注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~変形地編~

2022.01.19 地域ライターE
「宅地分譲で、いちばん安いのはやっぱり旗竿変形地」
「実家の土地の一部を使うため、結果として変形の家を建てることになった」
「三角形の変形地。使えないところが多いけど、立地は悪くない……!」 

使い勝手のいい四角形の土地であるに越したことはないけれど、諸条件あわせて検討したら変形地に家を建てるのも捨てがたい!


さまざまな理由で「変形地」に家を建てることになった先輩方の「ちょっとした後悔」トークを集めてきました。

ieny長期連載企画「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」、変形地編をどうぞ!


間取り集が完全に役立たず


ハウスメーカー選びのとき、ホームページやパンフレットでたくさん間取り集をチェックしますよね? 収納設備の参考にもなるし、モデルケースに参考価格が付いていたら助かるし、ハウスメーカー選びの大事なポイントだと思っているのですが……。

わが家の持っていた土地は、ほとんど三角形に近い台形。家をどのように配置するかでもとれる形が全く変わってしまうので、ほとんど「真四角か長方形」の間取りしか掲載されていない間取り集では、結局「わが家」をイメージできません。

「変形地の間取り集」が数パターンだけでも掲載されていたら、一気にそのハウスメーカーへの興味が高まったと思いますね。ぜひハウスメーカーさんに検討してほしいです!
(Aさん・ハウスメーカーで注文住宅を建てて4年)


購入しようとしたら、双方の親に大反対されてしまった

わが家が家づくりの中でいちばん大変だったのは、工務店選びでも予算管理でもありませんでした。夫婦それぞれの両親からのアドバイスという名の口出し対応がすごかったことです……。

わが家が選んだのは線路沿いの細長い直角三角形に近い土地。確かに一般的に人気のある土地じゃありません。でも駅まで10分以内、大きな認可保育園と小学校も近く、買い物便利とほかの条件をこの価格で実現できるのはここしかない! と夫婦そろって気に入った土地です。

でも、親世代からすると「土地は資産」という考え方が強いみたいで、「そんな土地を残しても子どもが困る」とか「人気がないから残っていたのよ? その意味を考えなさい」とか「そんな土地を購入するならお祝いできない」とか……大変な反対を受けました。

結局押し切りましたが、今でも「細長い間取りは大変でしょう? 」「電車の音には慣れてしまったの? 」とうるさいです。
(Bさん・地元工務店で戸建て建築後10年)


間口が広くて、お店に間違われる


わが家の敷地は長方形です。ただし、「横に長い」長方形で、いわゆる間口の狭くて奥行きの深い「うなぎの寝」と呼ばれる長屋のような土地が、道路に面して長辺になっている状態です。うなぎの寝床のような土地は割と多いと思うのですが、間口が広くて奥行きが浅い、という土地は珍しいですよね。

建ぺい率が高い区域だったので、80%ギリギリ使って長方形の形そのままの四角い家を建てました。外壁は全面ガルバリウム鋼板で覆って、玄関ドアは幅広のドアを引き戸にして、1階は明かり取り用の高だけのシンプルな造りに。家自体はスタイリッシュでカッコよく、とても満足しています。

1点だけ後悔しているのが「カッコいい外観にしすぎて、個人宅な感じがしなさすぎる」ということです。表札も英語表記の小さなものだけ。駐車場も作りませんでした。近所にもお店が少なくないせいもあり、住んで2年間の間に「ここは何のお店ですか? 」と通りがかりの人にピンポンされたり、飛び込み営業に来られたりしたのは10回以上。

やっぱり「変形」が家っぽくならない最大の理由かなと思っています。
(Cさん・建築士の個人事務所に依頼して建築後2年)


三角部分の活用法に悩み中

二股道路の中洲の部分で、丸みのある三角形のような土地に家を建てました。外構は作らず、歩道と接している状態です。

今悩んでいるのが、三角形の一角の「先端」部分について。オープン外構なので、わが家の「先端」を人が通っていくんです。確かにちょっとショートカットできるけど、その先端部分も立派なわが家の敷地。知らない人に入ってほしくありません。

とはいえクローズ外構を作るほどのスペースでもなく、人が二人立ち話できるくらいのスペースでしかありません。「花壇でも作ったら? 」と言われましたが、花壇なんか作ったらますます公共のスペースに見えてしまいそう。お金をかけずに人に侵入されない方法はないものか……と悩み中です。
(Dさん・地元工務店で住宅建築後5年)


土地を有効活用するには……? プロに聞いてみるのがオススメ

建築中の困りごとから「建った後にはじめて気づいた」系の失敗まで、種類の違う小さな後悔がたくさん集まりました! ひとくちに変形地といっても、その形や場所の違いでお悩みはそれぞれです。

旗竿地のような「分譲地でよく出てくるタイプ」なら、分譲宅地を開発している地元不動産会社と連携する工務店には心配事を解決してくれるノウハウがたくさんたまっています。自分がまだ気がついていない「後悔ポイント」をチェックするために「デメリットについて、これまで購入を決めた方はどのようにお考えでしたか? 」と聞いてみるのもオススメです。

「わが家にとって問題のあるデメリット」かどうかをしっかり検討しておきましょう!


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります