意外と知らない「リフォーム」と「リノベーション」の違い

2016.10.16 ieny編集部

家づくり、部屋づくりを考えるときに「リフォーム」「リノベーション」という言葉は耳に入ってくるものですが、どのような違いがあるのかをご存知でしょうか。その違いをご紹介します。

リフォームとは

リフォームは老朽化した住居を新築のように補修・修理をすることです。もともとの部屋の構造、建具などをいじったりはせず、壁紙を張り替えたり、畳の表替え、フローリングを補修するなど「新居のような新しさ」を取り戻すものになります。
マンションやアパートなどで、前の住人が退去した後に行う作業がこれに当たります。そのほかにも、外壁の塗り替え、キッチンの仕様変更なども含まれます。

リノベーションとは

リノベーションは、もともとある部屋を改造するような、大規模な工事を行うものです。リフォームとは違い、部屋の仕切りを壊して広い一部屋に仕上げたり、新たな機能を追加するなど、住む人のライフスタイルや好みを反映した部屋づくり・家づくりをする意味合いが強いものです。マンションなどを購入する際に、新築ではなく中古物件をリノベーションすることで、より住みやすく、価格も低く抑えられるなどの利点があります。

リフォームとリノベーションの違いって?

これらの違いはやや分かりにくいものですが、建物の本来の構造を新築同然に蘇らせるのがリフォーム、大幅な機能性の向上を図る(大規模な工事を伴う)ものがリノベーションだと捉えると、混乱が少ないのではないでしょうか。ただ、それぞれの作業工程は規模や金額面で大きく異なるので、違いを知っておくことが大切です。

リフォームは増改築などを行わないため、費用は安く抑えることができ、短い工程で完成します。また、改装後のイメージがしやすく、インテリアの配置、家具の購入などの計画が立てやすいという利点があります。リノベーションは住宅購入時に自分の好みの設計ができるのが大きな利点と言えます。建売を買うとどうしても一つや二つは住みにくさがあるものですが、自分のライフスタイルに合わせた設計ができれば、それは容易に解決します。また、自分の好みに合わせて改築した家は格別の愛着がわくものです。

よりよい選択を

これらの点を踏まえ、より家庭の事情に合った方を選ぶとよいでしょう。ただ、中古物件のもともとの状態によっては一般的に言われているような価格の差が逆転する場合もままあります。業者などとの事前の相談を念入りに行い、物件に合った工事を行うことも大切です。

後悔がないようしっかりと計画を立てて、理想の部屋づくり・家づくりを成功させましょう。

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この記事を書いた人

ieny編集部

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