日本の平均的な建坪は15坪！15坪の平屋から3階建ての間取り例をご紹介

広すぎず狭すぎず、家族が暮らすのにちょうどいい家の大きさってどれくらいなんでしょうか。必要な土地の広さは、地域・エリアによって建ぺい率＆容積率が違うので、家族が快適に過ごせる家の広さから土地の購入を考えたいですよね。

「平均的な大きさの一戸建ての間取りって、どんな感じ？」という疑問に応えるため、実際の間取り図を紹介します。

日本の平均的な一戸建ての建坪とは

今回紹介するのは一戸建ての平均的な土地の広さではなく、「建坪」つまり建築物が建っている建築面積をもとにしています。

平均的な土地の広さで算出した場合、地域・エリアによって駐車場の必要度や建ぺい率＆容積率、土地の価格が大きく変わります。必要とする部屋数や平均的な寝室の広さはあまり差が出ないため、住宅面積から平均的な建坪を想定しました。

住宅金融支援機構の「2022年度 フラット35利用者調査(※1)」によると、全国の住宅面積の平均は以下の通りです。


1階と2階が同面積の2階建ての場合、必要な土地の広さは上記の半分ということになります。ということは、注文住宅は61.4㎡～、建売住宅なら50.95㎡～で、これを坪に換算すると18.57～15.41坪。15～18坪が平均的な建坪ということになります。


戸建て用の分譲土地や古家付き土地も地域・エリアの建ぺい率・容積率から計算すると、15～18坪の建物が建てられるように区分けされていることが多いようです。この広さは「手に入りやすく」「売却もしやすい」とも言えます。

そこで、この平均的な建坪15～18坪で「オーソドックスな2階建」にした場合、快適に暮らせる「1～2人住まい用の平屋」、大家族にも対応できる「3階建て」、の3種類の間取りをそれぞれ紹介します。

オーソドックスな2階建ての間取り例

建坪が15坪あれば、将来のことを考えたオーソドックスで使い勝手のいい間取りにできます。平均的な部屋数、十分な収納スペースが確保できる納得の間取りです。



1階床面積50.51㎡＝15.27坪の2階建てで、なんと4LDK! 希望の多いポイントをきちんと押さえ、ワイドバルコニーがうまく玄関と和室の窓上に庇を兼ねている細かな工夫にも注目の間取りです。「収納は各部屋にしっかり押し入れ1間分の幅の収納が欲しい」「来客や子育てに便利な和室はひと部屋確保しておきたい」「主寝室はベッドを2台置ける広さが欲しい」という家族にピッタリですね。

最近人気の一人or二人暮らし向け平屋の間取り例

マンション価格の高騰を受け、最近人気なのが一人or二人暮らし向けの平屋一戸建て。「一人暮らしだけどワンルームで生活するのはメリハリがなくてイヤだ」「ペットを飼いたい」「庭が欲しいけど住まいはコンパクトに管理したい」という方は、コンパクトながらスペースに余裕がある平屋建てがオススメです。



49.68㎡＝15.02坪とコンパクトな平屋ですがLDKは12帖、廊下収納、6帖の個室、ゆったりサイズの洗面脱衣所に浴室を配置した間取りです。トイレのドアは引き戸なので大きく開口でき、老後の夫婦暮らし向けた建て替えにも人気のある間取りです。

自宅で開業も可能な3階建て間取り例

一般的な3階建ては建坪12～13坪。建坪15坪の3階建なら二世帯住宅で玄関を2つ確保でき、事務所兼住宅も可能です。




建坪15坪以上の3階建てなら1階を事務所として独立させつつ、4LDKの住まいを確保することができます。小さなカフェやハンドメイドの小物を販売する、ピアノや英語などの教室、士業の独立などで利用できる使い勝手のいい広さです。

家探し・土地探しに役立つ間取り集

今回紹介した平均的な15～18坪の一戸建ての参考間取りは、アイダ設計が提供している間取りプラン集からピックアップしています。わが家にピッタリな家探し・土地探しをするには、具体的な住まいのイメージと土地＆床面積の数字を正しく結び付けていくことが不可欠です。

アイダ設計の間取りプランは、さまざまな広さの間取り図を紹介しています。会員登録も資料請求も不要です。ぜひ一度ご覧ください！
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