戸建て賃貸を選んで後悔したこと、先輩たちに聞きました!

2020.02.27 地域ライターE
賃貸といえば集合住宅、というイメージがありますが、部屋数が必要な場合や、戸建てのほうがライフスタイルに合うと思っている方には、戸建てを賃貸で借りる、という選択肢も検討されていることでしょう。

でも、戸建ての賃貸は、マンションとは違って気をつける点もあるようです。


そこで今回は、じっさいに戸建て賃貸を選択した方々に「思ってもいなかったけれど、賃貸契約を結ぶ前に気を付けておけばよかった……」と、後悔したポイントを聞いてきました!

戸建て賃貸を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!


二世帯住宅の片方を借りたら……


一度は名前を聞いたことがあるような、人気の住宅街で賃貸物件を探していた私たち家族。

でもやっぱり、それなりの広さを確保できるマンションはお値段が高い!
3LDKなんか、家賃だけで20万円、共益費も入れたらもっと高い。地方から首都圏に転勤になったので、家賃に対するイメージが全く違いすぎて、ある程度の家賃補助が出るとは言え、自己負担分が大きすぎました。

仕方なく検索条件を変えるか……と思っていると、マンション、アパートといった居住形態の選択肢の中に、「戸建て」があるのに気が付きました。

何となく賃貸と言えばマンション!というイメージがあったのですが、一戸建てなら広いかも。

あまり期待せずに検索してみたところ、確かに件数も少ないし、築も古い物件が多いのですが、「候補」にできるかも、と思える物件を見つけることができました。

そのなかで、なんと70㎡越えの広さで駐車場1台分つき、完全分離型二世帯住宅の1世帯という賃貸物件を発見! しかも相場よりもお安い……。築年数も数年と浅め。

飛びつきました! さすが注文住宅だけあってキッチンや水回りの設備も充実。

問題は一つだけでした。
それは「大家さん常に同じ屋根の下にいる問題」。

二世帯の片側には大家さんがお住まいなわけです。もちろん内見のときからご挨拶しました。上品そうなおじいさんとおばあさん。「あら、子世帯がいなくなったのか……転勤になっちゃったのかな? もったいない。」なんて思っていたのですけど。

引っ越してから「おすそ分け」やらのお誘いが多数。話によると子世帯は「過干渉! 」と言って出て行ってしまわれたそうな……。

まさか、新たな愚痴の聞き役にさせられるとは思いませんでした。
(Aさん・契約期間が終わったら引っ越そうか悩み中)


家に対する愛着が強い大家さん


キレイな芝生に、素敵な花壇。お家も素材やインテリアにこだわって建てられたのだろうな、ということが一目でわかる素敵な造りの一戸建てに一目ぼれして賃貸契約を結びました。

大家さんは、定年退職されてすぐに亡くなられてしまった旦那さまと、今は海外で結婚生活を送られている娘さんとの3人家族だったというおばあちゃま。

広い家やを維持するのが辛くなってきていることもあり、大きな家に一人暮らしをしていることを心配した娘さんに勧められて近所の高齢者向けサービス付きマンションに移ることにされたのだそう。

残った家は、娘さんが帰国する3年後までの定期賃貸借契約で、相場より割安で貸し出すけれど、もう一つ条件を守ってくれたら、もう2割金額を下げますよと不動産会社さんから言われました。

それがお庭や花壇、家のなかをできるだけ現状を維持したままにすること。

もともとお家の雰囲気が好きで、ガーデニングにも挑戦してみたかったこともあり、ぜひ! と喜んで契約しました。

引っ越してからというもの、ご近所の介護付きマンションからわざわざ歩いてきては「そろそろ花壇の土の入れ替えをした方が」とか「芝が伸びてきましたね」なんて言われるように……。

そういう条件で安く契約をしたので、我慢するしかありませんが家政婦として留守の家を守っているような気持ちに。「マイホーム」感がないのが辛すぎました……。
(Bさん・現在は分譲一戸建てを契約し完成待ち)


メンテナンスはどちら負担?


大学時代から、ワンルームマンションでの一人暮らしが長かった私たち夫婦。

その間、上階の洗濯機から水漏れが起こって部屋の壁紙がゆがんでしまったときも、備え付けのエアコンが壊れたときも、マンション全体で無料のWi-Fiが入ったときも「入居者負担」は一切かかりませんでした。

賃貸だから、何かあったら不動産会社が何とかしてくれるもの、と考えていたんです。

結婚してはじめて借りたのが戸建ての賃貸。オーナーさんは転勤になったそうで、せっかく建てた家を賃貸に出したのだそうです。

クーラーやキッチンは備え付けだったのですが、入居して半年くらいから食洗器の調子がおかしくなりました。早速不動産会社さんに連絡したら、「契約書で、キッチンの設備の故障は入居者負担と書いてあります。原状回復してくださいね」……。

分譲用の高価な備え付けの食洗器を修理することになって、びっくりしました。契約書はちゃんと読まないとダメですね……。
(Cさん・同じ賃貸一戸建てに住まい中)


戸建て賃貸のメリット・デメリット

「はじめから賃貸向けに建てられた物件」とは違い、自分たちが住むために建てた家を「空き家にしておくよりは」といった理由で賃貸に出されることが多いため、そこから生まれる「後悔ポイント」が多いように感じました。

家賃のなかに駐車場代が含まれていたり、賃貸とはいっても子どもの足音を気にすることなくのびのび過ごせたり、ペットとの暮らしを楽しめたりと、マンションにはない魅力がある一戸建て賃貸。

こうした戸建てならではメリットもたくさんあるので、デメリットを理解した上で選ぶことが大切ですね。

戸建て賃貸のデメリットを解決するには……
持ち家という選択もありかも


戸建て賃貸のデメリットには、経験者の声にあったように、大家さんとの関係に気を使ったり、メンテナンスの分担があったりということがあります。

そんなモヤモヤを解決するには、家を購入するという選択もあるかもしれません。
地域によっては、家賃負担と同等の月々の負担で、住宅購入ができることもありますし、頭金が不要な場合も。

現在の家賃から、資金計画を考えよう:住宅ローンアドバイザーに聞いたローンの基本

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります