戸建ての憧れ!生け垣のつくり方

2016.08.29 ieny編集部
生け垣はブロック塀と違い、季節毎に違う顔を見せてくれるの一部です。生け垣は視線をさえぎる目隠し効果、強い風から守る防風、音を吸収する防音、水を多く含み防火の効果もあります。また町並みに彩りをそえるため地域の環境をよくし、環境保全にもなります。戸建て住宅にお住まいならぜひ生け垣にチャレンジしてみては?


生け垣ってどうやってつくるの?


生け垣は造園業者に依頼する方法と自分で楽しみながらつくる方法があります。まず2つの方法で共通するのは目的をハッキリさせるということです。
例えば、手入れに手間がかからない生け垣や、目隠しとして高さがある生け垣、花・葉を楽しむ生け垣というように施主がどのような目的でつくりたいのか、ということが重要になってきます。以上を踏まえて造園業者に依頼するか自分でつくるかを決めましょう。自分でつくる場合、次に大切なのは、植え方です。通常は植える場所に支柱を埋め込んで立てます。その支柱に対して水平に、つまり横に1本から2本の支柱を上と下に置き、麻ひもで固定します。交差した支柱の間に苗木を約30cm間隔で植えていきます。この場合、樹の種類によっては間隔を広げる場合もあるので注意しましょう。植えるときのポイントは苗木の先端が支柱から上に来るようにします。仕上げに延びた下枝を切って調整すれば、生け垣が完成します。

どんなタイプの生け垣があるの?


生け垣のタイプで人気なものは、低い樹、目隠しの樹、洋風、和風があります。例えば低い樹では赤紫のアカバメギと緑のロニセラ・ニティダがおすすめです。アカバメギは色を楽しめる代表的な種類で、生長速度が遅く手入れが楽です。ロニセラ・ニティダはサイズが最大40cmと低い点が特長です。目隠しには赤い実がつき8mに生長するサンゴジュと、5mに生長するコノテガシワ・エレガンティシマです。洋風では黄色い花が咲くカロライナジャスミン、小さな葉のシルバープリペット、和風ではピンクの花のカンツバキや、緑茶でおなじみのチャノキがおすすめです。他にも寒冷地・防風・日陰・潮風に最適な種類など様々なタイプがあります。

生け垣を美しく保つポイントとは!?


自分でつくるにせよ、業者にお願いするにせよ、せっかくつくった生け垣を左右するのはそのメンテナンスです。
生け垣を維持するためには、水やり・肥料・病気や害虫の予防や駆除・剪定をすることが必要です。水やりは植えて1年以内はこまめにするようにし、土が乾いた場合にもたっぷり与えると良いでしょう。肥料は、木々を植える時に掘り起こした土の中に、効果がゆっくり出るタイプのものを混ぜ、花や果実が成る種類には、チッソ成分が入った肥料を春から秋に与えるようにします。
また、病気や害虫は弱ったものに発生しやすいので、予防や駆除をするために、定期的に剪定をし、病気や害虫があれば薬剤を撒きましょう。生け垣の剪定時期は、目安として常緑樹は6月・10月、針葉樹は10月、落葉樹は11月から3月です。回数は年に2~3回、花や果実がなる樹の場合は、花や果実が終わってから剪定します。

まとめ

生け垣は思ったより簡単に自分でつくることができます。家族の思い出づくりや庭の背景としてガーデニングとして楽しんでみたり、周囲からの目隠しや防音などの目的別にこだわって手づくりしてみたりと、色々活用が可能です。今回ご紹介した方法などを参考にして、是非、ご自宅の周りを彩ってくれる生け垣をつくってみましょう。

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この記事を書いた人

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