「働くわが家」が与えてくれたウェルビーイング ~フィッシュバーン流「家育て」vol.56~

こんにちは、フィッシュバーンです。

季節は秋になろうとしているのに、まだまだ暑い日々……。そんな中、近隣の盆踊りに参加してきました。老若男女が集まって大賑わい。



やぐら上では、シニアの踊り手も大活躍! こういう姿っていいですね。日本の夏の風物詩、盆踊りでよき思い出づくりができました。

さて今回。

現在大学院でウェルビーイングと空間の関係を研究しているのですが、自分の生き方と「働くわが家」について振り返ってみたいと思います。


「働くわが家」づくりを続けてきた日々

私が初めてマイホームを購入したのは、確か34歳だったと思います。2年ほどかけて家探しをしましたが、購入に至ったのは築40年の4階建RC住宅。

その間は、購入申し込みしても融資が通らなかったり、仕事で内見をすっぽかして不動産屋に嫌われたりなど、紆余曲折ありの2年間でした。

購入後、リノベーションDIYで自宅をあれこれいじり倒し、賃貸併用の住まいとして「働くわが家」を作っていきました。

1、2階を賃貸スペースにリノベーション。

家賃収入で住宅ローンが賄えるようになったところで、会社員をやめ個人事業主へ。

この頃「家が働いて稼いでくれる」ということに興奮し(笑)、家賃収入を増やそうと、自宅の半分近くを賃貸スペースに変えていきました。

赤い玄関ドアを上がった2階部分を二つに分け、左側が賃貸のカフェ。

右側が3、4階に上がる自宅ドア。

調子に乗って賃貸部分を増やしていたところ、税理士さんから「融資は住宅ローンなのだから、これ以上賃貸スペース作っちゃだめですよ」と言われ驚愕。

知識がないって恐ろしいですね(この私のドタバタの家づくり話は、以前書籍にまとめて出版しました。今は絶版)。


わが家を働かせ、自由を得る暮らし

家賃収入を得るようになり会社を辞めた私。おかげで通勤や人間関係のストレスなどに悩まされることがなくなりました。

大家さん業は管理や修繕にお金はかかりますが、もともと家いじりは趣味なので苦にならず、尚且つ時間の自由が得られるように。

大家さん業をベースに、フリーランスとして仕事をぼちぼち受けていく、といったスタイルは、まさにウェルビーイングです。

その上、築40年のボロ物件を収益の得られる住宅へとリノベーションしたことで、自宅の資産価値もあがり、融資を受けて近所にもう一軒古い狭小戸建を購入することになりました。

敷地12坪、築25年、地下、1階、2階の3フロア。

敷地12坪の小さい家ですが、これもあれこれといじり倒し、テナントの入る収益物件へと改造。

正面をテイクアウト専門用の店舗として賃貸。

リノベーションやDIYという趣味と実益を兼ねた楽しいプロジェクト。ただ、収益はあるものの、借金もどーんと増えましたが(笑)。


年を追うごとに「働くわが家」に感謝

その後、最初に購入した物件を涙と心からの感謝とともに売却し、その売却益で丘の上の神社脇という秘境めいた場所に住まいを購入。当然、この家も「働くわが家」としてリノベーションしました。

このコラムでもよく登場する「だんで茶屋」(https://dandechaya.com)のある家です。

築45年の古屋、小道にある未接道住宅。

左が賃貸部分のドア、右奥がカフェ併用自宅。

私の暮らしは、家にお金を注ぎ込み、家に助けられ、家のおかげで自由を得、家に人が集まり、家に守られ……と、家と共にあり、家には感謝しかないです。

現在50代の私、大学院生として学びや研究に勤しんでいますが、この年齢まで心身が疲弊せずに、向上心や好奇心を持って生きてこられたのは「働くわが家」が与えてくれたウェルビーイングな生き方のおかげだと思っています。

私の場合は家に働いてもらいましたが、人によって家の存在は十人十色、暮らし方や使い方はそれぞれ。

皆さんもマイホームを可愛がり、人生を助けてもらってくださいね。

I LOVE MY HOME♡

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この記事を書いた人

フィッシュバーン真也子

ホームコンサルタント、養生茶とおやつの店「だんで茶屋」店主
出版社勤務ののち、エディター、インテリアスタイリストとして長らく活動。 古屋をリノベし、茶屋経営、不動産賃貸業などを営む。現在ホームコンサルタントとして、リノベや不動産など住まいに関するコンサルティングも行う。現在、大学院にて空間デザインを研究中。また、メディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーでもある。<著書> *食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン) *住まいエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)