雑草や苔に悩まされない!一戸建てのエクステリア作りのアイデア

2023.12.11 地域ライターE

ガーデニングに興味がないし、エクステリアのお手入れはできるだけ省力化したい。家の周りは常にキレイで雑草やコケが生えているような状態にしたくない!! こんな希望がある方は、どんなエクステリアにすればよいのでしょうか。

ちょっとした隙間に少しの土があるだけでグングン育つ雑草。日陰でジメジメした場所に生えて見栄えを悪くするコケ。この2つに悩まされずに済む方法を紹介します!


コンクリートで覆えばすべて解決!?


「土があるから雑草が生える。だったら土をなくすためにコンクリートで覆ってしまえばいいのでは……」と、雑草対策のためにコンクリート打ちっ放しを考えてはいませんか。

オシャレな雰囲気で耐震性・耐火性に優れたコンクリートですが、デメリットも多いです。夏場は照り返しが強く蓄熱するので家の中まで暑くなり、逆に冬場は部屋が寒くなります。さらに、お子さんがコンクリート壁にボールをぶつけて遊ぶと音が響き、雨や雪が降れば転倒しやすく危険です。

また、風通しや日当たりの悪さによってその条件は大きく異なりますが、コケやカビが生える可能性も。高圧洗浄機や熱湯消毒・塩素消毒などを利用すればキレイにできますが、そもそも「手間をかけずにキレイを保ちたい」という目的からは外れてしまいます。

さらに経年劣化が進むと、コンクリートの割れ目や継ぎ目から雑草が生えてくるのも珍しいことではありません。完全に手間をかけず、長期に渡って美しさを保つ方法を探すのは、現実的ではないかもしれませんね。

コンクリートで家の周囲や部の全部を覆うとなると、工事も補修も費用がかかります。ひとまず駐車場だけ、玄関周りだけ、家の裏のスペースだけなどスペースを区切って負担の少ない場所から始めるのがいいと思います。


防草シート&砂利で両サイドの細い通路をカバーする

家周りの通路部分から対策を考えましょう。通路部分にはゴミ箱を置いたり、給湯器・エアコン室外機の設置、メンテナンスの際には足場を組んだりするので、人が通れる状態をキープしたい場所です。

そこで「水はけがいい」状態に保つことを意識しましょう。日の当たらないスペースをコンクリートにし、排水用の傾斜をつけなかったことで湿気が抜けず、常にジメジメとした状態になって失敗してしまったというケースがあります。


対策の一つとしてオススメなのは、防草シートと砂利の組み合わせ。防草シートには一部水を通さないものもありますが、ホームセンターなどで一般向けに販売されているもののほとんどは透水性があるものです。

防草シートは耐用年数によって価格が異なります。簡易なタイプであれば1年程度、長いものでは10年程度もつと言われています。防水シートの劣化原因の多くは紫外線のため、防水シートの上に砂利を敷くことで防水シートの耐久性も高まります。

砂利も透水性の高いある程度の粒の大きさのものを選ぶとよいでしょう。最近では上を歩くと音の出るタイプなど、防犯性を高めた砂利も登場しています。防草シートを隙間なくきれいに敷き詰めたい・できるだけ耐用年数を伸ばしたいのであれば、専門業者に依頼するのも一案です。


狭い場所なら密生タイプのグランドカバーで雑草を寄せ付けない!

ファサード(建物の正面部分)の門扉周りや玄関周りなど、あまりにも殺風景で寂しいから見栄えはよくしたいけど、雑草には悩まされたくない……という方には密生タイプでグランドカバーになる植物を植えてみてはどうでしょう。

地植えであれば、頻繁に水やりをすることなく雨で十分。密生しているので他の植物が根を張る隙間はありません。それでは、玄関周りの小さな植栽スペースによく使われるグランドカバーを紹介します。

玉竜(タマリュウ)



日向でも日陰でも場所を選ばずに育ち、病気や害虫がつくこともほとんどなく、成長が遅いので剪定や切り戻しの手間も少ないです。夏場は雨が降らない日が続き、葉の色が悪くなったら朝晩の涼しいタイミングで時々水やりをするといいでしょう。

ディコンドラ(ダイコンドラ)



ハートの形をした葉がキュートで、踏みつけに強くいので人が通るスペースにイチオシ。敷石やレンガ、枕木の隙間を埋めるように植えます。夏の暑さにも強く、乾燥を好むため水やりの必要はありません。逆に、完全に日陰になってしまう場所、気温がマイナスになることが多い寒冷地では地上部が枯れたようになってしまうためオススメできません。


タイルデッキ・ウッドデッキも雑草対策に

雑草が生えてくるのは、植物にとって環境のよい場所だということ。
  • 日当たりがよい
  • 風の通り道
  • 水(雨)が当たる
この条件をできるだけ少なくしてしまえば、雑草も少なくなります。

面積の広いスペースの雑草対策としてタイルデッキやウッドデッキを敷き、日陰&雨よけを造ってしまえば雑草対策になります。防草シートや砂をひく、密生タイプのグランドカバーを植えるなで、スペースに応じた雑草対策を工夫してみましょう。


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この記事を書いた人

地域ライターE

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建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります