片付けも“わが家らしい”が一番!〜整理収納アドバイザー梶ヶ谷陽子 わが家の収納レシピvol.1

2018.01.30 梶ヶ谷陽子
整理収納アドバイザーとして幅広く活躍中の梶ヶ谷陽子さんの連載がスタート!


テーマは「我が家らしい片付け術」。
お家が片付かない!と悩んでいる方は、もしかしたら自分の生活に合わない片付け術を実行しているのかもしれません。
無理なく、綺麗なお家をキープする方法とは?
自分の家族にピッタリな収納術を学んでいきましょう♪

【“我が家らしい”のヒントになるかも?収納記事はこちら】


“我が家らしい”片付けって?

長く続く片付けブーム。
本屋さんにいけば沢山の片付け本が置いてあり、インターネットを使えば素敵な収納ブログや収納を映したインスタグラムなども沢山見ることができます。

「家を片付ける」というのはとても素敵なことですが、それを始める前に考えなければいけないことがあると私は思っています。
それは「何のために片付けるのか?」「誰のための片付けなのか?」ということです。
その目的が今流行の「インスタ映え」などであれば、見た目だけを気にした片付けでも良いと思いますが、目的が「家族が快適に暮らすため」「家族がラクに生活するため」というものであれば、「片付け」を始める時に心がけるべきことはだいぶ変わってくると思います。

大切なのは「我が家らしい片付け」を見つけ実践することだと思います。
沢山の情報が手に入る時代だからこそ、その情報に合わせた片付けを実践するのではなく、その中から「我が家に合った片付けを選び取る」ということが「家族が毎日笑顔で過ごせる空間」を作り上げることに繋がって行くと私は思っています。

我が家は主人・娘(9歳)息子(4歳)私の4人家族です。夫婦2人で暮らしていたときは、まだ物も少なくとてもシンプルな暮らしが出来ていたように思います。
ですが娘が生まれたことで当然物が増え、息子が生まれたことでさらに物が増えました。
子どもの年齢差が5歳ということや、子どもの性別が女の子と男の子ということも、家の中の片付けや整理収納に大きく関わることでした。
今回から数回に渡り、「我が家の片付け術」をご紹介して行きたいと思います。


片付けの前には意識づくりが大切

我が家の場合、片付けの目的がとても明確で「家族みんなが大好きなことがすぐできる空間」「家族みんなが何か必要な時に自分で出し入れできる空間」というのを目的に「片づく仕組みづくり」を目指しました。


片づく仕組みづくりには整理収納が欠かせないと私は感じています。
「整理」というのは「不必要なモノを取り除く」という意味があります。そして「収納」というのは「必要な物を出し入れしやすくする」という意味があります。
「片づく仕組みづくり」を作って行くには、まず「整理=不必要な物を取り除く」必要がありました。

我が家の場合、「不必要な物」が家の中にはありません。なぜならば家族みんなが共通して持っている、「ある意識」があるからです。
その意識とは「心から気に入った物、本当に必要な物しか家に取り入れない」という意識です。
今の時代は、安く何でも手に入ってしまう時代。「安いから」「お得だから」という理由だけで物を購入してしまうと、家の中に物が溢れてしまいます。
心から気に入った訳でもなく、なんとなく購入してしまった物というのは、どうしても家の中で放置されがちです。だからこそ、ペンなどどんなに小さな物でも、必ず「心から気に入った物、本当に必要な物」を選び家に取り入れるようにしています。
そうすることが家の中の物の増加を防ぐことに繋がり、「片づく仕組みづくり」の土台にもなっています。

各ご家庭で「我が家らしい片付け術」というのはそれぞれ違うと思いますが、我が家では「物の取り入れ方」や「物との向き合い方」が我が家らしい片付け術のひとつとなっています。



物の数に制限は必要?

片付けのプロとして活動をしていて、よく質問をいただくのが「物の数はいくつまでと決めなければ片づきませんか?」というもの。
その際にはいつも「数を決めなくても片づきます。片づかないのは数を決めないからではないと思います。」というお返事をさせていただいています。

当然、物の数が増え続ければ家の中は物で溢れてしまいますが、家の中が片付かない大きな原因は「不要な物が家の中に溢れてしまう」というものです。ですが、物の数が多くても、それが全て心から気に入った物・必要な物であればどうでしょうか。
私は家の中が片づかない一番の原因は「物の数」ではなく、「その物の管理ができていないこと」だと思っています。
だからこそ「物の数を決める」ということではなく「心から気に入った物・本当に必要な物を取り入れる」ということがやはり「片づく仕組みづくり」にはとても大切だと感じています。



失敗は成功の母!悩みながら作り上げていく“我が家の収納”


もう一つ、我が家の片付け術として大切にしていることがあります。
それは「一人一人に合った収納を取り入れる」ということです。
正直な所、ここに関しては日々悩みながら作り上げてきました。同じ屋根の下に暮らしていても考え方は人それぞれ違い、当然「自分に合った収納」というのもそれぞれです。
片付けに関して沢山の知識を持っているものの始めは失敗ばかりでした。その度に何が原因かを考え、色々な収納を試してきました。

次回はそんな我が家の収納について詳しくお話させていただきたいと思います。


整理収納アドバイザー 梶ヶ谷陽子

Bloom Your Smile 代表。2013年10月より整理収納アドバイザーとしての活動を本格的に開始。Amebaブログ「整理収納レシピ」が話題を呼び、2015年6月よりトップブロガーとして活動。間取りプランナーなど暮らしに関わる資格を多く保有し、無印良品の企業研修講師を担当する等、講演、トークショー、商品PR、商品プロデュース、テレビ出演・書籍執筆など活動は多岐に渡る。2017年10月には自身初のプロデュース商品「Carry Storageシリーズ」もリリース。近著『やせる収納』(主婦の友社)。
公式ブログ:https://ameblo.jp/yoko-bys/
公式Instagram:@bloomyoursmile

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この記事を書いた人

梶ヶ谷陽子

整理収納アドバイザー
Bloom Your Smile 代表。2013年10月より整理収納アドバイザーとしての活動を本格的に開始。Amebaブログ「整理収納レシピ」が話題を呼び、2015年6月よりトップブロガーとして活動。住空間収納プランナーなど暮らしに関わる資格を多く保有し、無印良品の企業研修講師を担当する等、講演、トークショー、商品PR、商品プロデュース、テレビ出演・書籍執筆など活動は多岐に渡る。2017年10月には自身初のプロデュース商品「Carry Storageシリーズ」もリリース。新刊「気がつけば、ずっと無印良品でした。」(GB出版)が10月26日発売。また、6月29日新刊「無印良品でつくる 性格 クセ 好みに合ったマイフィット収納」(CCCメディアハウス)を出版。