門松や正月飾りを外すのは今日がベスト!処分方法も詳しく解説します

2020.01.07 地域ライターE
門松や正月飾りといった「縁起物」が不要になったとき、そのままゴミとして捨てるのはちょっと抵抗を感じる……という方も多いのではないでしょうか。


最後まで「感謝の気持ち」をこめて美しく処分したい! とお考えの方に、この時期に片づけなくてはならないお正月飾りの気持ちよい&正しい処分方法をご紹介します。

門松などのお正月飾りは「どんと焼き」へ!


自宅に門松を飾るお宅も少なくなっていますが、お正月飾りを玄関に飾っている方は多いのではないでしょうか。

門松は、歳神様をお迎えするための依代(よりしろ)。「門松のある家」を目指して来られる歳神様のための大切な印なのだそうです。

1月7日を「松納め」といい、元旦からこの松納めの日までを「松の内」と呼びます。門松や正月飾りを取り払うのは一般的にこの松納めの1月7日です。関西地方など、地域によっては1月15日が松納めとなるところも多いので、地域によって合わせましょう。

この時取り払った門松や正月飾りは、1月15日に各地の神社で行われる「どんど焼き」と呼ばれる火祭りで納めましょう。このどんど焼きでは、門松だけでなく、しめ縄やお守りなども納めることができます。

地域の神社でお返しできない場合は、地域の分別に従って自治体のごみ回収に出すことも可能です。

神様の依り代になった神聖なものをゴミ回収で処分する際のポイントは以下の3つ。

  • お塩をふって清める
  • きれいな紙にくるんで、外から見えないようにする
  • 大きなものは切ったり折ったりしてもOK
全国8万社の神社を統括する「神社庁」のサイトできちんと案内されている方法ですから、安心してくださいね!


しめ縄、お札など縁起物の処分方法


門松は松の内まで飾りますが、新年を迎える前に取り外す古いしめ縄やお札などを処分する場合に一番オススメしたいのが、初詣でお参りする神社にお返しすることです。

多くの神社で、参拝する前に「お札納め所」「古神札納所」「古神符納所」が用意されています。

たくさんのお札やお守り、破魔矢や熊手などが集まりますから、できるだけ余計なゴミが出ないように、紙袋やビニール袋に入れて持ち込んだ場合は、縁起物以外は持ち帰るようにしましょう。

キーホルダー付きのお守りなどは、金属部分を取り外しておくなど分別しておくことも気を付けるポイントです。ほとんどの縁起物は「布・木・紙」を使ってできていますから、それらはそのままお返ししましょう。お守りも開けずにお返ししてください。

また、お札納め所の前には賽銭箱が用意されていますので、「焚き上げ料」となるように、量や元のお札の金額に応じて奉納します。

お返しする神社は、お札やお守りを頂いた神社でなくても問題ありません。


市区町村のゴミ回収に出す時の注意点は?

周辺に引き取りや納める場所がなく、自治体の一般ごみ回収に出さなくてはならないときは、市区町村のゴミ処分方法に従って分別します。

分別回収方法は自治体によって大きく異なりますから、必ずチェックしてください。
一般的には、指定ゴミ袋に入るものは木・プラスチック・金属などの素材別に分別し、指定ゴミ袋に入らない大きさのものは粗大ごみとして出します。自分で小さく切ることができれば、指定ゴミ袋を使うことができます。

キレイに片付けるところまで、きちんと対応してこそ効果がある季節の飾り。きちんと片付けて気持ちの良い年を迎えましょう!

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります