古民家や絵画で暮らしの歴史を楽しもう ~フィッシュバーン流「家育て」vol.38~

こんにちは、フィッシュバーンです。

梅の季節が来ましたね。

地域によっては終わってしまっている所、これからの所もあるかもしれませんが、梅が咲くと、冬も終わったなーと感じます。


お散歩の足取りも、心なしか軽い気がしますね。


古き良きアメリカの暮らしを絵画で楽しむ

先日、東京の世田谷美術館へ「グランマ・モーゼス展」を見に行ってきました。


よーくチケットを見てください、“学生 800円”です(笑) ただ今、大学生の私は学割が使えるのです。シニアより安い。嬉しいような、申し訳ないような……。

ありがたく割引は受けさせていただき、その代わり画集を購入して多少の貢献をして参りました。


グランマ・モーゼスは1860年生まれのアメリカの国民的画家。

素朴で暖かい画風で、昔懐かしい日常の風景を描いた絵は世界中で人気を博し続けています。

その作品には、村に暮らす人々や周囲の豊かな自然、ろうそくや石けんを作る姿、村人総出の収穫、結婚式やクリスマスなど、当時の農村での日常が鮮やかに生き生きと描かれています。

展示会で作品の写真撮影はできないので、購入した画集の中から暮らしの歴史がわかるような絵をいくつか撮影してご紹介します。

ろうそく作りの様子。冬恒例の作業だったそう。

メープルを使ったお砂糖作り。パンフレットにも使われている絵。

格子柄の住宅が描かれた村の様子。グランマ・モーゼスお気に入りの家だったとか。

※いずれも展示会画集「生誕160年記念 グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生」発行/東映、BS-TBS(2021年)より撮影。

グランマ・モーゼスの絵を私が初めて見たとき、「なるほど、ろうそくも石けんもシロップも、昔は村人みんなで手作りしていたんだなー」と、住民共同で手作りする昔の暮らしに、改めて感心したことを覚えています。

絵の中には暮らしの歴史が詰まっており、一つひとつじっくり見ていると、アメリカの幸せな風景の中に取り込まれていくような気分に……。

70代で本格デビュー、亡くなる101歳まで絵筆を取り続けたという彼女の生き方は、人生100年時代の素晴らしいお手本ですよね。


古民家から昔の日本の暮らしを垣間見る

さて、アメリカの次は日本。身近な場所にある日本の原風景を、ちょっとご紹介します。

東京、世田谷の岡本というエリア、この辺りは住宅地でありながら、現在も大きな緑地帯が残っています。もとは、三菱の創始者である岩崎家が所有する広大な園だったそう。

この片隅に「民家園」という世田谷区の施設があります。

ここには、藁葺き屋根の古民家や土蔵、昔の農具や小さな畑などがあり、コンパクトな佇まいながらも、昔の暮らしの一端をうかがうことができます。

中はオープンになっていて見学可能。

縄あみ機や籾ずり機などが展示されている。

台所のかまどは現在も使用。お湯を沸かしている様子。

小さな施設ですが、中に入ると、時が止まっているような錯覚を覚えます。かまどはまだ使用しているようで、家の裏にはたくさんの薪が積んでありました。

ここは入場無料な上、周りには小さな神社や公園があるので、暮らしの歴史を楽しみつつお散歩ができます。ブラタモリ気分満喫(笑)。

のんびりした場所で日向ぼっこをしながら、昔の日本に思いを馳せるのも、なかなかいいストレス解消になります。

今回は書き切れなかったのですが、この緑地帯にある岩崎家の静嘉堂文庫や岩崎家廟の建築も素晴らしいので、ぜひまたの機会にご紹介したいと思います。

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この記事を書いた人

フィッシュバーン真也子

ホームコンサルタント、養生茶とおやつの店「だんで茶屋」店主
出版社勤務ののち、エディター、インテリアスタイリストとして長らく活動。 古屋をリノベし、茶屋経営、不動産賃貸業などを営む。現在ホームコンサルタントとして、リノベや不動産など住まいに関するコンサルティングも行う。現在、大学院にて空間デザインを研究中。また、メディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーでもある。<著書> *食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン) *住まいエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)