「駅から遠い」のデメリット解消! 理想の土地探しのチェックポイント

2023.03.25 地域ライターE

「最寄りの駅からバスで15分。正直遠いけれど、50坪の広さで予算より安い土地価格。さらに静かでキレイな住宅地が魅力なので購入するか悩んでしまう……。」

土地や分譲住宅を探しているなかで出会う「駅から遠い物件」。毎日の通勤・通学の大変さと、理想の予算や敷地の広さを天秤にかけて悩んでいるというご家庭は多いのではないでしょうか。

“全ての条件が思い通りの物件は出てこない”ということが分かっているからこそ優先すべきメリットと、目をつぶるべきデメリットの見極めはとても大切になります。

家族みんなが後悔しないための家づくりを叶えたい方は必見! 今回は「駅から遠い物件のデメリット」を解消できるポイントを集めてみました!


評判のよい校区なら駅から遠くても売れる物件に


駅から遠い物件を検討する際、その不安要因として多くあがるのが、将来土地と建物を手放したいと考えたとき、買い手がつかないかもしれないというもの。“終の棲家”として購入を考えても、子ども世代はこの地を離れるかもしれないと心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方にオススメなのが「最寄り駅まではバス利用だけど、人気の学区内にある土地」です。一戸建て中心のエリアの場合、駅からの距離は遠くなりがちですが、子育て世代が中心の街となると評判のよい公立小学校&中学校、人気のある幼稚園・保育園が多くあることが多いようです。

そういった、いわゆる「教育環境が整ったエリア」を見つけるポイントは、幼児教育専門塾や中学受験塾、またはそろばんや習字、ピアノなど習い事のお教室が近所に複数あるかどうか。

教育に熱心な家庭が多い地域は、将来にわたっても「よい学区」として人気が続く可能性が高いです。子育て終了世帯や、お子さんがいないご家庭は「学区」に注目される方は少ないかもしれませんが、将来的な資産価値を重視するならチェックしたいポイントです。


最寄り駅までの遠さをバイク&自転車で解消


賃貸の場合、最寄り駅から徒歩5~10分という物件が多いですが、一戸建てとなると徒歩約15分以上といった物件が増えてきます。歩けない距離ではないけれど、毎日のこととなるとなかなか大変ですよね。

徒歩に限らず、最寄り駅までの所要時間の理想はやはり15分以内。そうなると通勤・通学はグッとラクになります。そのために大活躍なのが原付などのバイク、もしくは自転車・電動自転車です。

バイクや自転車・電動自転車ならば、駅までの所要時間が短縮できるだけでなく、重い荷物を手に持たずに済みます。また小さなお子さんがいるご家庭は、子ども乗せ自転車等を活用すれば保育園への送迎も問題ありません。荷台を取り付ければ、飲料やお米を購入した際も困りません。

戸建てならバイク駐輪、自転車駐輪スペースの確保は駐車場よりも簡単です。家族全員分のスペースだとしても、駐車スペースと比較すれば敷地が狭くなることもないでしょう。

しかし通勤にバイクを使用する予定なら、先に確認しておきたいのが最寄り駅に「バイク駐輪場があるか」ということ。専用駐輪場があったとしても予約待ちとなっていることが多く、受付そのものを停止している場合もあります。これから住む街の下調べとして駅周辺チェックした際「駅前にバイク専用駐輪場があるからバイクで通えるかも!」とお考えなら、受付状況を確認しておきましょう。

通勤や通学で自転車・電動自転車の使用を考えている場合、3月の学校卒業シーズンに合わせて申し込みをすれば、駅前の公営駐輪場を確保することができる可能性が比較的高くなりますよ。


事前に調べておくと便利なこと

最寄り駅からは遠いが大きな公園や病院が近くにある、大型ショッピングモールがある、コミュニティバスが最寄り駅までの地域を巡回しているなど、駅から遠くても便利なエリアがあります。

「基本的にクルマ移動なので問題ない」というご家庭ならば心配ありませんが、クルマを所有していない、もしくは夫婦のどちらかがペーパードライバーで日々のお出かけに不安があるという場合は、次の2つのポイントを調べておくのがオススメです。


「コミュニティバス、幼稚園・スイミング・塾・病院などの送迎バスがあるか」


コミュニティバスがあるなら、時刻表やどのルートを走っているのかなどをチェック。購入しようと思っている土地や一戸建ての近い場所に停留所があるかを確認しておきましょう。

情報収集が意外と難しいのが、幼稚園・スイミング・塾・病院などの送迎バスです。送迎バスルートや本数、停留所の位置などはセキュリティの問題があり、ホームページなど一般に公開されていることが少ないです。実際に利用されている方に聞いたり、自分で個別に問い合わせをしたりする必要があります。

土地探しをするなかで送迎バスを見かけたら、どの施設の送迎バスなのかチェックしておきましょう!

「宅配スーパーやフードデリバリーの配達区域」


ここ数年で生協や宅配スーパー、フードデリバリーの配達区域はどんどん広がっています。それでもまだまだ「配達対象外区域」はあります。

配達区域は、それぞれのホームページやスマートフォンのアプリ上で確認できます。よく使うフードデリバリーや、スーパー、クリーニング店などの配達区域対象範囲になっていれば、クルマを利用しなくても大丈夫です。


「駅から遠い」をメリットにする第一歩は「歩いて確認」


土地・一戸建て探しをする際「駅まで何分か」は重要なチェック項目ですよね。「自宅から勤務先・学校までの移動時間は1時間以内にしたい」など希望はご家族によってさまざまです。自家用車の利用を考えていない場合、最寄り駅までの移動時間は“10分以内”にしたいという方は少なくありません。

住まい探しのサイトでは、駅まで徒歩10分、15分、20分などで検索できます。「徒歩11分」の物件の場合、駅から15分に含まれることになりますが、実際のところ10分と11分の差はほとんど感じることはなく、15分で検索することで検討候補が広がることもあります。

また、A駅は駅から近いところに土地があり価格も比較的安い。隣のB駅は駅から遠いし価格も高め。でもA駅は各駅停車の駅で、スーパーなどが充実していない。一方、B駅は急行や快速が停車する駅で、商店街やスーパーが充実し、坂がなくて歩きやすい……といったこともあるでしょう。

「駅から遠い」物件の中から、デメリットを感じさせないところを見つけるには、やはり「自分の足で歩いてみる」ことが重要です。駅から遠ければ遠い物件ほど、歩いてリサーチしてみてくださいね!

>>子どもの夜間診療は必須!家の近くにあってよかった、いらなかった体験談
>>失敗しない!知らないエリアでの土地探しの方法とコツ


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります