新築マイホームで「小さなお教室」を開くなら考えておきたいこと

2021.09.17 地域ライターE
「サロンでネイリストをしていた経験を活かして、自宅でネイル教室をやりたい!」
「子どもが大好き。教員免許も持っているし、自宅で小さな塾ができれば……」

いわゆる「教室」や「サロン」など、ごく少人数を対象にした講師を目指すときに最も金額が大きい固定費がかかるのはいわゆる「家賃」です。

自宅の一部で開業すれば「家賃」として支払わなければならない経費をかけずに、開業費用で必要な敷金・礼金も不要になります。

通勤時間もかからず隙間時間のレッスン対応も可能と「いいことづくめ」のように感じる自宅開業ですが、考えておかなければならない注意事項ももちろんあります。


「これから新築する一戸建てで教室を開きたい! 」方に計画段階で考えておくべきポイントを紹介します!


考えるべきは「人数・受講者層・特定/不特定・交通手段・頻度・周辺環境」


「憧れだった自宅サロン。お料理教室にフラワーアレンジメント、紅茶の淹れ方レッスンも面白そう! 自宅キッチンをレッスンにも使えるように充実させたい! 」

夢が膨らみますが、自宅を活用した教室開業で考えなくてはならないことは少なくありません。

最寄り駅から自宅までの交通手段とわかりやすさはクリアしているか


「自宅開業」の場合、土地選定の優先順位を「住居」としての価値を重視するか、「事業」としての価値を重視するか悩むケースがあります。

事業として検討する場合、「公共交通機関の便利さや視認性を重視したいけれど、住まいとして考えると騒音の問題や土地取得費用が高くなってしまう」といったことです。相続などで土地の選択肢がない場合、“どのようにお客様に来ていただくか”についてわかりやすい地図の用意や、駐車場を検討する必要があります。

周辺の住宅へのご迷惑が掛かる可能性について検討したか


閑静な住宅地に人が集まるようになれば、静かにお住まいの近隣住民の方に多少なりともご迷惑がかかる可能性があります。周辺へのご挨拶をはじめ、丁寧な説明と配慮が必要です。


プライベートスペースと事業スペースの分離をどうするか


家づくりで最も頭を悩ませるのがプライベートスペースと事業スペースの分離です。

特に、「トイレ」「出入口」「収納」については多少費用が掛かっても分けられるようにしておくのが便利です。また、各種届出や導線の配慮など、参考になる事例を教えてもらえることもあるため、店舗付き住宅の建築事例があるハウスメーカー・工務店から選ぶことをオススメします。


「教室タイプ別」の注意点

一口に「自宅でお教室開業」と言っても、その種類によって注意点は異なります。よくある3つのパターンに分けた注意点を紹介します。

公文や学研教室、そろばんにお習字といった子供向け教室


商圏が狭く、公共交通機関がいらない範囲をターゲットにすることが多い子ども向け教室で、特にそろばんや公文など「小学生が自力で来る」「複数の子どもが同時に集まる」ことが想定される場合、「自転車置き場」の確保ができるか、できない場合は初期から禁止事項にしておくことが重要です。

自転車が歩道や道路にはみ出て置かれるといったことがあれば、ご近所トラブルの大きなきっかけになってしまうことも。送り迎えの車が一時停車できる駐車スペースについても検討しておきましょう。

料理教室やエステ・ヒーリングなど大人の趣味教室


大人の趣味教室の場合、多くは「商圏」を広く想定し、インターネットなどで幅広く告知するケースが多くなります。

おけいこ検索サイトやインターネット広告など、PRの手段はたくさんありますが住所を公開するということは「自宅」の住所を不特定多数に公開することでもあります。個人情報をどこまでオープンにするか、たとえば講師名を本名ではない「講師ネーム」にする、住所の開示は一部のみにするなど検討しておきましょう。

ヨガスタジオやダンススクールなど広めのスペースを必要とする教室



ヨガやダンスなど、運動系の教室を開業する場合、ほかの教室よりも広いスペースが必要になります。ここで注意しておきたいことが営業用スペースの面積です。

第1種低層住居専用地域と呼ばれる、最も厳しい用地制限がある区域で「自宅兼教室」を開く場合、「兼用住宅で、非住宅部分の面積が、50㎡以下かつ延べ床面積の約二分の一未満のもの」という制限があります。50㎡は約15.12坪、京間で27.41畳にあたります。

建設する地域の用途についてはあらかじめ確認しておきましょう。
参考:用途地域による建築物制限の概要


実は一番大切なこと「家族の理解」

「自宅で教室といっても、最初から生徒がたくさん来るわけではないし、プライベートスペースをそこまで犠牲にするとは思わなかった」
「追加でこんなに建築費が上乗せされるとは思わなかった」

自宅教室に賛成してくれていると思っていたのに、実際に打ち合わせが進むにつれて「そこまでとは思っていなかった」という反応が家族から出てくることは珍しいことではありません。

自宅で開業するということは、一緒に暮らす家族に多少なりとも影響があるということ。計画途中での小まめな報告と相談は不可欠です。

自宅開業を家族が応援してくれることが成功への第一歩。メリットもデメリットもオープンに話し合ってくださいね!

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります