注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと ~定年後移住編~
「ずっと転勤賃貸暮らしだったけれど、会社を定年退職したら、実家の土地に家を建てよう」
「都心のマンション、よい値段で売れたらずっと憧れだった平屋の一戸建てに暮らしたい」
職場へのアクセス重視で住まいを決める必要がなくなる定年後。長年温めてきた希望に胸を膨らませて新生活を始める方も多いのではないでしょうか。
しかし、「想像とは違った」というショックを受けてしまうことも、やっぱりあるようです。
ienyでいちばん長く続くシリーズ企画「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」定年後移住編をお届けします。
長くマンション暮らしでしたが、ベランダで始めたガーデニングにハマって、もっと広いスペースで植物に囲まれた暮らしをしたいと思ったのが戸建てを検討し始めたきっかけです。
多少の虫や落ち葉程度でご近所に迷惑がかかってしまうような庭ではせっかくの移住の意味がないので、土地面積優先で検討しました。友人や親戚は都心部に住んでいる人が多いので、1時間程度の移動で23区内までアクセスできる場所で50坪の土地を予算内で購入できるエリアを探しましたが、思っていたよりも豊富で驚きました。なかでも坪単価の安い郊外、しかも駅が近い場所に戸建てを建てました。もちろんガーデニングも楽しめています。
ひとつ誤算だったのが「郊外はエキチカだからといってすべてが徒歩圏内で済むとは限らない」ということです。やはり車社会というか、駅前はがらんとしていて、主な商業施設はバスやタクシーの移動が必須。毎日のことになると結構交通費がかさみます。また、都心に出てくるための交通費も「数百円」というわけにはいかず……。
長年ペーパードライバーでしたが、教習所に通いなおそうかと考えています。
(Aさん・ハウスメーカーで規格住宅を建てて3年)
移住する前は、どちらかというと「お付き合いが多くて大変かもしれない」と少し不安があったくらいなのですが、全く杞憂でした。むしろ、お付き合いは希薄なくらいです。
いわゆる町内会やお祭りというものもなく、この辺りはあとから造成された住宅地で、感覚としては都心と全く同じです。しかもお隣さんとの物理的な距離も遠くて、家を出たら隣の人も偶然ドアを開けて目が合うようなきっかけもありません。
とはいえ、小さなお子さんがいるご家庭同士は子どもをきっかけにいろいろ交流も生まれるようですが、定年退職後の移住であるわが家では何もなし。
むしろ定年後の新しい人間関係作りができるかも、と期待していた部分もあったので、ちょっと残念だなと思っています。
(Bさん・地元デベロッパーで注文住宅建築後6年)
夫婦そろって定年を迎えることになったのですが、まだまだ体も元気だし、頭金は多く入れたとはいえローンもあるので、元気なうちは働くつもりでいました。
移住先は都心部へのベッドタウンのそのまた周辺市区町村で、人口も十数万人程度と少ない街ですが、ロードサイドには全国チェーンの飲食や流通もたくさん出店していて、暮らしに不自由はないため、贅沢を言わなければ仕事はたくさんあるはず……と思っていたのですが、少なかったです。求人枠自体も少ないうえ、年齢制限のない職場は人気が高いようで、今のパートを見つけるまで相当時間がかかりました。
「パートだから何とかなるだろう」と下調べをしないのはオススメできません。
(Cさん・ハウスメーカーで注文住宅を建てて2年)
移住先の土地は、ちょっと足を延ばせば気軽に日帰り登山を楽しめる里山があり、きれいな水が流れていてきちんと整備された川があり、まさに定年後の“のんびり二人暮らし”の理想通りの環境でした。それでいて車さえあれば、買い物や病院にも不自由しないほどほどの便利さがあるのも気に入ったポイントです。
しかし、「この街に移住しよう! 」と決めてそこからが大変でした!
一見、たくさん土地があるように見えるんです。でも、私たちが希望しているのは夫婦ふたり。こぢんまりした平屋を建てるつもりで、土地もせいぜい30坪あれば十分と考えていました。希望が小さすぎるんです。分割をお願いすると、ほとんどお断りされてしまいました。
やっと地元のデベロッパーさんが分譲開発した区画に出会えましたが、本当にラッキーでした!
(Dさん・土地契約後、建築中)
「定年後にゆっくり考えればいいか」と先送りにするよりも、長い時間を活かして小まめに移住候補先に足を運んでみたり、移住後の生活を想定しながら問い合わせをしてみたり、できるだけ具体的な情報収集に取り組んでくださいね!
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「都心のマンション、よい値段で売れたらずっと憧れだった平屋の一戸建てに暮らしたい」
職場へのアクセス重視で住まいを決める必要がなくなる定年後。長年温めてきた希望に胸を膨らませて新生活を始める方も多いのではないでしょうか。
しかし、「想像とは違った」というショックを受けてしまうことも、やっぱりあるようです。
ienyでいちばん長く続くシリーズ企画「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」定年後移住編をお届けします。
土地の安さに惹かれたけれど、交通費が思った以上にかかる
長くマンション暮らしでしたが、ベランダで始めたガーデニングにハマって、もっと広いスペースで植物に囲まれた暮らしをしたいと思ったのが戸建てを検討し始めたきっかけです。
多少の虫や落ち葉程度でご近所に迷惑がかかってしまうような庭ではせっかくの移住の意味がないので、土地面積優先で検討しました。友人や親戚は都心部に住んでいる人が多いので、1時間程度の移動で23区内までアクセスできる場所で50坪の土地を予算内で購入できるエリアを探しましたが、思っていたよりも豊富で驚きました。なかでも坪単価の安い郊外、しかも駅が近い場所に戸建てを建てました。もちろんガーデニングも楽しめています。
ひとつ誤算だったのが「郊外はエキチカだからといってすべてが徒歩圏内で済むとは限らない」ということです。やはり車社会というか、駅前はがらんとしていて、主な商業施設はバスやタクシーの移動が必須。毎日のことになると結構交通費がかさみます。また、都心に出てくるための交通費も「数百円」というわけにはいかず……。
長年ペーパードライバーでしたが、教習所に通いなおそうかと考えています。
(Aさん・ハウスメーカーで規格住宅を建てて3年)
人間関係を結ぶきっかけが少ない
都心だと隣にどんな人が住んでいるかもわからないのが普通だけれど、地方に行けばいろいろ集まりや行事があって、人間関係が深くなる……そんなイメージはありませんか?移住する前は、どちらかというと「お付き合いが多くて大変かもしれない」と少し不安があったくらいなのですが、全く杞憂でした。むしろ、お付き合いは希薄なくらいです。
いわゆる町内会やお祭りというものもなく、この辺りはあとから造成された住宅地で、感覚としては都心と全く同じです。しかもお隣さんとの物理的な距離も遠くて、家を出たら隣の人も偶然ドアを開けて目が合うようなきっかけもありません。
とはいえ、小さなお子さんがいるご家庭同士は子どもをきっかけにいろいろ交流も生まれるようですが、定年退職後の移住であるわが家では何もなし。
むしろ定年後の新しい人間関係作りができるかも、と期待していた部分もあったので、ちょっと残念だなと思っています。
(Bさん・地元デベロッパーで注文住宅建築後6年)
仕事が少ない
夫婦そろって定年を迎えることになったのですが、まだまだ体も元気だし、頭金は多く入れたとはいえローンもあるので、元気なうちは働くつもりでいました。
移住先は都心部へのベッドタウンのそのまた周辺市区町村で、人口も十数万人程度と少ない街ですが、ロードサイドには全国チェーンの飲食や流通もたくさん出店していて、暮らしに不自由はないため、贅沢を言わなければ仕事はたくさんあるはず……と思っていたのですが、少なかったです。求人枠自体も少ないうえ、年齢制限のない職場は人気が高いようで、今のパートを見つけるまで相当時間がかかりました。
「パートだから何とかなるだろう」と下調べをしないのはオススメできません。
(Cさん・ハウスメーカーで注文住宅を建てて2年)
手ごろな広さの土地が少ないし、分割では売ってもらえない
移住先の土地は、ちょっと足を延ばせば気軽に日帰り登山を楽しめる里山があり、きれいな水が流れていてきちんと整備された川があり、まさに定年後の“のんびり二人暮らし”の理想通りの環境でした。それでいて車さえあれば、買い物や病院にも不自由しないほどほどの便利さがあるのも気に入ったポイントです。
しかし、「この街に移住しよう! 」と決めてそこからが大変でした!
一見、たくさん土地があるように見えるんです。でも、私たちが希望しているのは夫婦ふたり。こぢんまりした平屋を建てるつもりで、土地もせいぜい30坪あれば十分と考えていました。希望が小さすぎるんです。分割をお願いすると、ほとんどお断りされてしまいました。
やっと地元のデベロッパーさんが分譲開発した区画に出会えましたが、本当にラッキーでした!
(Dさん・土地契約後、建築中)
定年後の生活を具体的に想定して家づくりを進めよう!
「定年後の移住」に憧れを持つ方は多くても、実際に移住をするとなるとハードルが高い……とお考えになる方は多いのではないでしょうか。未知のことが多ければ多いほど、不安になるのは当然です。「定年後にゆっくり考えればいいか」と先送りにするよりも、長い時間を活かして小まめに移住候補先に足を運んでみたり、移住後の生活を想定しながら問い合わせをしてみたり、できるだけ具体的な情報収集に取り組んでくださいね!
後悔しない家を建てるには?
せっかく家を建てるなら、家事ラクの間取りやたっぷりの収納スペースなど、快適な生活のためには妥協したくないもの。そんな方にピッタリなのが、今だけ無料プレゼントしているアイダ設計の家づくりのアイデアやヒントがいっぱい詰まったカタログ『プランスタイルブック』です!
無料ダウンロードができ、間取り図と写真・解説が付いているので、さらに理想の住まいがイメージしやすくなるはず!申し込みは記事下のフォームから。
メールアドレスの登録だけで、カンタンにカタログのダウンロードができます。完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。
お問い合わせやご相談は無料。ぜひこちらからお気軽にご相談ください。
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