注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~家づくり参加編~

2023.06.19 地域ライターE


多くの方にとって初めての経験となる家づくり。大金を投じ、長い期間住むことになるマイホームに情熱を注ぐ方はたくさんいらっしゃいます。なかには“自分も家づくりの過程に関わりたい!! ”という方も。

そこで今回は“自身が家づくりに参加したい”という「家づくりハイ」「マイホームハイ」になってしまっていた当時の状態について振り返っていただきました……。

後悔しない家づくりを応援する家づくり情報サイトienyの「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」シリーズ「家づくり参加編」をお届けします!


夫の「家づくりに参加したい希望」と妻の「全部プロにやってほしい」の闘い


夫は昔からDIY好き。夫婦で賃貸アパートに住んでいたときは、壁を傷つける釘・ネジ・接着剤などは使わず、貼って剥がせるシールを使って部屋のあちこちを改造して楽しんでいました。

上手ではありますが、素人が見よう見まねでやっていることです。棚を作った際は少し斜めになっていたり、壁にタイルシートを貼った際は遠くから見ると色の組み合わせがちぐはぐだったり、プロの仕事には到底及びません。

家のことを進んでしてくれるのはよいことなので「スゴイ! スゴイ!!」と褒めていましたが、それがよくなかったんでしょうね……。

家を建てる話になったときに「漆喰壁にして自分も左官屋さんと一緒に塗りたい 」「壁紙は自分で選んだモノを自分で貼りたい」「お風呂のタイルは自分たちで貼ろう」などと言い出しました。

賃貸に住んでいたときは、原状回復できるDIYだったので好きにやらせていました。でも注文住宅の仕上げが素人DIYなんて絶対にイヤです。でも、今まで「好きにしていいよ!」「上手!!」と褒められていた夫はなかなか諦めてくれませんでした。

お互いが妥協し、最終的にエクステリアは好きなようにDIYしてよいことにしました。芝を敷いたり、アプローチに敷石を並べたり、フェンスに好きな色のペンキを塗ったりと楽しそうです。ガーデニングとエクステリアの手作り感がマッチした外観になってよかったです。
(Aさん・地元工務店で注文住宅を建築して3年)


子どもの作った表札、時間が経って冷静になると


家を建てた当時、わが家の子どもたちは小学1年生と幼稚園年少でした。依頼した建築士の方は子ども好きで、わが家で打ち合わせする時には子どもにプレゼントを持ってきてくれるほど。

子ども部屋の壁紙に子どもの意見を取り入れるなど、何かと気を配ってくれて、本当によい建築士さんに出会えたと今でも感謝しています。ただ、一つだけ後悔していることがあります。

それは、子どもたちが手作りした門扉の表札です。小さなガラスタイルを組み合わせ、名字をアルファベットで並べたものなのですが、当時はまだ小さい子どもたちが作ったので、とっても上手だと思いました。でも、子どもも大きくなり、冷静に見てみると「子どもが遊びで作ったもの」感満載なんです。

特に反抗期の期間は、「こんなにカワイイことをしていた時期があったのに……」と当時のことを思い出し、表札を見る度にイラっとしてしまいました(笑)。子ども参加型の場合、毎日目にするものじゃない方がよかったのかもしれませんね。
(Bさん・一級建築士に依頼して注文住宅を建てて10年)


家族で塗り壁にトライ。失敗もいい思い出と言うけれど……


自然素材にこだわった家づくりを得意とする建築事務所で家を建てました。当時、その建築事務所のホームページに“漆喰壁に家族で挑戦”とあり、このアイデアすごくよい!! と取り入れることにしました。

結果、これがめちゃくちゃ難しかった。見本を見せてくれるし、左官屋さんも一緒に手伝ってくれますが全く同じようにできません。建築士さんは「塗りムラ一つ一つが家族の思い出になりますから、むしろ味があった方がいいんです!! 」とおっしゃるので、そのときは「確かにそうだな」と思えたのですが……。

こちらとしては、もっと上手にできると思っていたんです。途中から左官屋さんに全部やり直してほしいと思いましたが、「素敵になりましたね!! 」とキラキラな建築士さんに、何も言えませんでした。塗りムラのひどい壁を見てはその時のことを思い出してしまいます。
(Cさん・建築事務所に依頼して新築注文住宅を建築、2年)


ハーフビルドやセミビルドに幼児を連れていくと大変


「ハーフビルド」「セミビルド」の家づくりに夫婦共々興味がありました。でも、小さな子どもがいる共働きの環境なので、現実的ではないと思っていました。

家を建てる際、工務店の施工管理担当の方に「本当は自分たちでいろいろやってみたかったんですよね~」と伝えたら、「よかったらフローリングの塗装や、小さな部分の壁紙とか貼ってみますか?」と言ってくれたので、夫婦共に大喜び!!

「ぜひ、お願いします!」と張り切って参加したのですが、子どもは実家に預けるべきでした。子どもも参加すれば家族の思い出になると思ったのですが、30分で飽きてしまって……。

建築現場はさまざまな道具が置いてあるので、子どもから絶対に目を離すことができず、結局私はあまり作業に参加できませんでした。ガッツリやりたいなら幼児参加は諦めることをオススメします。
(Dさん・地元工務店で注文住宅建築後5年)


DIYは思い出になるが、後悔しないように熟考しよう


一生の思い出に残る「家づくり」。せっかくなので、よい思い出は残したいですよね。子どもが小さかった時の思い出として、DIYスキルの向上、建築費削減、趣味のきっかけとして……など、施主参加のスタイルはさまざまです。

どんなふうに家づくりに取り入れていきたいのか、家族でしっかりと共有しておきましょう!

>>施主支給で意外なトラブルが...注文住宅で後悔したこと~施主支給編
>>新築平屋の費用相場って? 失敗しないためにも知っておきたい予算感とコストを抑えるテクニック


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります