形で比較する世界の家
家の形は風土や文化、建材などから影響を受けやすいものです。世界各地の家のなかには、影響を色濃く受けて他では見られない特徴的な形をしていることも。そこで、世界の家を形ごとに分類しながらご紹介します。
トルコ南東部に現存する古代都市ハッラーンには、日干しレンガ造りの「ビーハイブ・ハウス」(蜂の巣箱状住宅)があります。
トゥルッリのある南イタリアと同様に、強い日差しが照りつけても快適に過ごせるよう、表面積を小さくした結果、円すい状になっていったのでしょう。
岐阜県の白川郷にある「合掌造り」と呼ばれる集落です。
白川郷は、冬になると毎日のように雪が降る豪雪地帯で、また夏から秋にかけて雨の多い地域でもあります。
そのため、雪や雨がすべり落ちやすいように屋根の角度が急になっているのが特徴です。
厳しい気候の地域にある家が三角屋根になっているのは偶然の一致なのでしょうか。
ギリシャ領ミコノス島はエーゲ海の代表的な観光地。
全面に塗られた漆喰の白色が目に鮮やかな、上面がフラットな四角い形の家が並んでいます。
エーゲ地方は雨が少ないため、勾配のある屋根がなくてもそれほど問題がないそうです。
アメリカのニューメキシコ州にある「タオス・プエブロ」はネイティブアメリカン、プエブロ部族の古代の集落です。
赤褐色の日干し煉瓦で造られた四角い形の家が特徴です。この地域もエーゲ地方同様、雨が少なく乾燥している気候です。
広い世界にはさまざまな面白い形をした家があります。自分の家を買ったり造ったりするときは、理想的な家を持つために現実的に考えます。ですが、世界の家の形を写真で興味深く見ながら、そこでの暮らしを空想してみるのも楽しいですよね。
レンガでできた三角屋根
トルコ南東部に現存する古代都市ハッラーンには、日干しレンガ造りの「ビーハイブ・ハウス」(蜂の巣箱状住宅)があります。
トゥルッリのある南イタリアと同様に、強い日差しが照りつけても快適に過ごせるよう、表面積を小さくした結果、円すい状になっていったのでしょう。
日本の三角形の家
岐阜県の白川郷にある「合掌造り」と呼ばれる集落です。
白川郷は、冬になると毎日のように雪が降る豪雪地帯で、また夏から秋にかけて雨の多い地域でもあります。
そのため、雪や雨がすべり落ちやすいように屋根の角度が急になっているのが特徴です。
厳しい気候の地域にある家が三角屋根になっているのは偶然の一致なのでしょうか。
青い海に浮かぶ四角形の家々
ギリシャ領ミコノス島はエーゲ海の代表的な観光地。
全面に塗られた漆喰の白色が目に鮮やかな、上面がフラットな四角い形の家が並んでいます。
エーゲ地方は雨が少ないため、勾配のある屋根がなくてもそれほど問題がないそうです。
ブロックのように積み上げた集合住宅
アメリカのニューメキシコ州にある「タオス・プエブロ」はネイティブアメリカン、プエブロ部族の古代の集落です。
赤褐色の日干し煉瓦で造られた四角い形の家が特徴です。この地域もエーゲ地方同様、雨が少なく乾燥している気候です。
広い世界にはさまざまな面白い形をした家があります。自分の家を買ったり造ったりするときは、理想的な家を持つために現実的に考えます。ですが、世界の家の形を写真で興味深く見ながら、そこでの暮らしを空想してみるのも楽しいですよね。