コロナに東京五輪延期、住宅ローンはいつが借り時?【専門家に聞く】
いつかは一戸建てマイホームを購入したいと考えているけれど、いつ買うのが最適?
住宅ローンの低金利が続く今こそ、家の「買い時」なのでしょうか?

一戸建て購入のお得な時期について、住宅メーカー・アイダ設計の住宅ローンアドバイザー 高橋一恵さんに教えていただきました。
高橋さん:住宅ローンの金利は、借入金の残高に対してかかるものなので、金利が低ければ支払総額は少なくて済みます。
例えば、全期間固定金利の場合、同じ借入額でも金利によって総支払額に大きな差がでてきます。住宅ローンを利用するなら、低金利の方が金利面では有利であるといえると思います。

――今後、住宅ローンの金利が上がる可能性はあるのでしょうか?
高橋さん:まず、経済と金利の関係について、少しご説明しますね。
低金利水準が続く中、変動金利型を選択するお客様が多くなっていますが、変動金利型とは、借入後に半年ごとに金利水準が見直されて変動するタイプの金利です。
住宅ローンの変動金利は、銀行が企業に1年以内の短期で資金を貸し出す際に、採用される金利のひとつである「短期プライムレート」に連動しており、景気の動向によって変動します。
住宅ローンの「店頭金利」とは、住宅ローンを貸し出す各金融機関が、この短期プライムレートに連動してそれぞれ独自に決定している基準金利です。そこから借り主の条件などによって決められる優遇金利を差し引いた、いわゆる「実行金利」が実際の金利になります。
2020年5月現在、金融機関の「店頭金利」は、2.475~2.925%くらいが基準で、「実行金利」は、約0.525~0.925%程度となっています。1990年から下がってきていた金利は、2009年1月以降は変わっていません。
そこで今後の動向ですが、2020年に開催される予定だった東京五輪で景気が上向き、金利が上昇するのではという見方もありましたが、新型コロナウイルスによって延期が決定するなど、経済へのマイナス面の影響により、住宅ローン金利が急激に上昇する事は考えにくいかと思います。
出典:【フラット35】借入金利の推移(平成22年4月から平成25年3月まで)
――短期的に考えると、1年間のどの時期に購入するのがお得ですか?
高橋さん:税金面から考えますと、住宅ローン特別控除を受けるにあたり建物新規取得による住宅ローン借入期間の償還期間が10年以上で年末残高がある場合、10年間(消費税引上により3年延長)の所得控除の対象となります。そのことから、年末借入残高(元金)が多いほど節税効果は高くなりますので、住宅ローンをご利用の場合は年始よりは年末に近い時期のほうがよいということになります。
※10年間の住宅ローン特別控除対象期間中、繰上返済等により借入期間が10年を下回った場合は減税の対象から外れますので注意が必要です。
高橋さん:東京五輪の影響は、会場周辺の豊洲エリアのマンションであれば価格の変動を感じると思いますが、そうでないエリアも多いと思います。
生産緑地制限については、都市圏の制限が解除されると土地価格に影響が出て、今よりも立地条件の良い分譲地を安く購入できると思います。

今後の景気が読めないので難しいですが、買い時を考えるなら、経済動向というよりも、ご自身が長期間の住宅ローンが組めて、団体信用生命保険※に加入できる健康状態のうちに良い物件を購入するというのがよいのではないでしょうか。
※団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者が返済中に亡くなった場合などに、ローン残額を肩代わりしてもらえる住宅ローン専用の保険のこと。
マイホームの購入は、住宅ローンの金利だけで決めるわけではありませんので、お客様のライフプランに見合った物件があればという事になると思います。
マイホームは高額な買い物です。ライフサイクルで本当に必要な時期にお買い求めいただくのが、お買い得の時期といえるのではないでしょうか。
――マイホームを購入しても、将来的には不動産価格の下落も心配されます。持ち家の価値はどう考えるのがいいでしょうか?
高橋さん:売却のみを検討されている方は不利になりますが、将来的に買い替えを考えるならば、そこで新たに購入する物件も安くなっているでしょうから影響は少ないと思います。
また、分譲住宅を購入した場合は、注文住宅などに建替えて、建物を新しくして価値を高めるという選択肢もあります。
住宅ローンについていえば、繰り上げ返済をする事で支払総額が減り、建替えや売却をするにしても有利になります。
――最後に、マイホーム購入の資金の相談は、そもそもどこにすればいいのでしょう?
高橋さん:もちろん銀行など金融機関等でも受け付けていますが、ハウスメーカーであれば、家づくりとあわせて相談することができます。
まずは店舗にいるスタッフに、購入物件や注文住宅の概算見積もりの相談をしてみてください。そのなかで資金計画や、概算のローン相談が可能です。
アイダ設計では、ローン手続きを専門にしているローン課という部署があり、私のような住宅ローンアドバイザーがおります。詳細について、住宅ローンアドバイザーからご案内させていただきます。
――よくわかりました! 高橋さん、いろいろと教えていただき、ありがとうございました!!
マイホームの購入の時期について、低金利や年間の購入タイミングなど、「お得」な局面は確かにありそうです。マイホームという人生に関わるお買い物、自分や家族のライフプランをよく考えて、賢く購入したいですね!
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住宅ローンの低金利が続く今こそ、家の「買い時」なのでしょうか?

一戸建て購入のお得な時期について、住宅メーカー・アイダ設計の住宅ローンアドバイザー 高橋一恵さんに教えていただきました。
マイホームの「買い時」はいつ?
――住宅ローンの低金利が続く今、住宅は「買い時」といえるのでしょうか。高橋さん:住宅ローンの金利は、借入金の残高に対してかかるものなので、金利が低ければ支払総額は少なくて済みます。
例えば、全期間固定金利の場合、同じ借入額でも金利によって総支払額に大きな差がでてきます。住宅ローンを利用するなら、低金利の方が金利面では有利であるといえると思います。

――今後、住宅ローンの金利が上がる可能性はあるのでしょうか?
高橋さん:まず、経済と金利の関係について、少しご説明しますね。
低金利水準が続く中、変動金利型を選択するお客様が多くなっていますが、変動金利型とは、借入後に半年ごとに金利水準が見直されて変動するタイプの金利です。
住宅ローンの変動金利は、銀行が企業に1年以内の短期で資金を貸し出す際に、採用される金利のひとつである「短期プライムレート」に連動しており、景気の動向によって変動します。
住宅ローンの「店頭金利」とは、住宅ローンを貸し出す各金融機関が、この短期プライムレートに連動してそれぞれ独自に決定している基準金利です。そこから借り主の条件などによって決められる優遇金利を差し引いた、いわゆる「実行金利」が実際の金利になります。
2020年5月現在、金融機関の「店頭金利」は、2.475~2.925%くらいが基準で、「実行金利」は、約0.525~0.925%程度となっています。1990年から下がってきていた金利は、2009年1月以降は変わっていません。
そこで今後の動向ですが、2020年に開催される予定だった東京五輪で景気が上向き、金利が上昇するのではという見方もありましたが、新型コロナウイルスによって延期が決定するなど、経済へのマイナス面の影響により、住宅ローン金利が急激に上昇する事は考えにくいかと思います。

――短期的に考えると、1年間のどの時期に購入するのがお得ですか?
高橋さん:税金面から考えますと、住宅ローン特別控除を受けるにあたり建物新規取得による住宅ローン借入期間の償還期間が10年以上で年末残高がある場合、10年間(消費税引上により3年延長)の所得控除の対象となります。そのことから、年末借入残高(元金)が多いほど節税効果は高くなりますので、住宅ローンをご利用の場合は年始よりは年末に近い時期のほうがよいということになります。
※10年間の住宅ローン特別控除対象期間中、繰上返済等により借入期間が10年を下回った場合は減税の対象から外れますので注意が必要です。
マイホームは自分のライフプランに合わせて購入しよう
――2021年の東京五輪や2022年の生産緑地制限解除など、今後の土地価格に影響を与えそうなトピックがありますが、自分たちが住むための土地・住宅の買い時についてどう考えるのがいいのでしょうか?高橋さん:東京五輪の影響は、会場周辺の豊洲エリアのマンションであれば価格の変動を感じると思いますが、そうでないエリアも多いと思います。
生産緑地制限については、都市圏の制限が解除されると土地価格に影響が出て、今よりも立地条件の良い分譲地を安く購入できると思います。

今後の景気が読めないので難しいですが、買い時を考えるなら、経済動向というよりも、ご自身が長期間の住宅ローンが組めて、団体信用生命保険※に加入できる健康状態のうちに良い物件を購入するというのがよいのではないでしょうか。
※団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者が返済中に亡くなった場合などに、ローン残額を肩代わりしてもらえる住宅ローン専用の保険のこと。
マイホームの購入は、住宅ローンの金利だけで決めるわけではありませんので、お客様のライフプランに見合った物件があればという事になると思います。
マイホームは高額な買い物です。ライフサイクルで本当に必要な時期にお買い求めいただくのが、お買い得の時期といえるのではないでしょうか。
――マイホームを購入しても、将来的には不動産価格の下落も心配されます。持ち家の価値はどう考えるのがいいでしょうか?
高橋さん:売却のみを検討されている方は不利になりますが、将来的に買い替えを考えるならば、そこで新たに購入する物件も安くなっているでしょうから影響は少ないと思います。
また、分譲住宅を購入した場合は、注文住宅などに建替えて、建物を新しくして価値を高めるという選択肢もあります。
住宅ローンについていえば、繰り上げ返済をする事で支払総額が減り、建替えや売却をするにしても有利になります。
――最後に、マイホーム購入の資金の相談は、そもそもどこにすればいいのでしょう?
高橋さん:もちろん銀行など金融機関等でも受け付けていますが、ハウスメーカーであれば、家づくりとあわせて相談することができます。
まずは店舗にいるスタッフに、購入物件や注文住宅の概算見積もりの相談をしてみてください。そのなかで資金計画や、概算のローン相談が可能です。
アイダ設計では、ローン手続きを専門にしているローン課という部署があり、私のような住宅ローンアドバイザーがおります。詳細について、住宅ローンアドバイザーからご案内させていただきます。
――よくわかりました! 高橋さん、いろいろと教えていただき、ありがとうございました!!
マイホームの購入の時期について、低金利や年間の購入タイミングなど、「お得」な局面は確かにありそうです。マイホームという人生に関わるお買い物、自分や家族のライフプランをよく考えて、賢く購入したいですね!
<お話をうかがった人>
住宅ローンアドバイザーアイダ設計 ローン課 高橋一恵 課長
住宅ローンアドバイザーアイダ設計 ローン課 高橋一恵 課長
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