【徹底洗浄】気になるクリーニングの過程を完全リポート!プロに聞いたエアコンクリーニングここだけの話(中編)
住宅ライターの箕岡智子(ともこ@住宅ライター)です。
エアコンクリーニングここだけの話(前編)では、
- エアコンクリーニングとは?
- 3つの方法
- 申し込みと確認
中編では、
- 事前にしておくべきこと
- 分解洗浄の流れ
以前の内容を踏まえて、今回はエアコンクリーニングの過程を具体的に追っていきます。
事前にしておくべきこと
2つあります。それは、お風呂場のそうじと、エアコン下に脚立を置くためのスペースの確保&そうじです。
これは私の「そうじしてなくて恥ずかしかった」という失敗談ですので、ご参考までに。
ヤマダ電機のハウスクリーニングサービスから最終確認の電話をいただいた時に「何か事前にしておくことはありますか?」と聞いたら「とくになにもありませんよ」とのことでしたので、本当にとくになにもしていませんでした。掃除機をかけるくらいで。
ところが、当日「お風呂場お借りします~」って、えー!!
風呂場のそうじなんてしてない。おそうじ屋さんにきてもらうのに、そうじするのもあれなんですが、風呂場を使うのは想定外でした!
せめて排水溝を!と気づいた・・・時にはすでに遅し。業者さんがそうじしてくれていました。ずぼらな私の責任でございます 汗
風呂場を使う使わないは業者さんによって違いますので事前に確認しておくことをおすすめします。
さらに、エアコンは寝室にあるので、ベッドを50cmほど移動してもらうことになりました。ベッドを移動するということは、下にたまっているホコリだの、おもちゃだのが顔を出すということでもあるのですが・・・なんとか足場のセットは完了です。
という感じで「なにもしなくていいですよ」と言われたとしても、その日に合わせてある程度そうじをしておいた方が、恥ずかしい思いをしなくて済みます!
たとえできていなくても、問題はありません。業者さんは慣れておられるようでしたし、笑ってその場を乗り切るという方法もありますので(私自身)。
分解洗浄の流れ
エアコンの分解洗浄についてご紹介します。この流れは、業者さんによって細かい違いがあるとは思いますが、おおよその流れに違いはないと思います。我が家の場合、2人の業者さんが来てくれて、テキパキと分業されていました。
1. 問診
まず事前にいろいろ確認していただきます。トラブルを起こさないためですね。
こちらの内容については、設置状態の確認や本体に傷や汚れはついていないかなどはもちろん、本体自体の動作の確認もしてくれます。その数なんと約17項目!エアコン本体のことからリモコンのことまで、細かく見てもらえるので安心感があります。
この間に、もう1人の方はブルーシートや洗浄道具などを搬入されていました。
(注)ここからは決してキレイな写真ではないので、ご了承ください。しかし、これが現実です。
ビフォア画像その1
フィルターにたくさんのホコリがついています。冬になる前にそうじしたので、約4ヶ月分の汚れです。
ビフォア画像その2
空気が出る部分のアップ画像です。黒い点々が_カビです。ぎゃー!勇気がいると思いますが、お宅のエアコンもちょっと覗いてみてください。
2. 分解
工具を使ってカバー類を外していきます。
外したカバー類は、お風呂場近くのブルーシート上に並べてくれました(私が写真を撮りやすくするための心遣いです)。しかしフィルター、ひどすぎます。
丸裸のエアコンです。あれ?小さくなった?
この銀色の部分は「熱交換器」というところです。ここにもホコリやカビがくっついています。この部分は自分でそうじするのが難しいところです。スプレー缶の洗浄で簡単に済ませる人もいると思いますが、すすぎができないので、あまりおすすめはしないとのこと。
3. ホコリを取り除く
ブラシなどを使って、ホコリを掃除機に吸い込んでいます。
4. カバー類の洗浄
カバー類とフィルターをお風呂場でキレイに洗浄してくれています。専用の洗剤と、やわらかい車用のブラシを使ってゴシゴシ。
こんなにキレイになりました。
5. 養生
次に、養生します。水が入ってはいけないところへの水の侵入を防いだり、まわりに水が飛び散らないようにするためです。
6. 熱交換器の洗浄
熱交換器に専用の薬液を吹きかけ、汚れを浮かします。
汚れがこんなに流れ出てきました。真っ黒~。
7. 高圧すすぎ
浮いた汚れを高圧の水を吹きかけ、すすぎます。
徐々に黒かった汚水の色が薄くなっていきます。カビ(黒い塊)が流れでてきています。
哺乳瓶を洗うスポンジで奥までキレイに。
養生のビニールシートに溜まっていた水もすっかりキレイになりました。
8.室外機の洗浄(オプション)
ホースの中の汚れも、専用のクリーナーでシュポシュポとキレイに。ホースから汚水が流れます。
室外機も同じように薬液をかけ、高圧洗浄します。
9. 組み立て
分解したカバー類を拭いて、元のように組み立てて作業は終了です。
後片付けをしてもらいながら、作業後の問診をしてもらい、サイン→お支払い という流れです。
中を乾かすために「1時間ほど冷房を運転させてください」とのことでした。
さて、我が家のエアコンはどれほど美しくなったのでしょうか?
結果は、「エアコンクリーニングここだけの話(後編)」(Coming Soon!)で確かめてみてください!
ちなみに、溜まった汚水はこちら。カビ、ホコリ、ダニ、油が溶けています。
・・・この汚れが普段あんなに使っていたエアコンにこびりついていたなんて。頭が痛くなってしまいますね。