世界遺産候補にノミネート!ル・コルビュジエの代表作「サヴォア邸」をご紹介します。

2016.06.19 ieny編集部
「サヴォア邸」とは、近代建築の巨匠ル・コルビュジエの作品。コルビュジエは、その作品群が世界遺産の候補にノミネートされたことで、一躍話題になっているコルビュジエ。その最高傑作のひとつと言われ、フランスのパリ郊外に位置する「サヴォア邸」とは一体どんな建築物なのでしょうか?

引用元: リノベるリフォーム☆リノベーション

偉大なスイス出身の建築家「ル・コルビュジエ」


主にフランスで活躍していた建築家のル・コルビュジエ(本名 シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリ)はスイス出身。切手や通貨の10スイスフランに載るスイスの近代建築の巨匠であるだけではなく、モダンなデザイン住宅の基礎を作った建築界を代表する人物です。

自然豊かな緑の中に佇む白亜の建物

引用元:live-service

パリ郊外のセーヌ川が流れるポワシーという町にサヴォア邸は位置しています。
周囲は整備された芝生と木々に囲まれており、噴水すらない落ち着いた環境。
以前の敷地は広大で約7倍の広さがありましたが、現在では縮小され駐車場などが設置されています。

大地から浮かんでいるような設計

引用元:自然素材住宅のススメ

サヴォア邸のもっとも大きな特徴は、一階のピロティ空間。
フランス語で「杭」という意味をもつ「ピロティ」とは、ル・コルビュジエらが提案した建築スタイルです。
一階のスペースを空け、二階以上を持ち上げることで地面から浮き上がっているような雰囲気を実現。
「宇宙船」と例える人もいます。

内庭から屋上まで立体的な建築設計

引用元:自然素材住宅のススメ

緑を感じることができる内から屋上庭園まで続くラインは立体的に造られています。
このような設計は、当時の建築常識からは考えられないもので、近代建築の基礎を感じることができます。
斜路が繋ぐ一階、二階共に大きなガラスで仕切られているため、より一層広く空間を魅せています。

広く、開放的なリビング

引用元:自然素材住宅のススメ

大きなガラスの引き戸が特徴の広いリビングはとても開放的で、外と中の境界をハッキリとさせない設計になっています。サヴォア邸は一般のイベント会場としても利用されており、自然と調和した開放感の中でカクテルパーティや大人数での会議などを行うことも可能です。

手元にいつでもサヴォア邸

引用元:google画像

世界遺産にもノミネートされており、ヨーロッパを代表する建築物のサヴォア邸は世界的に人気のある玩具・レゴブロックでも販売されています。細かい所まで再現されており、ヨーロッパの人々に愛されてきた歴史ある建築物を自分のモノにできます。

近代建築の基礎を築いたル・コルビュジエの「サヴォア邸」では、ガイドや日本語資料も付いた一般見学やイベント利用も行っています。パリへ行かれる際はちょっと足を伸ばして、自然豊かな環境の中に佇む歴史的建造物を体感してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

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