建売住宅でミニマルな暮らし!インスタで見つけた「ゆんさん」に住まいづくりの3か条聞きました

2023.11.22 烏田千洋
誰もが憧れるスッキリと片付いたオシャレな住まい。でも「間取り収納が決められた建売住宅では、思うようにはいかないのでは……」とあきらめてはいませんか?

今回は、必要最小限で無駄のない「ミニマル」な暮らしを建売住宅で実現している、住まいづくり巧者さんにその秘訣を直撃インタビュー。ミニマルな暮らしづくりの考え方から、具体的なポイントまで教えていただきました。

快適な住まいづくりだけじゃない、運命まで引き寄せて思うままにできちゃいそうな巧者の“マインドセット”とは!?


家づくりで「1番大事にしていること」とは?

今回お話をおうかがいしたのは、インスタグラムで素敵な住まいや暮らしづくりの様子を投稿されている ゆん(@yun___home_)さん。2階建3LDK(35坪)の建売住宅で、2人のお子さんの育児をしながらイラストレーターとしても活動している二児のママです。

なんともいい具合にミニマルで、オシャレなゆんさんの住まい。どうしたらそんな風にいい感じになるのでしょう? まずは、住まいづくりの考え方を聞いてみました。


「もともとガチャガチャしたテイストや、モノがいっぱいあるのが苦手なんです。無意識に選んでいるものがシンプルな柄や色なので、自然と家全体に統一感が出ているのだと思います。子どものモノが必然的に増えてしまいますが、自身のモノは好きなものひとつを大切に使うタイプ。特に“ミニマル”を突き詰めているというよりは“暮らしが豊かになればいいな”“過ごしやすくなればいいな”という感覚です。」(ゆんさん、以下同)


いい感じに力の抜けた、自然体なゆんさん。「絶対モノを増やさないぞ!」「 オシャレにするぞ!」といった 気負いはなく、家族が快適に暮らせることを一番に考えながら、自分自身の“好き”を大切にした住まいづくりをしていることが伝わってきます。

何より8歳と2歳の育児に追われる日々。どうしたってモノが増え、散らかったりする時期です。でもそれをネガティブに捉えず、“そういうもの”として受け止めた上で、どう住まいをスッキリとキープするかを考えて行動しているようです。

「夫は散らかすタイプ。性格は違うし、育ってきた環境も違います。なので、自分の理想を押し付けるのは何か違うかなと。また、子どもたちは遊びたい盛り。散らかすのも遊びの一つなので擦り合わせが大変です。上手くやっていかなきゃなと思いながら、みんなが過ごしやすくなればいいな、そして私も気持ちよく過ごせればいいなという感覚です。」


「ミニマルな住まいづくり」のためにやることTOP3!


優れたバランス感覚で、ミニマルな住まいを実現しているゆんさん。ミニマルな住まいにするために、やるべき具体的なこととはなんでしょう?

[その1]増やさない/衝動買いをしない


「モノを増やさない」というのが鉄則です。でも、「欲しい」という気持ちに逆らえないことも。そんなとき、ゆんさんはどう対処しているのでしょう?

100均などで“欲しい!”と思った商品があってもその場で買わずに、一度家へ帰るようにしています。ネット通販で気になるモノは一度カゴに入れて、その日は買わずに閉じる!(笑) 一晩寝かせておくと、欲しいという気持ちが落ち着きますよ。」

[その2]モノの収納場所を作っておく


片づけ・収納の極意とも言うべき「モノの居場所を決める」戦術。プロの整理収納アドバイザーも推奨する片づけ術ですが、住まいづくり巧者ゆんさんも実践していました。

「“必ずあった場所に戻し、そこから取る”という、一つ一つ収納場所を決めています。収納場所が決まっていれば、何も考えずにあった場所にしまえばいいので片づけもラク。家族も分かっているので勝手にそこから取ってくれます。でも置き場所を細かくし過ぎると使い勝手がよくないので、ワンステップで出し入れできるよう工夫しています。」

[その3]ある収納でやりくりする


なんとゆんさんのお宅では、基本的に造り付けの収納以外は使っていないのだそう。ゆんさん曰く、“建売だからこそ”の収納テクニックです。

「これは、建売だから言えるのかもしれませんが、設置されている収納だけでやりくりすることを心がけています。注文住宅だと“ここに収納が欲しい”と要望できますが、わが家のような建売住宅は、私自身が指定した場所でなく、求めていた収納量でもありませんが活用するしかありません。実際“ココにあったらいいな……”というのはありますが、収納が増えればそれだけモノも増やしたくなります。あるものでやりくりすることを大切にしています。」


ゆんさん宅1階の間取り図。リビングに収納はありません。リビングで使うものは隣接する和室の押し入れに収納しています。また、子どもが小さいと管理が煩雑なソファも断捨離し、大きくなるまでヨギボーを使用するそうです。スペースができて子どもも走り回れて大満足なのだそう。(イラスト:ゆんさん制作)


今を大切にしながら、未来へ続く住まいづくり

ゆんさんの住まいづくりの考え方から、具体的な工夫までをおうかがいました。とてもシンプルな考え方で、無理せずミニマルな住まいをキープされているゆんさんも、オシャレなモノがそろっている素敵なお家を見ると“いいな!”と思うのだそうです。でも、掃除の手間などを考え、それが自分にできるかを考えると、“無くてもいいか”という結論になるのだとか。

「思い描いているように維持するのも大変なので、だったら最初から無い方がいいかなと思います。でも、モノを少なく保つだけではなく、今の暮らしでは使わなくても大切にとっておきたいモノもあります。たとえば幼稚園の制服やお絵描きといった、子どもたちの成長の記録などです。」

今の暮らしを優先して、リビングにソファを置いていないゆんさんですが、子どもたちが大きくなって落ち着いてくれば、ソファを置きたいそうです。品やかに今と未来を繋ぎながら、積み重ねてきた暮らしの記憶も大切にしたミニマルなゆんさんの住まいには、たくさんの家づくりのヒントが詰まっていました。


「心(思考)が言葉に、言葉が行動に、行動が習慣に、習慣が性格に、性格が運命になる」といった主旨の名言があります。大げさかもしれないけれど、ゆんさんの家づくりはまさにこれだ! と、お話をうかがいながらそんなことを感じました。

前向きで、緩やかだけど緩くない。さっぱりきっぱりとしたゆんさんの考え方は、まわりまわって運命を切り開くパワーがあると感じさせる巧者のマインドセット。住まいづくりの参考に、ぜひ取り入れてみては。

ゆんさん、ありがとうございました!


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この記事を書いた人

烏田千洋

編集・ライター
家の建て替えか、リフォームか迷いつつ情報収集の日々。憧れは、トリプルガラスの樹脂窓と、全自動おそうじ機能付きの換気扇、朝日の入る日当たりのよいお家! 趣味、園芸。日本のいいね!が、見つかるメディア『japonism』編集長