節約にも健康にも!嬉しいポイント盛りだくさん!! プロに聞いたエアコンクリーニングここだけの話(前編)
住宅ライターの箕岡智子(ともこ@住宅ライター)です。
我が家のエアコンは購入して4年。
フィルターの掃除はしていたけれど、クリーニングまではやっていませんでした。エアコンを頼る季節にもなってきたし、やった方がいいよな~と薄々思ってはいたものの、きっと料金も高いんだろうなと、結局何もせず・・・。
ところが、その考えを変えさせられる出来事がありました。
それは、6月初旬のことです。
ママ友のReiちゃんが「エアコンクリーニングした」というので、その写真を見せてもらいました。
そこに写っていたのは、真っ黒い汚水画像・・・衝撃を受けました。カビやダニ、ホコリ、油などが溶けた水なんだとか。思わず顔をしかめてしまいました。
新築戸建に暮らすReiちゃんちがこのレベルでしょ・・・賃貸を渡り住んでいるうちの方がもっとやっべぇぞ!てことで、すぐに予約をしました。
運良く、一週間後にエアコンクリーニングをしてもらうことができ、今はなんとも言えない安堵感でいっぱいです。
あぁ、思う存分エアコン使えるー!(使ってましたが)
親力アップなわたしー!(もっとはよせーよ)
すっかりきれいにしてもらったエアコンから出てくる、キラキラが見えそうなほどの清々しいエアーを存分に浴びながら思いました。
冬の間、あの黒い汚れがこびりついたエアコンの空気を子どもに吸わせていたのか。咳き込んでいたのは、エアコンのせいだったのかも・・・反省。
「まあ、うちはエアコンにおそうじ機能が付いているから、クリーニングしなくても大丈夫」なんて思っている人は要注意です!!おそうじ機能は、フィルターのおそうじはしてくれるけど、エアコンの奥の方まではきれいにならないんですって!
事実、業者さんはプロになる前に「エアコンクリーニングしなくていい」と勘違いをされていたそうで、わざわざおそうじ機能のついたエアコンを購入されたのだとか。「高いのに、失敗した」とおっしゃっておりました。
なので今回は、
- エアコンクリーニングとは?
- 3つの方法
- 申し込みと確認
- 事前にしておくべきこと
- 分解洗浄の流れ
- エアコンになぜカビが発生するのか
- カビの発生を少なくする方法
- 業者さんの違い
- 【おまけ】長持ちするエアコンのタイプ
エアコンクリーニングとは?
どれだけ重要か知っている人も多いと思いますが、念のために紹介しましょう。私のように、頭では分かっているけどスルーしてしまっている人もいると思いますので・・・
エアコンクリーニングとは、プロが専用の機材や洗剤を使って、フィルターはもちろん、熱交換器という金属の部品、プラスチック製のカバー類を分解して、きれいに洗浄してくれるサービスです。
エアコンクリーニングを行うことで、
- 嫌な臭いが少なくなる
- 運転音が小さくなる
- エアコンの効きが良くなる
- 電気代が節約できる
- 咳やくしゃみといったアレルギー症状の予防ができる
きれいな空気の中で生活している、という気持ちの面での安心感も与えてくれます。
そんなエアコンクリーニング、調べてみるといくつか方法があるようです。
3つの方法
エアコンクリーニングの種類は大きく3つあります。1. エアコンを持って帰ってもらい洗浄してもらう方法
2. エアコンを壁から取り外してその場で洗浄してもらう方法
3. エアコンを取り付けた状態で洗浄してもらう方法
3 は大手がCMをしているので、一番メジャーな方法だと思います。
私は引っ越しの時、業者さんから1の方法があるということを教えてもらって知っていたのですが、調べてみると2の方法もあることが分かりました。
私はまだ「やらないよりはマシよね」のレベルなので3でお願いしましたが、業者さんによると、やっぱり1の方法が一番きれいになるそうです。
3では、どうしても届かない箇所があるので「できるなら1がおすすめですよ」とのこと。
今回は、それぞれにメリットとデメリットがあることも教えてもらったので紹介します。
まずは、見積もり金額(壁掛けタイプ1台分)ですが、
1. 3~4万円
2. 2~3万円
3. 1~2万円
といったところです。
しかし、業者さんによって違うので、あくまで目安です!!おそうじ機能の有無でも5~6000円ほど違ってくるようです。
そして、かかる時間も違います。こちらも目安です。
1. 取り外す日+洗浄する日+取り付ける日=1週間くらい
2. 取り外す時間+洗浄する時間+取り付ける時間=5時間くらい
3. 分解する時間+洗浄する時間+組み立てる時間=2時間くらい
業者さんが言われるとおり、お金にも時間にも余裕がある場合は1がおすすめです。
ただ、すでに暑い時期になってしまっている場合はエアコンがなくなってしまうので我慢しないといけません。ですので、もしも1の方法を希望するのであれば業者さんが繁忙期である6月よりも前に相談をする方が良いでしょう。
2は取り外して分解するので、1と同じように奥までピカピカになりますが、このサービスを実施している業者さんは、地域によっては少数派かもしれません。
3は比較的安価でできますが、取り外して完全に分解するわけではないので限界があります。
業者さんによって設定料金でどこまで分解し、どのように洗浄してくれるのか多少の違い(オプション設定など)があるのできちんと確認をする必要もあります。
また、エアコンの下に脚立を置くスペースがない場合、3の方法は難しいかもしれません。
ですので、この記事で基本的な知識を身につけてもらえたら業者選びもスムーズになると思います。
申し込みと確認
次に、申し込みから確認までの流れを紹介したいと思います。先ほどもお伝えしましたが、我が家は「3. エアコンを取り付けた状態で洗浄してもらう」方法を選びました。
まずは、我が家のエアコンを紹介します。2013年製パナソニックの標準的な(お掃除機能なしの)エアコンです。
比較検討してみようとメーカー元であるパナソニックのサイトを調べたところ、クリーニングサービスは既に売り切れでした。6月初旬でもう?みんな考えることは同じなんだな~と思い、予約が先になるかもしれないな~と覚悟を決めることになりました。
気を取り直して、次はヤマダ電機のサイトです。
エアコンはヤマダ電機で購入したので、何か特典があるのではという期待を寄せて、ヤマダ電機のハウスクリーニングサービスを調べました。
ありました、特典。狙いどおりです。
WEBまたは携帯サイトから申し込むと5%OFF!!
安心・プレミアム会員はさらに+5%OFF!!
(※2017年7月3日現在の情報です)
我が家は安心会員なので、WEBから申し込むと通常価格11,000円(税別)が10%OFFで9,900円(税別)になるみたいです。
室外機も同時にクリーニングのオプション10%OFFの1,800円(税別)もつけたので、消費税を合わせて12,636円です。
他のおそうじ業者さんも調べたのですが、安かったのと、ビッグネームであるという理由で決めました。
申し込みは、携帯サイトから簡単にできました。
入力フォームに件数や個人情報を打ち込み、送信!
次の日には電話がかかってきて、日程の打ち合わせです。
最短で5日後とのことでしたので、ラッキー!と思いながら5日後に予約。金額の明細も教えてくれて「当日、直接業者さんに支払ってください」とのことでした。
前日には電話で再度時間などの最終確認もしてくれました。
来てくれた業者さんの優しいこと、丁寧なこと。あれこれ聞いても嫌な顔ひとつせず説明してくれて、本当によかったです。ありがとうございました。
次回は、「事前にしておくべきこと」をご紹介します。
「エアコンクリーニングここだけの話(中編)」に続く・・・