【2018年度版】徹底比較!補助金で快適なZEH(ゼッチ)住宅を建てよう

2016.08.19 ieny編集部
マイホームは一生に一度の大きな買い物ですので、できるだけお得に建てたいと考える人も多いでしょう。
お得に満足のいくお家を建てるためには……?頭を悩ませている方もいらっしゃると思います。

そこで、今回は今話題のZEH(ゼッチ)の家を建てるための補助金や助成金の中でも、経済産業省がおこなっているZEH支援事業の補助金制度をご紹介していくとともに、こうした制度を利用する際の条件や業者選定の注意点などについてご紹介します。

 
【高断熱の家ってどんな家……?】


今、注目されているZEHの家って?


ZEHとは、Net Zero Energy Houseの略で、新築住宅の断熱性を高め、設備機器を導入し、省エネルギー性能を向上させる新しい住宅のことを指します。太陽光発電システムの導入によって電気をつくり、自宅で消費する電気量を上回ることで、年間消費する住宅の電気量を概ねプラスマイナスゼロとする効果もあります。ZEHは国の支援もあり、家を建てたい、快適な家を持ちたいと願う人々から、現在注目されています。

こちらの記事でも詳しい説明がされているのでぜひ読んでみてください。


ZEHの家を建てる時に経済産業省などから受けられる助成金って?


国や地方自治体では、新築やリフォーム時に利用できる、補助金や助成金、減税措置などの各種優遇制度を設けています。
ZEHはご説明した通り、とてもエコなお家。自然の力で生活に必要なエネルギーを賄えるというのは、とても素晴らしいことなのです。エコの志向が強まっている昨今、ZEHには政府も注目しているのです。経済産業省では、2020年までに、ZEHを標準的な新築住宅とすることを目指し、普及に向けた取り組みをおこなっています。
たとえば、補助金の交付。この支援事業は2012年から開始され、これまで約8,500組が補助金の交付を受けてZEH仕様を実現しています。
補助金の額は1戸当たり125万円、さらに蓄電システムを導入する場合には蓄電容量1KWh当たり5万円でした。

さて、それでは2018年はどのような計画が掲げられているのでしょうか。

政府が提示している平成30年度予算額は約600億円となっており、平成30年度のZEH等支援事業については、経済産業省、環境省、国土交通省の3省で進められることが決まっています。


助成金のことをもっと詳しく知りたい!

ZEHハウスを建てる、ZEHにリフォームするという方が補助金を受けられる背景には、上でもお話しているように家庭部門からのCO2の削減という大きな目標があります。生活していく上で、エネルギーの消費は免れません。それを最小限に抑える方法がZEHという、家の仕組みなのです。
しかし、ZEHへの理解が深まっていないことも事実。新しい仕組みのお家ということで、なかなか建築に踏み出せないという方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、政府が少しでも背中を押せるように……とのことで補助金制度が誕生したのです。

しかし、ZEHを建てるからといって全員が補助を受けられるかというと、そういうわけではありません。
補助対象要件として「広義のZEHの定義(ZEHまたはNearly ZEH)を満たすこと」、「売電のみを前提とせず、自家消費を意識した再生可能エネルギーの促進にかかわる措置を提示されている3要素のなかから2要素以上採用すること」が挙げられています。

国の支援だからこその厳しい審査があって、ようやく補助金を受け取ることが出来ます。どのような機能を搭載すれば、お得に快適に過ごすことが出来るお家を建てられるのか。工務店やハウスメーカーの担当の方と、よく相談することをおすすめします。

では、肝心の補助額の話をしていきましょう!

2018年度の一戸建てのZEHの補助額は、以下のようになります。

・ZEH+ 115 万円/件 蓄電システム:3 万円/kWh(上限 45 万円又は補助対象経費の 1/3 の いずれか低い額)
・ZEH 70 万円/件 蓄電システム:3 万円/kWh(上限 30 万円又は補助対象経費の 1/3 の いずれか低い額)
引用元:平成 30 年度 戸建住宅における ZEH 支援事業の主なポイント - 環境省

ちなみに、“ZEH+”とは、ZEHよりもさらに厳しい基準をクリアした家を指します。また、低炭素住宅の追加要件を満たした場合、追加で補助を受けられる場合もあるのでそちらもしっかりと確認をしましょう。
ZEH住宅を建てたからといって必ず補助金を受け取ることが出来るとは限りません。
大切なのは、国が提示した条件を確実に満たしていることになります。
補助金を受けるためには、まずは公募に応募する必要があります。環境省などの公式サイトをチェックして、説明会への参加等をもれなくしていくとよいでしょう。


ZEHの助成金を受けるために大切な業者選び


経済産業省資源エネルギー庁では、そのホームページ上でZEHに関する情報公開をおこなっています。
平成28年度のZEH支援事業においては、「ZEHビルダー」のみがその補助の対象となる予定ですので注意が必要となるでしょう。ZEHビルダーとは、執行団体に登録をし、設計や建築、既築改修などをする業者を指します。
設計や建築を依頼する工務店、ハウスメーカーなどのZEHビルダーへの登録の有無や、SIIが認定するZEH仕様での注文住宅の実績の有無が非常に重要となるので、業者選びの際はその点をまず確認すると良いでしょう。


まとめ

近年、温室効果ガスなどの地球の環境問題との関係から、エコロジーな意識が大切だと言われてきていることは皆さんご存知でしょう。
今後の家づくりでは、エコな家「ZEH」がキーワードとして上がってくることも想像に難くありません。ZEHはエコなだけでなく、光熱費などの節約にもつながり、経済的にも助けてくれます。

そんなお得なZEHを建てるために重要なのは、住宅建築メーカーや業者選びです。建設時の補助金や助成金を受けるための大切な要素の一つとなりますので、注意をしましょう。


<参考・参照元>
環境省_平成30年度のZEH(ゼッチ)関連事業(補助金)について
住宅:平成30年度のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)、LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅関連事業(補助金)について - 国土交通省
省エネルギー投資促進に向けた支援補助金
2018年度(平成30年)ZEH補助金額は?いつまで?申請の流れは?
2018年度のZEH補助金、3省連携でリニューアル 新制度導入も | ニュース | 環境ビジネスオンライン

関連記事

いくらのマイホームを買えるか、把握できていますか?【WEBデザイナー小林、注文住宅を買う。第4回】

2021.5.10

家づくりにかかる税金と軽減措置、段階別でまとめました【2020年版】

2020.7.13

住宅取得で給付金!すまい給付金の制度を詳しく解説!

2019.7.30

消費税が上がる……でも、焦らないで!住宅を買うならこんな給付金があります。

2018.6.20

繰り上げ返済をするとどれだけお得?借入額別シミュレーション

2016.12.10

自営業だとローンが降りない?個人事業主が知っておきたい住宅ローンの知識

2016.11.20

この記事を書いた人

ieny編集部

皆さまの“楽しい家づくり”をサポートしたい! 『楽しく、後悔のない』家づくりをするために必要な情報を、日々こつこつと集めては吟味をしている。息抜きは100均パトロールで、お得に便利なものを探して報告しあう毎日です。