注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~メンテナンス編~

2023.11.14 地域ライターE
「終の棲家」として購入する一戸建て。高い買い物なのに一生快適・安全な暮らしが続くわけではありません。購入時や、数年の入居では気づくことができませんが、長年住むと「メンテナンスについて」考えるときがきます。

そこで今回は、家づくり情報サイトieny「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」シリーズ~メンテナンス編~をお届けします!


「メンテナンスフリー」と聞いていたけど定期点検は必要!?


「それなら最初から言っておいてよ~」と思ったのが“メンテナンスフリー”という言葉の意味です。「そうだ! 家を買おう!!」と思いついてから、約3カ月くらいで一気に契約まで進んだので、正直なところ家づくりについては知らないことがたくさんあったと思います。

でもまさか「メンテナンスフリー」が「メンテナンス少なめ」っていう意味だとは思っていませんでした。

営業さんが「当社の家は○十年保証で業界トップクラスです。これができるのは、屋根材と壁材にメンテナンスフリーの耐久性が高いものを取りそろえているからなんです! 」「壁や屋根のメンテナンスは、数十万~数百万円必要なこともありますから、メンテナンスフリーで長期保証がお得です!!」などと力説していたので、そりゃあラクで便利だなと思い言われるままに契約しました。

でも1年、3年、5年と定期検査を行い、5年目のときに「西側の壁の一部のシーリングにひびが入ってきているので、補修をオススメします。コーキングの費用は補償対象外なので……」と言われてびっくり。とりあえず5年目、初めてのメンテナンス実施しました。

(Aさん・中堅ハウスメーカーに依頼して注文住宅を建築して8年)


高額なオプションはメンテナンスと入れ替えの費用がツライ


電動シャッターに監視カメラ、外国製の大きな食洗器……。家を建てたときは夫の事業が好調だったので、営業の方にすすめられるがまま、セキュリティが高くなる設備や家事がはかどる家電を設置しました。

入居後10年くらい経つと、少しずつ不調が出てくるようになるんですね、電気系統の設備って。まず、ガレージの電動シャッターから異音がするようになりました。夫は早朝や深夜に車を出し入れすることもあるので、ご近所の迷惑にならないようにすぐに取り換えることに。使用していたシャッターの撤去費も含め100万円近くしました。

その後、年月を重ねるにつれて監視カメラのモニターが見えなくなり、食洗器が作動しなくなり、天の電動モーターも反応しなくなりました。今まで使用していたものが使えなくなると不便を感じるので、始めから設置しなければよかったと後悔しています。

「家全体」の費用からすると数万~数十万円のオプションって小さな額に見えますが、後からよく考えるとやっぱり高額です。ローンっていうわけにもいかないですし。

(Bさん・建築事務所に依頼して2階建てを建築後17年)


給湯費交換、情報交換すると結構値段が違ってモヤモヤする……


わが家が最初にメンテナンスを行ったのは、冬場急に壊れたガス給湯器の交換でした。お風呂や食器洗いに困るだけでなく、暖房にもガスを使っていたのでリビングが寒くなってしまい、至急業者さんを探すことになりました。

その当時、世界的にさまざまな製品の部品不足が続き、品薄状態が続いているというニュースが流れていました。ネットで検索し、その会社には在庫があったのですぐにお願いして取り付けてもらいました。その結果、ガスが使えない期間は短くて済んだのですが……。

後日、知人たちに「ガス給湯器が壊れて大変だった」と話をしたところ、「ウチも去年交換したよ」なんて話を多くの方から聴けたのですが、かかった費用が違うのです。同じメーカーの同じ型番の給湯器でも、倍くらい値段が違いました。

過大請求という訳でなく、こういう設備は在庫状況やスタッフで値段がかなり違うんだそうです。ネットで調べる段階でいくつかの会社に見積もりを出してもらうべきだったのでしょうか。ストレスがかかりますよね。

(Cさん・地元工務店でセミオーダープランで一戸建てを建てて15年)


定期点検のための準備が大変!


大手ハウスメーカーで二世帯住宅を建てました。定期点検サービスがあり、引き渡しのときから定期点検を行い、お墨付きがいただけるので安心です。ただ、正直そのための準備が結構大変で……。

排水パイプチェックは、洗面台下やキッチン下に収納しているモノを出して掃除をしないといけないし、床下点検は床下収納の重たいストックを全部出さないといけないし、屋根裏収納も動線を確保して……と大掃除レベルです。

しかも義父母は「そのまま見てもらえばいいじゃない」と全く協力してくれないので、2世帯分を私が行っています。点検当日も、作業員の方が床下から屋根裏まで電気設備、換気設備、給水管、排水管、ガス管をチェックするので、2時間くらいかかります。

数年に一度のことですが、毎回終わった後はぐったりです。定期点検すると安心はできますが、点検日の前日と終了後は大変です。

(Dさん・大手ハウスメーカーで二世帯住宅を建てて6年)


家の劣化や災害時の大きなダメージを回避できる定期点検とメンテナンス。普段の生活に問題を感じないと「まだ先でいいか」「メンテナンスは面倒だな」と先送りしがちです。

多少面倒ですが、「定期点検」に加入せず10年以上一軒家に住んでいる方で、ヒビやくすみのある外観、床の軋み、隙間風、電気設備の不具合を感じるているなら、ホームインスペクション(住宅診断)等を利用してみるのもいいかもしれませんよ。

>>経年変化でどれだけ変わる? 「30年後の画像」で知る住宅メンテナンスの大切さ


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります