壁紙、毎年張り替えちゃう? 初心者にオススメな簡単「腰板風壁紙」DIY
「賃貸でもOK!簡単はがせる壁紙でお部屋のイメージチェンジ!」こういった特集、最近ネットでもよく見かけますよね。
「可愛い柄がたくさんあるし、子ども部屋とか、ちょっとやってみたいなあ」と思ってたけど、とても天井まで綺麗に貼れる気がしない・・・。費用を計算してみたら、DIYでも結構お金がかかる・・・。そんな風に思って壁紙DIYをあきらめていた方、必見です! 簡単・綺麗・早い・安いと4拍子揃った「腰板風壁紙」でお部屋の雰囲気をがらっと変えてみませんか?
小学生&幼稚園男児ママ、家族みんなで「やってみた」お手軽&簡単DIYレポート! ieny編集部地域ライターEがをお届けします!
「腰板風」ってなんですか?
「腰板」とは、欧米でよく見られる、壁面に取り付ける装飾材のひとつです。文字通り、腰の高さ(60cmから90cm程度)の板を壁に貼って飾っていくもので、壁面をあっと言う間にイメージチェンジできます。
装飾としてだけでなく、小さいお子さんやペットを飼われているお家なら、壁の下部分はどうしても汚れがち。汚れが目立つところだけ、簡単に隠せるのもうれしいですよね。
本当なら、「板材」で行うところですが、板材の代わりに「貼ってはがせる壁紙」を使って、簡単にやっちゃいました!
壁紙はどこで買いましたか?
今回は、大阪府大阪市大正にある、壁紙専門店「WALLPAPER MUSEUM WALPA(ウォールペーパー ミュージアム ワルパ)」で壁紙を購入!
こちらのお店は、世界中から集められた個性的な壁紙が購入できる輸入壁紙の専門店です。壁紙DIYキットの販売から、壁紙の貼り方講習などのワークショップも広く展開しています。
もちろん「店舗まで行くにはちょっと遠いな・・・。」という方にはオンラインショップでの購入も可能ですし、ホームページ上では壁紙の貼り方を学べる動画も公開されているので、壁紙ビギナーで遠方にお住まいの方にも安心して選べるお店となっております♪
スタイルの分類だけみてもその種類の豊富さに感動! ビンテージ、モダン、ストリート、トロピカル、フェミニン、ガーリー、カントリー、ラグジュアリー、北欧、モード、クラシック・・・等々。最近流行のモロッカンまで! 圧倒的な種類の豊富さで選ぶのが楽しくなっちゃいます。
壁全面に貼らずに「腰板風」にしたのはなぜ?
理由は簡単、「オシャレで簡単、安いから!」です。
通常は、“壁から天井までは同じ模様の壁紙”を貼っているご家庭が多いですよね。でも、小さなスペースのみの貼り替えだとしても、“壁から天井まで同じ模様の壁紙”を貼るのは以外にハードルが高いもの。壁の一番上までは脚立がないと届きませんし、壁紙の「模様あわせ」も考えなくてはいけないし結構大変ですよね。長い壁紙の上のほうを押さえている間に、下の部分がちょっとずれてた・・・なんていうことも。
腰板風なら、壁紙は床から90cmまで。座った状態でも作業ができますし、壁紙一枚一枚が短くてすむので、カットの失敗や貼り付けの途中で斜めになっちゃう、という失敗もほとんどありません。もちろん、全体の量が少なくてすむのでトータルのお値段も安い。
貼った後のメリットも色々あります。小さなお子さんのいるご家庭では、伝い歩きをする子どもの手の跡、ペットを飼っていれば爪跡や爪とぎ防止スプレーなどの汚れで、壁の下の方はどうしても壁の汚れや劣化が目立ってきます。そんなときにも、濃い色味の腰板風壁紙を使えば汚れも目立ちませんし、汚れがひどい部分はその部分だけ張り替えれば、簡単リーズナブルに綺麗な壁ができあがります。
「腰板風壁紙」DIYに、必要なものは?
「腰板風壁紙」DIYに、必要なのは、以下のアイテムです。1~11は、11点セットで、『WALPA』オンラインショップから購入できます。
- 1. 地ベラ
- 2. 撫でハケ
- 3. 竹ベラ
- 4. カッター
- 5. カッター替刃(10枚入)
- 6. ジョイントローラー
- 7. 貼ってはがしやすい輸入壁紙専用粉のり
- 8. スポンジ
- 9. ローラーハケ用トレイ
- 10. ハケ
- 11. ペイントローラー
- 12. 養生テープ
「腰板風壁紙」DIY いよいよやってみよう!
まずは、準備をしっかり。
1.養生する
まず、床から90cmのところに印となる養生テープを張りましょう(※下写真参照)。横1メートル間隔を目安に、90cmの高さになっているかを確認しながら養生テープを貼っていきます。必ず床から平行になるように貼ってください!
次に、床には接着剤の汚れを防ぐためのを養生シートを貼ります。「マスカー」という、養生テープとビニールが一体となっているものを使うと便利です。ホームセンターなどで購入可能です。その他の道具は全て上でご紹介した『WALPA』で調達しました。
2.「のり」の準備
そして下準備。貼ってはがしやすい輸入壁紙専用粉のりと、ローラーハケ用トレイを使います。壁紙を貼る前日から、ゆっくりと糊を溶かしておきます。ここであせると「のり」がダマになってしまいますので、あせらず半日はかけてください。
3.壁紙のカット
「のり」を溶かしている間に、壁紙を縦90cmの長さにカットしていきます。今回選んだ壁紙は、「木板風」で自然ならではのランダムな風合いが特徴なので、模様を合わせることも気にせず積極的にカットしていくことができました。ペイズリー柄などの模様を選んだ場合、模様あわせが必要になりますから用意する分量に余裕を持たせる必要があります。この点に関してはお店の人と相談すると、最適な分量を計算してもらえます。
※壁紙をカットする際は、カッターの刃はどんどん変えるのがコツ。少しでも引っかかりを感じた時は、すぐに取り替えましょう。
4.貼ってみましょう!
いよいよ貼る作業です。右利きの人は、あとで端っこをカットしやすいように、壁の左側から貼り始めましょう。最初に壁に糊を塗っていきます。広い面はローラーで、端など細かい部分はハケで壁に糊を塗っていきます。糊はたっぷりと。位置の微調整や、貼り直しもしやすくなります。
次に、貼る壁紙1巾分より少し広めにのりを塗ります。特につなぎ目や縁はしっかりのりを塗りましょう。壁紙には糊を塗らなくても大丈夫です。壁の左端と、床の巾木に合わせて壁紙を貼っていきます。全面に貼る壁紙だと、上下に5cmくらいの余裕を持たせて後でカットしますが、腰板風なら、あとで巾木で抑えてしまうので、多少上がずれても隠せますから大丈夫!
位置が決まったら、撫でハケかスムーサ―で空気を抜きます。壁紙の中心から上下方向に抜いていくと綺麗に貼れます。あとはこれを繰り返すだけ!
綺麗に貼れたら、ホームセンターで手に入る巾木(はばき)に両面テープを張って、壁紙の上からペタリ! これで壁紙のはがれを抑えて、立体感を出します。
DIY初心者さんにもオススメです!
いかがでしたか? 小さいお子さんと一緒に楽しめる「壁紙」DIY♪ 初級編をお届けしました!まずは子供部屋の壁紙から、トライしてみるのもおすすめです。
壁紙DIYは、自分だけのオリジナル空間が演出できるだけでなく、壁の劣化を防ぐ効果や、子どもの“つくる”という気持ちを育む体験になるという意味でも、今後ますます需要が高まりそうですね!
<参照・参考元>
輸入壁紙専門オンラインショップ『WALPA』海外の最新デザイン壁紙をあなたに | 輸入壁紙専門店 WALPA