかりましたか? わが家流の家庭菜園づくりにぜひお役立てください!
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新居の庭に菜園をゼロから造った先輩ガーデナーに、家庭菜園づくりのアドバイスを聞きました!
<お話を伺った方>
しま農研(しま・のうけん)さん
コロナ禍に、賃貸住宅の庭で始めたプランター家庭菜園にドハマり。結婚を機に購入した戸建てマイホームの庭で、ゼロから菜園を開拓。家庭菜園歴4年目。関東在住。

しま農研(しま・のうけん)さん
コロナ禍に、賃貸住宅の庭で始めたプランター家庭菜園にドハマり。結婚を機に購入した戸建てマイホームの庭で、ゼロから菜園を開拓。家庭菜園歴4年目。関東在住。

「しま農研」は、どんな菜園?
40平米(㎡)の庭の半分を菜園スペースに、そのうち10平米を栽培スペースにとっている「しま農研」。コンパニオンプランツも取り入れながら、春夏30種、秋冬10種ほどの多品目を栽培し、収穫も観賞も楽しめるポタジェガーデンとしてオシャレな家庭菜園を実現しています。

個人の趣味とは思えない、本格的で素敵な菜園です。こんなオシャレな菜園にするためのコツ・ポイントとは何でしょうか?
「レイズドベッドだと、見た目もオシャレだし、雑草の管理もラクなのでオススメです。プランター栽培は、移動できて手軽に栽培可能ですが、水切れしないよう注意が必要。水やりの管理は、地植えの方がラクです。コンパニオンプランツのおかげか、虫の被害で困ったことは特にありません」

お手製のレイズドベッド。レイズドベッドとは、「立ち上げ花壇」「ベンチ栽培」とも言われる、仕切りで土を囲った栽培スペースのこと
とにかく育てるのが楽しいという、しま農研さん。
たくさん収穫しすぎて、料理に使い切ろうと頑張る妻から、もうお手上げSOSが来るほどだとか。収穫物を無駄にしないようにするのが課題と言います。家庭菜園を存分に楽しめているのは、家族の理解・協力があってこそなのですね。

採れたては、やっぱり美味しい。白ナスなど、スーパーで見かけない野菜が食べられるのも家庭菜園の醍醐味
家庭菜園のための家えらびポイント
しま農研さんは、結婚をきっかけに建売戸建て住宅を購入し、本格的に家庭菜園を始めました。家を買うときは、どのような点に気をつけて選んだのでしょうか? 家庭菜園のための家選びのポイントを聞きました。空間全体で計画しよう
家探しは、菜園づくりも視野に入れつつ、家族の希望を一番に進めたのだそう。家庭菜園のためには“こうすればよかった”という後悔ポイントはありますか?
「建売なので外構フェンスは備え付けのものですが、このフェンスが気に入らなくて。フェンスって、思っている以上に庭の雰囲気を決めるものです。部屋のクロスの色にこだわるのと同じように、フェンスにもこだわるとよいと思います」
家庭菜園というと、栽培するエリアのことだけを気にしていましたが、空間全体で計画することが大切なのですね。美しく整った菜園づくりの秘訣は、この美意識にありと納得です。

さらに菜園づくりでは、現在の様子からは想像もできない当初の苦労があったそうです。
「栽培スペースを作る作業が大変でした。庭は砂利敷きだったので、砂利をどけて、掘って、出てきた石を取り除いて、という作業を2カ月間ほぼ毎週末やっていました。土が粘土質で、掘ると瓦礫が出てくるんです。掘って、ザルでふるって埋めて……最初の冬は、ずっとその作業でした」
しま農研 菜園づくりのビフォーアフター
ビフォー(入居当初の庭の状態)

土を掘る……

石(というか岩)が出る……

アフター!

これは、もはや開墾と言っても過言ではない過酷な作業。2カ月間もやり続けるガッツが自分にあるか自信がありません……。
「家を買う際に、『ここを菜園スペースにしたい』と、業者に伝えるとよいと思います。注文住宅なら自由が利くだろうし、建売でもまだ外構施工中のタイミングなら対応が可能な場合もあるでしょう。栽培スペース以外には、ぜひ雑草対策の防草シートを敷いてもらいましょう」
これはぜひとも、家探しの段階で織り込んでおきたいところです。
日当たり環境は、事前にチェックしよう
気になる日当たりについては、家さがしの段階でしっかりと確認しながら進めたそう。
「家探しでは、日当たりは気にしていて、『日当たり君』という日当たりシュミレーションソフトを使って調べました。結果、現在の私の庭では日当たり3~4時間の直射日光ですが、家庭菜園を楽しめています」
一般的には、6時間程度の直射日光が理想的などと言われることもある菜園の日当たり条件ですが、環境によってケースバイケースということでしょう。いずれにせよ、事前にきちんと確認して、納得して選ぶことがポイントです。
人目や設備も確認しよう
このほか、しま農研の菜園づくり実体験から導き出された、家えらびで気をつけるとよいポイントは次の通り。備えておきたい設備も聞きました。
家庭菜園のための家えらびのポイント
- 栽培エリアの土壌には要注意
- 外構フェンスは、菜園の壁紙と考えて選ぼう
- 日当たりは事前に確認しよう
- 敷地内の菜園の場所どりは、周辺の人目も気にして考えよう(人目があると作業に没頭できない?/見事なわが菜園を道行く人に見てもらいたい? )
- 方角は、朝日が入って、昼も少し日光が入る東南がオススメ。西日より朝の光の方がよい
- 設備は、立水栓はあったほうがよい。野菜洗うなどの作業がしやすい
- スコップやクワを置く場所、作業する場所も確保を
家庭菜園で野菜づくり~必要な作業やオススメ栽培品目
なんとか家庭菜園のスペースはできたとして、家庭菜園の初心者としては、菜園での作業はいつ何をすればよいのかチンプンカンプン。しま農研での年間作業スケジュールは、どのようになっているのでしょうか?
「しま農研」ざっくり年間スケジュール
4月後半 土づくり5月(ゴールデンウィーク)夏野菜の植え付け
6~8月 夏野菜
8月後半 夏野菜の撤去 秋に向けて土づくり
9~12月 冬野菜
冬 来期の作付計画
菜園づくりでは “土づくり”が大切とは聞きますが、やはり、土づくりのためにしっかりと時間をとっていますね。
また、冬には「来季の作付計画」とありますが、ここではどのような作業をしているのでしょう?
「次の年に、何をどの場所で栽培するかのプランづくりです。私は、『Google 図形描画』というツールを使って作付図を作成しています。Google 図形描画とインターネットで検索すると見つかりますよ。こうしてプランする冬の時間も、楽しいものです」

2023年しま農研 春夏野菜作付計画図。自分で分かりやすくマークを作って配置している
それでは、肝心の栽培する品目選びは、どうすればよいでしょう? 初心者でも育てやすい品目や、コンパニオンプランツの組み合わせを教えてもらいました。
初心者にもオススメ! 栽培品目のアドバイス
- シシトウ
脇芽(わきめ)を取るという最初の手間だけで、ぐんぐん育つ。実もたくさん採れるので、菜園をやってるな! という気持ちになれる - シソ、バジル
生育旺盛で、虫もつきにくい ・ナス、キュウリ 地植えでも、プランターでもよく育つ
しま農研流! コンパニオンプランツ
- キュウリ×ネギ/パクチー(日陰をつくる)/チャイブ
- ナス×ニラ/マリーゴールド/ナスタチウム/バジル
夏野菜というとミニトマトを思い浮かべますが、ミニトマトは、多収できず(満足のいく収穫量がない)挫折する人が多い難しい品目なのだそう。
でも、思い通りにいかなくても、失敗してもいいんだよねというおおらかな気持ちで向き合うのがよいというのが、しま農研の栽培哲学です。
季節を感じる家庭菜園で、気持ちもリフレッシュ
コロナ禍の外出自粛をきっかけに家庭菜園を始めたという、しま農研さん。 家庭菜園の楽しみは、野菜の成長や収穫だけでなく、季節の移ろいとともに変わっていく庭の彩にもあると言います。在宅ワークで疲れたときでも、花が咲き、野菜が実る菜園で、気持ちをリフレッシュできたそう。
今回は、同じように試行錯誤する家庭菜園仲間とのつながりも楽しみのひとつと、惜しげもなくノウハウを伝授してくれました。
みなさんの家えらび、家庭菜園づくりのヒントは見つかりましたか? わが家流の家庭菜園づくりにぜひお役立てください!
>>しま農研さんの家庭菜園日記が読めるブログはコチラ!
https://shimahiro.com/
>>庭付き一戸建てで叶える! オシャレな家庭菜園「ポタジェ」のある暮らし
>>一戸建てを建てたら家庭菜園をはじめたい!新築時にしておくと便利なこと6選
こだわりポイントを実現! 家づくりのアイデアとは?
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