注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~スキップフロア編~

2021.08.16 地域ライターE
空間を立体的に配置することで中2階などを設けることができる間取りの工夫の一つ「スキップフロア」。

狭小住宅平屋住宅でも空間に奥行きを持たせることができる、有効活用が可能! といった理由から、人気を集めています。

廊下や階段がないぶん広い面積を確保でき、風通しもよくなるとあって、いいことずくめのように感じる方も多いのではないでしょうか。


しかし、どんな間取りでも小さな不満を感じてしまうポイントもあるようで……。

ieny連載シリーズ「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」から、スキップフロア編をお届けします!

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子どもの遊び場にぴったり。でも足音が響いてうるさい……。


まるで「らせん階段」のように1階から3階までつながっている造りになっています。どの部屋も完全に視界が遮られてしまう部屋はなく、大きな声を出せば家じゅうに届きます。この間取りが子どもの「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」に大好評です。

「子どもが伸び伸びと過ごせる家で子育てをしたい」と考えて賃貸マンション暮らしから憧れの一戸建てを建てたわけですが、正直お友達が遊びに来て家じゅう走り回っていると本当にうるさい(笑)

でも、引っ越しで幼稚園が変わるのを「新しいお家なら、好きなだけ走ってもジャンプしてもいいんだよ!! 」となだめすかしたので、今さらお家の中で走ったりしてはダメとは言えませんねえ……。
(Aさん・建築事務所に依頼した注文住宅を建てて3年)


スキップフロアへの階段の1段が高かった!

2階部分にあたるリビングダイニングを、スキップフロアとして段差を付けました。リビングが下階、ダイニングが上階になっていて、ダイニングの真下にあたるのが1階の玄関ホールです。スキップフロアとして50cmほど高さを上げ、リビングから光を玄関ホールに落とせるように工夫しました。

この50cm弱がそのままダイニングとリビングの階差なのですが、2段の階段状にしたんです。3段以上取ると階段部分が広くなってリビングとダイニングが狭くなってしまうので、階段としてギリギリの高さにしたのですが……。

たった2段なのですが、この「1段の高さが微妙に高い」ことで、どうも疲れるというか、足を踏み外しそうで怖いなと感じてしまいます。今はまだいいのですが、年を取ってきて足を上げるのが辛くなってきたら、もっと大変に感じるかな……と心配しています。

毎日何度も上がり下がりするのなら、段差は低めにしておいた方が安心かもしれません。
(Bさん・地元パワービルダーで自由設計の家建築後3年)


ルンバの移動が地味に面倒

JCDH / Shutterstock.com

スキップフロアで面倒くさいこと、それは何と言っても掃除の面倒くささだと思います! 普通の掃除機を使うにしても、隅にはほこりが溜まりやすいし、壁面も時々は拭き掃除もしないといけないし、ワックスをかける時も一気に終わらせられないし……。

もし階段を毎日拭き掃除しないといけないことになったら……考えるだけで大変そうだと思いませんか? スキップフロアって、その階段の「1段分」は毎日掃除しないといけない、という感じの面倒くささです。

特に地味にダメージなのが、ルンバのような自動掃除機は絶対に移動しないといけないことです。当然ルンバが自分で乗り越えられる高さではないので……。

スキップフロアの上と下で別のルンバをセットするほど部屋が広いわけじゃないし、いちいち移動のタイミングを考えなきゃいけないから「自動」の恩恵受けられていないな~と思ってしまいます。スキップフロアのお掃除、個人的にはモップが最強ですね。月に一度交換してくれる、レンタルモップのお試しをオススメします!!
(Cさん・建築事務所に依頼した注文住宅建築後2年)


家事動線にどっかり座られて邪魔


ダイニングはダイニングテーブルを置きたいけれど、リビングはソファではなくて、畳のように床にゴロンと気軽に寝っ転がれるようにしたい! という要望を伝えたら、スキップフロアを提案してもらいました。

リビングの部分がいわゆる小上がりになっていて、床面の下は大きな引き出し収納にもできたし、小上がりには畳を敷いたので直接座るのも寝転がるのも気持ちよくできます。

ただ、ひとつ誤算があったのが、そのリビング部分の小上がりから、さらに上階への階段を設けたことです。こっちは忙しく家事をしているのに、夫も子どもたちもちょうど人が通る場所に腰かけたり寝そべったりして通行の邪魔なんですよね。

通り道分は開けておいてほしいのに、こっちが「ごめんね」と言って通らないといけないのもなんだか納得いかないです……。

動線上に「腰かけたくなる」スキップフロアを配置するなら、よほど幅が広くないとダメだったな~と思っています。
(Dさん・建築事務所に依頼した注文住宅建築後2年)


イメージが難しい設備は具体的な要望を伝えよう

家づくりの先輩たちの体験談にはスキップフロアという設備そのものへの不満だけでなく、「家族がどのように使うか」といった後悔ポイントが含まれていました。そうなると、なかなか検討段階でイメージすることは難しそうですよね。

特に、スキップフロアは図面上ではイメージしにくいレイアウトになります。打ち合わせ時にはできるだけスキップフロアの事例写真をもとに、具体的な要望を伝えるように心がけてくださいね!


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります