【新型コロナ対策】「新しい生活様式」に合わせた家とはどんな家?
新型コロナウィルスの感染拡大を受け、全都道府県への緊急事態宣言が5月31日まで延長されました。
これと合わせて、専門家会議からは感染対策が長丁場になることを見据えて、「新しい生活様式」に切り替える必要があるとの提言が出されました。
このなかには、自宅や職場などでの行動についての具体例がいくつも出されています。
これから家づくりや住み替えなどを考えている方にとっては、「新しい生活様式」で提案されていることのなかから、今回のコロナウィルスだけでなく、感染症対策として取り入れるべきことがあるのか、気になる点ではないでしょうか。
ここでは、「新しい生活様式」に対応した間取りはどんなものがあるのかを考えてみます。
玄関とLDKを分けて考えよう
「新しい生活様式」の提言では、感染防止の基本として、次の3つをあげています。- 身体的距離の確保
- マスクの着用
- 手洗い
とくに外出から帰宅した際の行動は、次のように提言されています。
- 家に帰ったらまず手や顔を洗う できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる
- 手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う(手指消毒薬の使用も可)
それには、リビング・ダイニングなどの居室を通ることなく、玄関から直接、洗面所やバスルームに入れる動線が必要です。
こうした動線には、ウィルス対策のほかにも外での運動後や、外遊びから帰ってきた子どもたちがすぐお風呂に入れるというメリットもあります。
もっとも取り入れやすいのは、この図のように玄関横を洗面・バスルームとする間取りでしょう。
玄関そばに水回りを配置できないときは?
敷地の都合などで、どうしても居室を通らなければ、玄関から洗面・バスルームに行けない間取りになることもあるでしょう。その場合、注文住宅であれば、玄関近くにスペースをつくり、洗面台を設置するという選択肢もあります。これにより帰宅時にすぐ手や顔を洗える状態にすることができます。
玄関にスペースがなければ、玄関の外に、屋外用の水栓を付けることも考えられます。ここで手を洗えば、家のなかにウィルスを持ち込むリスクを減らすことができます。
玄関クローゼットを取り入れよう
「新しい生活様式」の提言では、帰宅後にできるだけすぐに着替えることも推奨されています。これに対応できる間取りが、玄関収納です。
なかでも玄関横にファミリークローゼットを設けるのが有効でしょう。
ファミリークローゼットは、家族の洋服を収めるウォークインクローゼットのことで、以前ご紹介した整理収納コンサルタントの川崎朱実さんのお宅では3.5畳のクローゼットを玄関横につくっています。
■玄関横のファミリークローゼットに洋服を収納!整理収納コンサルタントが伝授「新築するならほしい、このひと工夫」
ここに家族の服が収めておけば、帰宅後にすぐ着替えることも容易になり、コートやアウターを居室に持ち込むこともなくなります。
着替えが容易になるだけでなく、外で着たものを居室に持ち込むことがなくなります。
2階にも洗面所を設置する
「新しい生活様式」の提言では、帰宅時だけでなく、日常生活においても「まめに手洗い 手指消毒」が推奨されています。一戸建てでは、2階が寝室や子ども部屋になることも多いと思います。
その場合、2階にはトイレは設置しても洗面所はなく、トイレのなかに小さな洗面台をつけるだけということが多いでしょう。
しかし、推奨されているこまめな手洗いを行うことを考えると、トイレ内の小さな洗面台ではなく、洗面スペースを確保することが必要となってきます。
とくに、家族が感染症で寝込んでしまった場合には、効果を発揮します。看病した後にすぐ手を洗えれば、家族内感染の低減にも役立ちます。
新型コロナウィルスとの戦いは、これからも長く続くことが考えられます。また、それ以外にも、インフルエンザなどの感染症にかかる危険は、常にわたしたちのまわりに存在しています。
これから家づくりを検討している方は、ぜひこうした間取りを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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