土地が安い地域ってどうやって調べられる?

2023.07.19 地域ライターE
「少し通勤時間がかかっても、土地が安くてゆったりした家づくりがしたい」とお考えではありませんか?

私鉄各線と東京都心部の地下鉄相互乗り入れが進み、会社の最寄り駅まで乗り換えなし1本で通勤できるエリアがぐっと広がりました。また、自宅やサテライトオフィスでのリモート勤務がコロナ禍をきっかけに、制度として定着した会社も増えています。

そしてコロナ禍収束も見えてきた今、都心部回帰や海外観光客回復での地代高騰、また建築資材も高騰しており、これから住宅ローン金利も上昇局面に入りそうな気配が……。


そんな背景もあって「できるだけ割安に土地を取得できるエリアを探して、まったく土地勘がない土地も含めて検討したい」という方は少なくありません。

今回は「その土地についての全く知識がない状況から、どうやって予算内で購入可能な土地候補を探せばいいか」その方法について紹介します!


土地が安いエリアはどう探せばいい?


土地の購入代を抑えて、できるだけ建築費に予算を回したい。東京23区内では一戸建てによさそうな土地の選択肢がそもそも少ないし、あっても予算が合わない。

都心部から離れるのであれば、東京でなくても神奈川、千葉、埼玉、さらにリモート中心なら栃木や茨城、静岡や山梨までも候補に入れられるかも……?

そこまで範囲が広がると、候補地をどのようにピックアップするかが難しい課題になりますよね。

同じ市区町村内でも、駅からの近さや商業施設・医療機関の有無などでも坪単価は全く違うこともあり、ほどほどの土地代で、適度な便利さというバランスまで考えるとネット検索では限界が……。

不動産会社やハウスメーカーに土地探しのお手伝いを依頼するにも、ある程度範囲を絞り込んだ後でないと「依頼した支店・担当者」の範囲以外はやっぱり情報が少なくなりがちです。

そこで候補地の絞り込み方の「オススメ手順」を整理しましょう。

1.  通勤経路の路線検索をする


対象を広げて土地探しをするにしても、ある程度方向性をもって絞り込みをするのが効率的です。通勤経路として「会社最寄り駅から乗換○回以内で着く路線の最終駅で、通勤にどれくらいの時間がかかるのか」を調べてみましょう。
距離は遠くても、意外に時間がかからない場合があります。

2.  同じ会社の同僚に住んでいる場所の雰囲気を聞いてみる


同じ会社の同僚が住まいとして選んだ街は有力候補です。

  • なぜその街を選んだのか?
  • どんな魅力があるのか?
  • 住まなければわからないデメリットを感じるか?
などが参考になるので、ぜひ聞いてみてください。

3.  市区町村のPRページをチェックする


東京周辺の市区町村では、人口増のために積極的に移住者向けのPRページを作成する事例が増えています。保育園や小学校の環境、休日の過ごし方、移住者への支援策などがまとめて紹介されていますので、どんな生活をしたいかを踏まえて見てみては。

4. 大型ショッピングモールのある場所周辺をチェックする


イオンモールなど、大型ショッピングセンターの出店計画は将来的な商圏人口まで考慮されて建てられます。つまり、今後もある程度の人口がいて、人の流れが見込めるエリアであるということ。大型ショッピングモールの店舗所在地を候補地の参考にすると、区域外からの人口流入があるエリアを見つけやすくなりますよ。


過去の不動産取引価格がわかる「土地総合情報システム」が便利!

引用:国土交通省|土地総合情報システム

ある程度「興味の持てる市区町村」候補が出てきたら、実際にどの様な土地が取り引きされているかを調べてみましょう。

実際におこなわれた不動産の取引価格と取引状況を確認できれば、実際の「相場」を把握することができます。

ここでぜひ利用をオススメしたいのが、国土交通省がまとめる「土地総合情報システム」。地価公示と都道府県地価調査の結果はもちろん、2017年以降の不動産取引価格情報を四半期ごとに検索できます。

土地だけでなく、古家付き土地・中古マンション・農地や林地といった種類別に、地域を指定しての絞り込みができるため、幅広く情報を見たい方にも、詳しく地域ごとにチェックしたい方にも便利です。

たとえば、2021年第四四半期~2022年第三四半期の一年間で、東京八王子市の土地取引件数登録結果は4801件、そのうち分類「宅地」は606件あります。

そのうち1件の取引について、これだけの情報を見ることができます(実際の取引結果のため、一部を伏字にしていますが、土地情報システム上では伏字部分もすべて確認可能です)。

種類:土地と建物
所在地:八王子市○○町
地域:住宅地
最寄駅:八王子○分
取引総額:3,○00万円
土地:○㎡
建物:○㎡
構造:木造
今後の利用目的:住宅
前面道路幅員:7.2m
前面道路種類:市道
前面道路方位:北東
都市計画:準工業
建ぺい率:60%
容積率:200%
取引時期:R04/07-09月

参考:国土交通省|土地総合情報システム

これらの土地取引条件を見比べることで、そのエリアの相場はもちろん、取り引きが活発な人気エリアなのか、どのような条件では安価に取引ができる可能性があるのかなど、不動産会社でしか得られなかった情報を自分で確認できます。

「土地の安い地域はどこなのか?」を自宅にいながらリアルに調べることができる家探しの強力なツールで下準備ができたら、実際に街に足を運んでみてくださいね!

>>「駅から遠い」のデメリット解消! 理想の土地探しのチェックポイント
>>失敗しない!知らないエリアでの土地探しの方法とコツ


住みたい場所が決まったら……「分譲住宅」もオススメ!

住みたい土地が決まったら、次に考えるのは「注文住宅」か「分譲住宅」かということ。イチから自分たちで作っていける注文住宅は憧れますが、手間がかかってしまいます。スピーディーに暮らしを変えたい! という方には「分譲住宅」がオススメです。

分譲住宅は、土地や建物の条件が明確な分、求める人の条件に合うか合わないかも分かりやすく、選びやすいというメリットがあります。また、アイダ設計の分譲住宅は、建築前の「パターンオーダー住宅」であればおよそ100パターンの間取りからわが家の暮らしにフィットしたものを選ぶことができます。

ハウスメーカー・アイダ設計の分譲住宅は、全国展開中。エリアや沿線、価格帯などの条件で検索できますので、興味があればぜひのぞいてみては。

>> アイダ設計の分譲住宅情報はコチラ

>> 100パターンの間取りから“わが家”だけの家を実現!
100パターンの間取りが用意された、新・分譲住宅「パターンオーダー住宅」


必要事項をご記入の上、
資料を請求する」を押してください。
は必須入力項目です。

【プライバシーポリシー】

個人情報の利用目的

このフォームに入力いただきました個人情報は、資料のお届けのほかに、以下の目的で利用させて頂く場合がございます。

  1. ①当社事業(不動産分譲事業、注文建築事業)等の営業活動における訪問、ダイレクトメール、電話、電子メールによる勧誘
  2. ②顧客動向調査、商品開発等の為の分析
  3. ③当社の商品やサービスの紹介や宣伝
  4. ④アフターサービス、定期メンテナンスの為の工事委託
  5. ⑤保険媒介代理事業
  6. ⑥ローン媒介代理業務
  7. ⑦その他当社の事業に付帯・関連する事項

その他個人情報の取り扱いについては、当社HPにてご確認ください。
https://www.aidagroup.co.jp/company/info/privacy.html

関連記事

この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります