天窓やスレートの日焼けが気になる...【屋根】についての注文住宅・一戸建て後悔ポイントは?

2019.07.17 地域ライターE
注文住宅や一戸建ての新築の際にも「自分で選んで自分で決める」と言うよりも、設計士さんや工務店さんからの提案をそのまま受け入れることが比較的多い印象の「屋根」。
家づくりの先輩たちに聞いてみると、ちょっとした後悔した点についてのご意見が集まりました。

実は外観のイメージを大きく左右する屋根については、建てた後しばらくしてから、後悔ポイントに気づく方が多いようです。


ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」の中で、屋根に関する問題をピックアップしてご紹介します。

“窓”にも後悔ポイントが多数!? 気になる“窓”について家づくりの先輩たちに聞いた記事はこちらから!


ウチだけ屋根瓦にしなかったけど……

地方の、昔ながらの街並みが残るエリアで新築一戸建てを建てることになった我が家。といっても、観光地にもなるような有名な街並みというわけでもなく、単に古い民家がたくさん残っているところ、というイメージです。もちろん美観地区というわけでもありません。
土地は割とゆったりととれていて、隣近所が近接していることもなく、デザイン的な制約はほとんどない自由度の高い家づくりができました。

とはいえ、そんなに奇抜なデザインにしたいわけでもなく、最近の住宅パンフレットに載っているような、「最近のスタンダード」な外観の我が家が出来上がりました。最初は満足していたのですが、最近になって少し気になることができてしまいました……。

普段はあまり足を運ぶことがない山の上の宅地にお住いの友人宅にお邪魔し、その帰り道に我が家の方面を見下ろしたら、ほとんどが同じ色味の瓦屋根のお家が並ぶ中、我が家だけがぽつんとまったく色が違うスレートなんです。なんとなく、「浮いている」感じがしてしまいました。

そのことでご近所に何か言われたことなんてもちろんありませんが、「周囲に溶け込むかどうか」って、意外と大切かもしれないとちょっと後悔しています。
(Aさん・新築注文住宅建築後2年)


天窓が開かなくなりました……。


建坪15坪、住宅密集地の狭小住宅の我が家。部屋の中は明るくしたかったけれど、すべての面にお隣の掃き出しが隣接している状態でした。視線のことを考えると外に向かった窓は小さくするか、ルーバーで目隠しをした方がいい。
いろいろ検討した結果、屋根に天窓をつけて、1階まで吹き抜けをつくって光を落としましょうということになりました。建築士さんが太陽の位置を計算して天窓位置を決めてくれたので、光は本当によく入ります。

冬の間はほぼ締め切りの状態の天窓ですが、夏場はやはり熱が上がって2階が暑くなります。特に、まだクーラーを入れるほどでもない4月から梅雨前くらいまでは、よく天窓を開けて空気の入れ替えをするのですが、「屋根が開く」というのが楽しかったらしい子どもが、知らない間に何度も天窓の開閉ボタンを押していたみたいなんです。

もともと反応するのにちょっと時間がかかるうえ、閉めている最中にも何度も押したり、雨天センサーが反応して自動で動いている最中にもう一度開けるボタンを押してしまったり……で、おかしくなったみたいです。

もちろん手動で長い棒をクルクルすれば開閉できるんですが、吹き抜けだけに脚立も出さないといけなくて大変です。夏までに、修理を呼ばないといけないのが気が重いです……。
(Bさん・一戸建て建築後3年)


安いスレート瓦、西側の色が褪せている気がする


前の住人さんが、予定のなかった転勤になったということで、築10年で売りに出された中古住宅を購入しました。ペットを飼っていたことも、たばこを吸われたこともないということで室内もとてもキレイ。リフォームの必要は全く感じない中古住宅を購入できて大満足だったのですが、ここ最近屋根に問題が出てきました。

風呂キッチンといった、内装には比較的お金がかかっている印象だったのですが、外壁のサイディングや屋根は、できるだけコストを抑えた作りですね、と性能評価をしてもらった業者さんに聞きました。そのせいか、屋根材に使われているスレート瓦が、よく見ると色が褪せています。しかも、全体的に同じように褪せているならともかく、西側の直射日光が当たる面だけ、よりくすんでいるような感じです。さらに北側は苔のようなものが雨どい近くから広がっていて、さらに汚い感じになっています。

この見た目のせいか、「屋根補修のご案内」の営業案内がよく来るのですが、やっぱりこの辺りでメンテナンスをしないといけないのでしょうか……? 実際の生活が変わらないのに大きな出費になりそうで、ため息です。
(Cさん・築10年の中古住宅を購入後5年)


「一戸建てで後悔したこと~屋根編」をお送りしました。「屋根」について検討する際に重要なポイントは、「形状」と「素材」の組み合わせです。
住む地域によっては、強風、大雪、強い日差しなどの環境に合わせて「よい組み合わせ」も変わります。デザインからイメージする前に、それぞれの形状と素材がどんな特性があるのかを把握しておくところから検討をスタートさせることをオススメします!


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります