一生独身を決意した人間は家を買うべきか?独身の住宅購入について

2016.09.22 ieny編集部


マイホームの購入を真剣に考えるきっかけと言えば、「結婚」や「出産」などの家族の兼ね合い。独身の方は、住宅購入について自ら働きかけなければ、住宅購入の是非について考える機会を持つことはあまりないと言えます。そこで、今回は、一生独身を決意した人にとって、「住宅購入ってどうなの?」という是非を掘り下げていきたいと思います。

独身生活の心が安定する選択を取ろう

独身を一括りにして、住宅購入を語ることはできませんが、独身の方は、良いときも悪いときも基本的には一人と考えると、自分が一人でいることによって、「何が崩れると心身が不安か?」「何があれば心身が安定するか?」、その二つを考える必要があります。

定収入があるうちに長く居住できる場所を探しておくことで得られる安心感

例えば、家賃8万円の部屋なら、年間の支出は約100万円。老後が20~30年あるとすると、住居費だけでおよそ2000~3000万円は飛んでいく計算になりますよね。

この事実に強い不安を感じる独身の方は、定収入が充実している間に住宅購入をするのは良いことでしょう。逆を言うと、老後のお金に関するプランをきちんと決め、それを無理なく楽しく実行できる方は、賃貸でも構わないということになります。

「老後に毎月出ていく住居費」が心に及ぼす影響を考えてみて下さい。

購入するなら資産価値が上がる住宅購入を

独身だからこそ、住宅購入を家族との兼ね合いではなく、自分中心に考えることができます。それは言ってみれば、自分自身のビジネスという観点で自由に住宅購入ができるということです。

ですから、購入するなら、資産価値が上がる物件がオススメです。新築よりも、格安物件や中古物件をリノベーションすることで、長期間資産価値が目減りしにくくなったり、資産価値を保てたり、逆に資産価値を上げることもできます。

家にも住めて、ビジネスもできて、自由に選べる。独身ならではのロケーションを重要視した住宅選びが資産価値の上がる購入に繋がることもあります。

マンションを買う時はいろいろと配慮が必要

タワーマンションなどは売ろうと思っても負債だけが残る例がとても多いと言われています。独身で抱える不安は、心にもたらす不安も大きくなりますよね。

独身で固定収入を得たい場合に物件オーナーを考えるひともいるでしょう。でも、避けたいのが、入居者数が多いマンションの物件を購入することです。

オーナーになれば、管理組合の役員や理事長なども当番制で回ってきます。そうなれば、土日は、管理組合の用事で休日がパーになってしまいます。入居者数が多ければ多いほど、問題はどんどん増えていき、議題は増え、会議が増えて、結局は自由が減ります。

忘れてはならないのは、独身である最大の魅力のひとつは、「フリーダム」であるということです。自由を邪魔されないような物件を選ぶことで、独身ならではのフットワークの軽さとマッチしたライフスタイルを送れるようになります。

最後に:独身ならではのオリジナルな楽しみ

以上、「一生独身を決意した人間は家を買うべきか?」という観点で独身の住宅購入について掘り下げてきました。

最後に、独身の魅力をもう一つ。それは、その時々の気分によって住む土地や部屋を変えられること。健康なうちの老後の楽しみとして、いろんな地域を右往左往しながら、その土地ならではの景観に触れることは、一生独身を決意した人ならではのオリジナルな楽しみです。

そもそも、その独身の人が独身であり続けることを選択するのには、「一人で変化を楽しむことに飽きずに楽しんでいられるから」という理由もあるはずです。賃貸で住みながら、老人ホームなどのコミュニティへ早い時期から参加することも一つの手です。

独身の方も、住まいは一生の幸せを左右する大事な要素になります。今までご自身の住宅購入について考えていなかった独身の方は、これを機に、自分ならではの住宅プランを設計してみると、より人生が楽しくなるはずです。

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この記事を書いた人

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