注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~ベランダ編~

2017.05.10


「住まい」というと、どうしてもリビングキッチン寝室水回りなどに目が行きがちですよね。今回取り上げたのは、家の中というよりは「家の外」。外壁と屋根材だけ選んだら、あとは設計士さんにおまかせしました~という方も多いベランダについて。今までいろいろな「後悔」を聞いてきたこのトピックの中でも、意外な問題が集まりました!
ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」の中で、ベランダに関する問題をピックアップしてご紹介します。

「庭じゃないんだ!?」


子供は幼稚園生と小学校1年生。長い夏休みといっても、毎日遊びに出歩くわけにも行きません。そんなときに大活躍するのがちょっと大きめのビニールプール! 最初は、庭に出していたんです。最初から、そんな風に子供を遊ばせたいな~と思って広めの庭に芝生を張って、水道の蛇口も用意しておきました。

ですが、結局ベランダでやってます。我が家はオープン外構とまでいかないものの、低めの生け垣で外からよく見えるんですよね。子供のプール遊び、小さいとはいえ女の子ですし、外からの侵入が可能なところで一瞬でも目を離すのが怖いな、と思ってしまって。小学生にもなると、つきっきりで見ていなくてもある程度安心して遊ばせられますが、その間に私は掃除したり御飯作ったりしたいな、と思うと、やっぱり庭じゃなくて、誰もアクセスできないベランダのほうが安心できます。

それから、結構面倒くさかったのが、プールや子供につく芝生! ちゃんと水で流したつもりでも、どこかに付いているんですよね。あんまり水を流しすぎるのもせっかくきれいについた芝生に良くないですし。もうちょっと、ベランダ広く作っておいても良かったかな~?と思っています。
(Aさん・戸建て建築後、5年)


「全然たりません!!」


我が家はハウスメーカーさんの標準仕様で建てた家。ほとんど満足しているんですが、1点だけオプションを増やせばよかったなあ、って切実に思っていることがあります。それは物干し竿の置き場所。「庭」と呼べるようなスペースのない我が家の物干し場はベランダになります。南向きの寝室の前のベランダに、2本分の物干し竿があるんですが、これじゃ今の我が家の物干しは全然足らないんです。

というのも、子供が2人とも運動系の部活に入ったから。しかも一人は空手部で、道着を洗うんですが、ハンガーじゃ乾きにくくて。物干し竿に袖のところを通して干さないと、脇のあたりがちょっと生乾きになっちゃうんですよね。もう一人は野球部。これも洗濯物が多くて…。中学生になったら制服だし、洗濯物も減るかしら? なんて思っていたら全然。まあ、一時のことなんだ、と思ってはいるんですが、洗濯物を干すって毎日のことなので、あと何年洗濯物を干すのに悩まなきゃいけないんだろうってうんざりしています。
(Bさん・一戸建て建築後、10年)


「これは気が付かなかったです…」


無機質なデザインが好きでした。コンクリート打ちっぱなしとか、直線だけで構成されている、とか。とにかく余計な装飾やデザインのない、スッキリシンプルな外観にしたくて、そういうデザインに強い建築事務所さんを探しました。(写真はイメージです)

たまたまわりと家の近所に、シンプル系デザインが得意です、っていう若手の建築士さんがいて、その方に設計をお願いしたんです。こちらのお願いどおり、四角い箱がぽんっとおいてあるような外観。窓や扉も直線で揃えて、我ながら好みのお家ができたな~!って喜んでいたのですが…。

一つだけ日常生活に不便なところがありました。それが「庇(ひさし)」(※出入口や窓の上部に設けた、日差しや雨を防ぐ片流れの屋根の役割を果たすもの)。要するに、「屋根」がないので、「庇」もないんですよね。一応玄関の上部には、30センチ程度の庇がついているのですが、デザイン優先で扉よりだいぶ上に付いています。おかげで、雨の日は玄関の中から傘を広げる準備をしておかないと濡れちゃいます。ベランダには、庇部分はゼロ

ここに越すまでマンション生活でベランダは上の階と重なっていたため、少しの雨なら洗濯物も濡れませんでした。何より夏の日差しが直接部屋の中に入ってきて、2階がものすごく暑くなるんです。こんな想像、ちっともしていませんでした。今からベランダに日除け兼雨よけのシェードをつけるか悩んでいるんですが、ちょくちょく寄ってくれる建築士さんになんとなく言いづらくて、結局そのままになっています。
(Cさん・一戸建て建築後4年)

一戸建てで後悔したこと~ベランダ編」をお送りしました。それぞれのライフスタイルで、欲しい機能やポイントが全く異なるのがベランダ。また、周りの環境によっても「使い勝手の良いベランダ」がどんなものなのかは変わってきます。すぐ隣の敷地の窓が迫っているのか、公園や学校が近いのか、自然が多い環境で虫が発生しやすいのかなど、環境に応じて「こうすればよかった」というポイントは変化するでしょう。
図面の中だけでなく、その周囲に何があるのかもあわせて判断していくと、後悔が少なくなるのではないでしょうか?