新築一戸建て、こんな値引きには要注意!

2016.06.18 ieny編集部
新築一戸建てを建てる際、どんな家を建てたいか、どのくらいの予算があれば建てられるかなど、事前準備として検討しておきたいところです。
どんなに優秀なハウスメーカーにお願いをしても、準備不足の状態で値引き交渉をしてしまうとかえって高くついてしまう結果になってしまうこともあります。そんなガッカリな事態を避けるため、次のことを確認しておきましょう。


値引き交渉の正しい方法とは?


新築一戸建ての値引きを提案をする場合、まずは相場金額を確認しましょう。
周辺地域の相場を調べ、どのくらいの金額が妥当かを見極めたうえで値段交渉を行います。例えば、土地の状態によっても値段は変わってきます。同じ地域でも場所によって値段が異なる場合もありますので、注意が必要です。また、値引き交渉をする際に複数社のハウスメーカーから見積もりをしてもらうといいでしょう。新築一戸建の値引きはなかなか簡単なものではありません。値引きのポイントをきちんと知っておく必要がありますが、買い手側からの交渉はなかなか難しいもの。その場合は、複数社に見積もりをしてもらい、値段が異なる箇所について、「○○社では××がいくらか安かった」などの交渉をしてみましょう。

坪単価の値引きは特に要注意!


値引き交渉のなかでも特に注意が必要なのが「坪単価」の値引き。
坪単価といっても一概には言えません。なぜなら、ハウスメーカーによって坪単価に含まれている内容が全く異なるからです。坪単価といっても、実際は土地だけで、ベランダ、水回り、収納の数などは含まれていない場合もあります。ハウスメーカーごとに「坪単価」が、それぞれどこまでを指すのかを確認しておきしょう。また、坪単価の値下げは多くのハウスメーカーの場合、営業担当者に権限がないことが多く、担当者を説得しても難しい場合がほとんどのようです。
「坪単価」と考えると内訳がややこしい場合がありますので、「最終金額」で確認するほうがわかりやすいかもしれません。間取りや坪数が同じ家の坪単価を比較し、妥当な金額を見極めることが重要です。

詳細設計後の値引きですか?


ハウスメーカーと値引き交渉をする場合には、詳細な設計が済んでからにしましょう。
設計前のざっくりした値引きの場合には、どの部分でどうして値引きができたのかが明確にわかりません。マイホームのイメージやこだわりをきちんと伝えて、そのために必要な材料や工事には手抜きがないようにしましょう。その上で、同じことが実現できる違う材料への変更などで、値引き交渉を行うことが大切です。新築一戸建ての値引きのポイントは、こだわりに対応できる工夫となるでしょう。同じ工事内容でも、違うメーカーのものを利用するだけでも、値引きできる場合があります。規格外の特注の形をやめて、一般的な規格の材料を使うことでもコストを抑えることができるのです。このように詳細設計以前の値引きは、理由が明確にならないので、注意すると良いでしょう。


事前準備が不十分な状態での値引き交渉は禁物です。せっかくのマイホームを建てるなら、自分のこだわりを重視して、安全で安心な生活ができるようにしてください。そうすればきっと、価格以上の「価値」を見出すことができるでしょう。

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この記事を書いた人

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