断熱は、オイルショック後? 断熱材の種類を知って賢く断熱しよう!

2016.09.17 ieny編集部
地球温暖化が心配される現代ですが、家族が住む場所として安全で快適な暮らしを実現する為に必要な断熱材料には、どのようなものがあるのでしょう。素材選びを慎重に行って、エネルギーを無駄遣いせずに建築物の持ち味を活かせるようにすることが大切です。


断熱の歴史


古くから行われている印象がある断熱ですが、歴史は浅く1970年代に発生したオイルショックが大きく影響していて、その後「省エネ」という言葉やエアコンが普及したとされています。1989年には公庫融資で断熱が義務化されるようになりましたが、当時は現在ほど積極的に取り組む建築主や工務店は多くありませんでした。しかし徐々に環境問題への関心が高まるようになり、住宅エコポイントへの興味が加わり、断熱工法を住宅建設時に依頼するケースが増えたとされています。

断熱に使われる材料の性質


選ぶ断熱材によって期待できる効果が異なることから、目的を明確にして選択するのが大事です。繊維状に加工した繊維系とプラスチックを発砲させて気泡をつくった発砲プラスチック系があります。更に繊維系はガラスや鉱物が原料の無機質繊維系と、パルプや古紙を原料とした木質繊維系に細かく分類されます。価格も大切ですが、使用箇所に合わせて素材を選ぶのが重要で、耐久性や耐熱性を始めとして様々なチェック項目があり、施工方法によっても選択肢の幅が大きく広がりますので、正しい知識が求められます。

窓やドアの進化


断熱に大きく関わるやドアですが、最近では気密性が高い商品をはじめ高性能で暮らしに役立つものが多くなり、窓やドアのリフォームをおこなって暮らしを快適にする方が増えています。空気の通り道であることから、寒い冬に温かい空気が外へ逃げてしまう場合や、暑い夏になかなか室内が涼しくならない等を経験している方も少なくないはずです。明かりを取り入れ空気を循環させるために欠かせない窓やドアは、実際に住む家族の希望に合わせて最適な選択をすれば、良さを活かした使い方ができます。

まとめ

優れた断熱技術を賢く利用しますと、電力消費量等を節約しながら快適な暮らしが実現できるはずです。様々な情報が溢れている便利な世の中になっている現代だからこそ、歴史や原点を振り返り、身近な知恵や工夫を生活に取り入れることが大切になります。住宅建設やリフォームを検討する場合は、あらゆる情報を参考資料として役立てるのが最善策となるでしょう。

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この記事を書いた人

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