子どもの学校入学を前に住宅を購入、前もって知っておきたかったことを先輩に聞きました!

2022.02.16 地域ライターE
「子どもにとってよい環境で子育てをしたい」……住まいを選ぶ上で、多くの方が期待されることの1つではないでしょうか。

“子どもの教育”をきっかけに住まいを購入する際に、たとえば保育園や幼稚園、小学校といった施設の近さ、病院や休日診療が近くにあるか、子どもを遊ばせやすい公園があるかといったポイントは比較的多くの方が検討されます。


しかしその一方、引っ越してから5年、10年経ってはじめて気がつくことも少なくありません。

「子どもの教育のためにはじめから知っておきたかったこと」について、さまざまなパターンのお話を集めてきました!


習い事送迎に一苦労

小学校の隣に児童館が併設されていて、共働き世帯としては安心して放課後を過ごす場所があってとてもよかったと思っています。でも、それも小学3年生まで。4年生になると、やんわり退会を勧められてしまいます。過密状態なので仕方がないのですが……。そこで放課後の居場所として探したのが習い事です。

しかし、ここで問題が。家の近所に歩いて通えるような習い事がないんです!

周囲はほぼ習い事の送迎を車や自転車でしている人がほとんど。公文や学研教室すら、バスに乗って駅前に出ないと見つけられない……。

この辺りは1学年1クラスしかない小規模な小学校ばかりで、お教室を作っても採算が取れないのかもしれません。それにしても、保育園時代に「習い事」の計画までは立てられませんよね……。


中学受験率が学校によってこんなに違うなんて知らなかった


子どもが小学校に入学するのをきっかけに、家を購入しました。当時は通勤しやすさが最優先で、ギリギリ駅から歩ける距離で、なんとか予算に収まったため即決した物件です。入学してみたら、周りの保護者さんたちから「ここの小学校は建物も割と新しいし、人気があるのよ~」と言われて、いい学校に入学できたなぁ! と喜んでいたのですが……。

驚いたのは3年生になってから。一緒に学童に通っていた子どもたちが一気に辞めたり、スイミングやサッカーチームから退会者が次々出始めたり……。上手だったのに、どうして? と聞いたら、「中学受験の塾が始まるからよ」と教えてもらいました。なんでもウチの小学校は中学受験率が高くて、半分近くの子が中学受験をするのだとか。不思議なことに、隣の学区は2割程度、そのまた隣の学区は1学年に数人程度と全然違うのだそうです。

周りに影響されて検討することではないのかもしれませんが、いろいろお話を聞いていると悩んでしまいます。中学受験をしたいと考えている人も、しなくてもいいと考えている人も、チェックしておいた方がいいなと思いました。


学区広すぎで旗振り当番が辛い

小学校の学区がとても広いんです。大人の足でも、学区の端から端まで歩いたら1時間弱かかるかも……。そんなわけで集団登校班もありますし、横断歩道など要所要所で旗振り当番も割り振られます。今わが家が一番つらいのが、月に2回ほど回ってくる旗振り当番の場所が家から遠いということです。

なぜ、わが子が通る自宅近くの通学路じゃないの? なぜ、わが子の登校時間よりも早く家を出なきゃいけないの? と思いつつ、希望の場所を募っていたら、人気のない場所は埋まらないというのも確かで……。こういう「親の負荷」については先輩ママさんにしっかりリサーチしておきたいところですね。


近所に大型マンションができて小学校が一気に過密に!


大きすぎず小さすぎず、ほどよい人数の小学校の学区でした。ところが数年前に学区内にあった工場が閉業し、跡地に300戸の大規模マンションが建つことに。その当時は特になんとも感じていなかったのですが、小学校の入学人数がある年「1クラス増えたな? 」と思ってから、毎年これまでよりも1クラス分多い入学者が入ってくるようになりました。

そのおかげで運動会の場所取りは大変に。理科教室と情報教室がなくなって普通教室になり、学校の一角にプレハブが立てられて、1年生はそちらで授業を受けることになってしまいました。

自分の子どもが小学校にいる間にどんな建設計画があるか、大きな敷地がある学区を検討している方は確認してみてもいいかもしれません。


塾選び。家の近くにあると思って喜んでいたけど……


中学受験を早くから予定していました。まだ小学生の子どもが平日も夜まで塾に行かなければならない、と職場の先輩に聞いていたので、中学受験で有名な塾まで歩いて通えるのが魅力だな、というのが決め手になって今の家を選んだのですが、1つだけ誤算が……。

本当にピンポイントな話ですが、中学受験塾って一般校舎と本部校舎があって、6年生になると志望校によって校舎の行き先が変わるんですね。結局「いちばん塾に通わなきゃいけないとき」は徒歩で行ける最寄り校舎ではなくて電車に20分も乗らないといけない本部校舎に。

「先を見越して住宅を選択できた! 」と思っていただけに、がっかりしてしまいました。


小学校の学区しか見てなかったら中学校は思っていたところと違った!!

普通、小学校や中学校って「家からいちばん近いところ」だと思いませんか?

確かに、小学校は「最寄り」で、ここだと思っていたところだったんです。不動産屋さんにも内見の時に「小学校は○○校区ですね。小学校も近くていいです」と説明されていたので。

ところが、中学校が違いました。周りのママ友さんたちはすでにご存じだったみたいで、知らなかったのはウチくらいだったみたい……。「近いからここだろう」ではなく、ちゃんと確認するのをオススメします!


近所に同級生が全くいない

古い住宅地の一角を購入しました。ほんとうに閑静な住宅地という感じで、周辺環境はとても落ち着いています。この静かな環境が気に入って購入したのですが、子どもが小学校に入学したときは少し困ってしまいました。

徒歩10分程度の範囲内に、同級生がいなかったんです。一緒に登下校できるお友達がいないことで、みんなが合流する通学路まで1年生の間ずっと送り出しをしていました。帰りも不安でしたね。

一時のこととはいえ、ある程度人の入れ替わりがあるエリアの方がよかったのかなぁ……と思ってしまいました。


子どもの教育、何を重視する?


「子どもの教育」と一口にいっても、乳幼児期、幼稚園・保育園期、小学生、中高生、大学生……と二十数年間の間に求めるものは変化します。

そのどのポイントを重視するかは各ご家庭によってそれぞれですが、多くご意見が集まったのは「小学生時代」に関するあれこれでした。「家の購入からしばらく経って気がついたけれど、まだ小学生なのに心配……」というお悩みが多かった印象です。

家を購入する「数年後」のことについて、想像してみることも大切なのかもしれませんね!


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります