子育てのタイミング別「家探しでよかったこと・悪かったこと」

2023.11.07 地域ライターE

もちろん、各ご家庭に事情があるので正解はありませんが、家づくりをした先輩家族に「子どもが何歳のとき、どのタイミングで家づくりに取り組みましたか?」「そのタイミングでよかったなと思うこと、困ったことについて」お話を伺ってきました。

それぞれメリット・デメリットの感じ方は、子どものタイプや教育についての考え方によっても変化しますが、なかなか聞けない体験談ですよ! ぜひ参考にしてみてください。



家を建てたのは「子どもの出産前」だったAさん家族

結婚とほぼ同時に家を建てました。たまたま祖父母が施設に入居することになり、その土地をたった一人の孫である夫が受け継ぐことになったからです。結婚したばかりだったので、子どものことを考えた家づくりではありませんでした。

子どものことを考えずに建てた家の利点は、純粋に「こんなデザインが好き!」とか「趣味のためにこんなスペースが欲しい!」という素直な要望をお互いに出せたことですね。

夫はクルマが趣味で、大型車が2台も停められるようなガレージを造りました。でも子どもがいた場合、子どもが遊べる芝生スペースを多めにし、駐車スペースが少なくなっていたと思います(笑)。

デメリットは、小さな子どもにとって危険な場所がいくつかあった点です。一つ目は、玄関の上がり框(あがりかまち)が高かったこと。ハイハイ時期、目を離した隙に廊下に出て落ちてしまい、顔を縫う傷を作ってしまいました。

二つ目は、階段の手すりの間隔をもっと狭くすればよかったことです。格子の間隔が広いと、子どもが転落する恐れがあることをその時は知りませんでした。どんな場所が危険になるのかを、子どもがいないときにイメージするのは難しかったと思います。



家を建てたのは「子どもが乳幼児期」だったBさん家族

わが家が分譲戸建てを契約したのは長女が3歳、次女が1歳のときです。できれば長女が幼稚園、最悪でも小学校に入る前には家を決めたいと思い、かなり急いで家を探しました。

夫婦ともに優柔不断なタイプ。今まで大きな買い物をするはほとんどなかったので、「小学校に入る前には家を決める」というタイムリミットがあったことで、決断できてよかったと思います。

人見知りの長女が幼稚園から小学校に進学する際にも、同じ幼稚園から入学するお友だちが多かったので、この環境は本当によかったと思っています。もし知りあいがゼロからだったら、大変だったことでしょう。

デメリットは、とにかく家探しの見学や不動産屋さんとの打ち合わせが大変だったことです。次女は乳児だったので授乳やおむつ替えが必要でした。さらに打合せ中に長女がお昼寝しちゃったり、二人同時にぐずったり……。マイカーで移動することが多かったのでなんとかなりましたが、そうじゃなかったら心折れていたと思います。



家を建てたのは「子どもが小中学生」だったCさん夫婦

わが家が地元の工務店で家を建てたのは長男が中1、長女が小3のときです。それまで社宅暮らしで家族4人同じ寝室に川の字で寝ていましたが、長男が中学校に進学する際、今のままというわけにもいかないだろうと話し合い、家を買うことになりました。

夫が勤めている会社は住宅手当が手厚く、家族がいる社員には借り上げマンションの半額を負担してくれます。なので、借り上げマンションに住んでいる方はマイホームを持つことは遅めですが、その分しっかり貯金している方が多いと思います。

わが家も家を建てたことは遅めですが、貯金があったので頭金をまとめて払う事ができました。長女もこれから大きくなり、老親との同居も考えていないので、家を建てるエリア、家の間取りや広さをゆっくり決められたことは利点でした。

デメリットは、子どもたちが意見を言ってくることです(笑)。特に小3の長女の部屋は、女の子らしいかわいい感じになっちゃいまして……将来あの部屋をどうやって使用するか考えてしまいます。



リフォームしたのは「子どもが高校生・大学生」だったDさん夫婦

長男は大学1年生、次男が高校2年生のときにリフォームしたので、すごく遅いタイミングだと思います。それまで夫の実家を二世帯住宅にて義両親と暮らしていましたが、義両親が亡くなり、長男も大学進学で家を出ることに。古い3階建て2世帯の使い勝手の悪さにリフォームを決意しました。

よかったことは、リアルに「自分たちの老後」を見据えた家造りができたこと。私の住む地域は自宅から通学できる大学が少なく、次男もすぐに家を出ることは分かっています。

そこで、田舎で敷地に余裕があったので、思い切って平屋建てにしました。子どもたちが帰省することを考え、部屋を仕切れば個室になるフレキシブルな広いスペースを確保するなど、部屋数は最低限に。正直、子育て期間より夫婦二人だけになる時間のほうが長いですからね。

デメリットは、今思えば子育て、介護の一番大変な時期に家電が古く、ひと世代前の家具設備だったので高さがなく、使い勝手が悪かったことでしょうか。どちらにしても、設備や家電は本当に古くなる前にちゃんと入れ替えできるように、これからも貯金したいと思います。


いかがでしたか? 貯金はもとより夫婦の働き方、保育園・幼稚園・小学校・中学校・大学への進学、公立と私立どちらを選択するかなどで、賃貸から持家にしたいと思う時期がでてくると思います。先輩方のお話を参考に、家を建てるタイミングを考えてみてはどうでしょうか。

>>注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと ~中学受験編~
>>子どもの学校入学を前に住宅を購入、前もって知っておきたかったことを先輩に聞きました!


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります