新築一戸建てを購入するときの手続きと諸費用・住宅ローンについて

2016.08.02 ieny編集部
新築一戸建てを購入するときにはどのような手続きが必要なのでしょうか。
不動産の購入には、物件の購入代金以外に諸費用が必要です。
購入手続きの流れとともに、必要なお金について知っておきましょう。


新築一戸建ての購入の申し込みと諸費用

購入する物件が決まったら購入の申し込みをして申込証拠金として、2万円~10万円程度を支払います。

ただし、申込証拠金は不要なケースもあります。
購入申し込みの後、住宅ローンの借り入れを行う場合にはローンの事前審査が行われ、運転免許証などの本人確認書類や源泉徴収票などが必要。
ローン審査に通ると、売買契約へと進みます。 売買契約の際には、手付金として物件価格の5%~10%程度が必要なことが一般的です。
契約書に貼付する印紙代として1万円かかります。

住宅ローンの申し込みと諸費用

新築一戸建ての購入で住宅ローンを利用するときには、引き渡しの前にローンの申し込みをすると、本審査が行なわれます。

住宅ローンの申し込みには、住民票や印鑑証明書、実印、運転免許証などの本人確認書類、源泉徴収票などの収入証明資料、預金通帳が必要となります。購入する物件の資料も必要ですが、不動産会社が手配するケースが多いです。ローンの本審査に通ると、金銭消費貸借契約兼抵当権設定契約を結びます。

契約には印紙税として2万円が必要です。 物件の引き渡しを受けるときに、残代金と諸費用を支払います。諸費用は物件価格の6~10%程度が目安です。住宅ローンを利用する場合には、金融機関で住宅ローンが実行され不動産会社に振り込まれます。所有権移転登記やローンの利用時には抵当権設定登記も行われますが、司法書士に依頼することが一般的ですので、委任状や印鑑証明書、住民票などを準備しておきます。

引き渡し後に必要な諸費用もある!

新築一戸建ての購入にあたっては、引き渡し後に必要な諸費用もあります。新築一戸建ての引き渡しを受けた後、半年から1年後に不動産取得税の支払い通知が届きます。不動産取得税は固定遺産税評価額の4%ですが、固定資産税評価額は建物部分は購入価格の50~60%、土地部分は購入価格の70%が目安です。ただし、軽減措置がありますので、不動産取得税はかからないケースもあります。1月1日時点の所有者に対して土地と建物に対して固定資産税が課されますので、毎年支払っていくことになります。

新築一戸建てを購入するときには、物件価格以外に諸費用が必要なことを念頭において、資金計画を立てておく必要があります。印鑑証明書や住民票などの書類の準備も、忘れないように進めておくことが大切です。特に住宅ローンを利用すると手続きが煩雑になりますので、いつまでに何が必要かチェックしておき、漏れのないように用意しておきましょう。

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