グリーンカーテンの失敗しない作り方とオススメの植物。夏を快適に過ごすために今から準備!

2018.06.02 地域ライターE

「新しい家では、いままでチャレンジできなかったづくりにチャレンジしたい!」というあなたにおくるガーデニング企画、今回は「グリーンカーテン」のご案内です。
自治体などからも環境対策として推奨されるグリーンカーテンについて、基本知識と利用するのにオススメの植物をまとめました!

グリーンカーテンとは、主につる性の植物を利用して、建物に庇を立てかけるように覆うガーデニングです。
甲子園球場の蔦(ツタ)のように、壁面を直接覆う「壁面緑化」とは違い、ネットや支柱、または家から離れたエクステリアを利用することで、建物の壁そのものには植物は茂らない方法になります。
特に植物が元気に茂る夏場は、植物が直射日光を遮るだけでなく、葉から蒸散する水分による気化熱(きかねつ)で周囲の熱を吸収し、周辺の温度を下げる効果も強くなります。

【憧れの庭をつくる!ガーデニング記事はこちら】


グリーンカーテンづくりに必要なもの

  • グリーンカーテン用の欲物
植物によって、種のタイプと苗のタイプがあります。

  • プランター
最低でも20cm以上の内寸高さがある、横長のプランターを選びましょう。
グリーンカーテンを大きく育てたい場合は、プランターもできるだけ大きいものを用意します。
「グリーンカーテン用」など、専門に用意されたプランターを利用すると、水の管理がしやすくなります。通年で茂らせるなら地植えのほうが根も大きく張り、水やりの手間も比較的少なくて済みます。

  • 土&軽石
プランターの底に軽石を敷き詰め、柔らかく土を入れる点は通常の花壇と共通です。地植えの場合でも、30cmほどの深さまで、土の入れ替えをしましょう。

  • 支柱&ネット
つるを這わせるためのネットはグリーンカーテンの必需品です。
たとえば2階のベランダから1階までネットをたらし、ネットの端をベランダのポールなどに括り付ける方法であれば支柱は必要ありませんが、立てかけるならネットを支える支柱が必要になります。
最近では、お洒落なアイアンなどでできた、立てかけるだけの支柱・ネット一体型の商品もあります。
通年でグリーンカーテンを利用したいなら、長く利用できる素材で、夏だけ利用したいなら植物と一緒にゴミとして出せる麻ひもなどで作られたネットをチョイスするのがオススメです。


とにかく夏の暑さ対策に利用したいなら


冬はぽかぽか暖かいけれど、夏場の西日はツラい……そんな皆さんにオススメなのが、夏だけ利用して、冬は枯らせて回収するスタイル。
時期が来れば自然に枯れて刈り取りが容易であること、移動ができるようにプランター栽培が可能であること、できるだけ大きな葉がついて、日差しを遮る&蒸散の効果が高い植物を選ぶのがポイントです。
まずはひと夏チャレンジするなら、根を回収するのが大変な地植えではなく、プランター栽培からはじめてみましょう。

【夏のグリーンカーテンの代名詞、ゴーヤ】
種や苗が手に入りやすいこと、強烈な日差しを好む植物であることから、グリーンカーテンと言えばゴーヤ、と言っても過言ではありません。
グリーンカーテンとしての役目だけでなく、ゴーヤがお好きなご家庭なら、夏の間新鮮なゴーヤ料理を楽しむことができます。小学校のお子さんがいるご家庭なら、夏休みの自由研究のネタにもなり、一石二鳥。
本当によく収穫できるので、ご近所さんがみんなグリーンカーテンにチャレンジすると、行き場を失ったゴーヤをどうするかで悩むことになるかもしれません。

▼ゴーヤのグリーンカーテンを育てるときの注意点
ゴーヤは種も苗も気軽に手に入ります。種からであれば4~5月に、苗であれば、5~6月が植え付けの適期です。
ゴーヤを育てるときに、忘れてはいけないのが「摘心」です。なにも手を加えないと、成長した1本目のつるだけが上に上にと伸びていきますが、ネットを覆うほどのボリュームのある葉にはなりません。
この1本目のつるを、「親づる」と呼びます。本葉が7~10枚になったタイミングで、親づるの先端をハサミで切り落とします。そこから小づるが分かれて伸びてくるので、また小づるに葉が7~10枚ついたら、小づるの先端を切り落とします。孫づるまで伸ばすと、横に広がってきれいな緑のカーテンになります。
場所によって葉が重なりすぎて厚みが出てしまうので、こんもりとしてきたら重なった葉を摘み取って風通しを良くしてあげるとよいでしょう。
ゴーヤは水切れを起こすと枯れてしまいます。盛夏中は、朝晩と2回水やりをしましょう。


一年中エクステリアに緑が欲しいなら


古い洋館のような壁面緑化に憧れるけど、建物が傷むこともあるらしいから、ちょっと不安。そんな方にオススメなのはアイビーです。
壁面に直接這わせるのではなく、グリーンカーテンと同じように、建物から少し離して通気性とエクステリアを両立させましょう。または、エクステリアとして、塀に這わせるのも雰囲気が出ます。

アイビーは増やし方も簡単で、観葉植物としても人気があります。とはいえ、ゴーヤや朝顔ほど成長は早くありません。自分のイメージのボリュームになるまで、2~3年かかることもあります。
ガーデニングのまったくの初心者さんなら、造園会社やエクステリア業者に依頼するのもいいでしょう。

直接日光が当たる外壁と、グリーンカーテンに覆われた部分の外壁の温度をはかると、気温によっては30℃近くも差が出るほどの効果があるグリーンカーテン。
できればを開けて、冷房に頼らずに生活したい……という方には強い味方になります。水やりや病害虫がつかないように葉を間引くなどの手間をかけてあげれば、成長が目に見えるのも楽しいポイント。最近は小学校や区役所などでもグリーンカーテンを利用しています。
一度、実際の効果を体験してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります