コロナ渦のいま、高まる「平屋住宅」のニーズ ~平屋の企画商品を発売したハウスメーカー・アイダ設計にその理由やメリットを聞いた~

2021.02.25 ieny編集部

近年、徐々に人気が高まっている平屋の住宅。

国交省の調査によると、平屋住宅の需要は拡大を続けており、2017年時点では居住専用住宅に占める平屋の割合が9.3%と1割に迫っているといいます。

新設着工棟数は8年間で1.5倍超になっており、拡大の流れはいまも続いています。さらにそれに拍車をかけているのが、コロナ渦。通勤の機会の減少や、人との接触を控えざるを得ない状況のなかで、都心により近い場所ではなく、少し離れた郊外での家づくりのニーズが高まっており、土地に余裕のある場所では、平屋づくりの住宅を選択する例もあるといいます。

こうした動きを牽引する、若いファミリー層をはじめとした一次取得者は、ワンフロアのコンパクトな住居空間にメリットを感じて平屋を選ぶことが多いといいます。また、手頃な価格で購入できる商品が増えてきたことも、それを後押ししています。

こうしたニーズをくみ取り、2021年2月に、「オープンテラスのある平屋」という企画商品を発売したハウスメーカーの株式会社アイダ設計に、平屋住宅のニーズの高まりや、消費者が感じている魅力やメリット、そして新商品の特徴や発売の経緯などについて伺いました。
お話を伺ったアイダ設計 販売促進部の石井将さん


全世代で人気の平屋住宅


ここ数年、平屋住宅の需要は着実に伸びてきています。

もちろん以前から一定の需要はあったのですが、階段の上り下りがない点など、つまりバリアフリーとしてのメリットを生かした、ご高齢者向けが主でした。しかし近年はむしろ若年層の方や、初めて住宅をご購入される一次取得者の方からの支持を得ている印象です。

弊社への平屋住宅に対するお問い合わせも確実に増えているという実感もありました。2020年に、Webや新聞折込などで広告を出したところ、若年層の方から多くの反響があったんです。

そういった流れを受け、今回、さまざまな世代に向けた企画住宅としてリリースしたのが「オープンテラスのある平屋」です。

これまでも注文住宅や、単発の分譲住宅として平屋の販売はしており、企画商品としては「楽々ご長寿さん」という、ご高齢の方向けの商品はありましたが、今回満を持してという感じですね。


平屋住宅のメリットとは?

平屋住宅には数多くのメリットがあります。

よく言われるのが、多層の住宅に比べて地震に強い。単純に二階建、三階建の建物に比べて重心が低く、建物自体が揺れにくいからです。

そして家事動線のよさ。階段の上り下りがないことは、毎日の家事が安全でラクになります。一階の洗濯機から二階のバルコニーに洗濯物を運ぶのは意外と重労働ですし、階段は落下の危険もあります。

また暖かい空気が上層階に逃げないので暖房効率がよいこともあります。ひとつの大きな部屋で、家族みんなが一緒に過ごすことができるのも魅力のひとつですね。

つまりワンフロアであることがそれだけで平屋住宅の大きなメリットです。


同じワンフロアでもマンションとの違いは?

“地震に強くてワンフロア”という意味ではマンションと似ていますね。

マンションと平屋住宅の違いは、360度どこからでも採光が取れるところと、間取りの自由度が高いところです。また天井を高くすることもできるので、とても開放感がある空間が作れます。

やテラスと一体感が出やすく、洗練されたおしゃれな印象の建物が多いことも魅力のひとつですね。

マンションは多くの場合、バルコニー側と玄関側以外の上下左右の面のどこか、もしくは全部が、他の人の家(部屋)と接しています。そのため、天井の高さ、の位置、間取りなどはある程度限定されてしまいますし、お庭がついているマンションはまれです。

もちろん、それぞれメリット・デメリットはありますし、お客様の生活スタイルにどちらが合っているかというところですが。

ちなみに、建築基準法によって建築物の高さは制限されているため、一戸建て住宅が多い地域(第一種低層住居専用地域など)で、一般的な二階建て木造住宅を建築する場合、天井を極端に高くすることはできません。

そうした意味では、平屋の方が二階建ての住宅より開放感のある空間をつくれる可能性もあるのです。


気になる建築費用

とてもメリットが多い平屋住宅ですが、検討する際には注意も必要です。

たとえば建築費用。意外と二階建て住宅の方が高いと思われているお客様が多いようですが、実際は同じ延面積(のべゆかめんせき=合計の床面積)、同じ使用設備の住宅を比べる二階建て住宅より平屋住宅の方が建築費用が高くなります。

なぜかというと、地面に接する面積が多い平屋の方が、基礎部分が大きくなるからです。

たとえば、延床面積が80㎡(一階の床面積が40㎡、二階の床面積が40㎡)の二階建て住宅の建築面積(真上からみた平面積)が約40㎡だとすると、ワンフロアで床面積80㎡(=建築面積約80㎡)の平屋住宅は単純計算で2倍の基礎工事費用がかかります。

当然、屋根の大きさも単純に比較すれば2倍になるため、他の要因と差し引きしても、同じ延床面積では平屋住宅の方が建築費用が高くなることが多いのです。

だだ、実際に必要な延床面積は、階段や廊下などの必要がない平屋のほうが小さくて済むことが多いですので、一概に平屋のほうが高くなるというわけではありません。


新商品は生活動線を追求し、リビング中心の間取りに

「オープンテラスのある平屋」の室内イメージ図と間取り例(間取りは一例)

これまでお話したような平屋のメリットを生かし、気になる価格の部分にも応える新たな企画商品として、アイダ設計では「オープンテラスのある平屋」を発売しました。

コンセプトは「暮らしやすさと開放感」です。オススメの間取りプランを見てもらうとわかりますが、徹底的に家事動線、生活動線の良さを追求しています。

一直線で繋がるバスルームとキッチン。LDKを囲むようにすべての部屋を配置することで、自然とリビングが生活の中心となる、家族間のコミュニケーションが取りやすくなる間取り。そしてリビングから続く開放的なテラス。穏やかな時間をご家族みなさんで共有できるような住まいをイメージしました。

もちろん、自由設計ですので、ご自身の理想の間取りで建てていただくことも可能です。

平屋住宅に対する不安でよく聞くのが防犯性ですが、標準設備に防犯ガラスと電子錠を採用することでセキュリティにもしっかり配慮しています。

また浴室暖房換気乾燥機や、天井に取り付けることで室内干しができる「ホスクリーン」が標準で装備しており、洗濯物を外から見える場所に干す心配もありません。安心してご家族の時間を過ごしていただけます。


アイダ設計だからこそできること


先に建築費用の話をしましたが、少しでも平屋住宅を検討したことがある人は、「思っていたよりも高い」というイメージを持っている方が多く、結局、費用がネックになり憧れのまま諦めてしまった、という話もよく聞きます。

今回、フルオーダーの注文住宅ではなく、標準仕様が決まっている企画住宅にすることで、資材や設備などの仕入れ価格を抑えることができました。

「オープンテラスのある平屋」 は、平屋住宅の夢を1度諦めてしまった方や、若年層の方の手に届きやすい商品になっているのではないかと思うので、『正直価格』を謳っている弊社を一度ご検討ください。


新しい『暮らし方』を提案したい

新型コロナウィルス(covid-19)の影響で、外出自粛や、リモートワークが一般的になりました。

そして図らずも、ご自宅にいる時間も増えたことで、生活や暮らし方にも変化が求められています。今の生活や暮らし、そしてご家族とあらためて向き合った人も多いのではないでしょうか。

リビングを中心にすることで、暮らしの中心に家族がいる。

今回この平屋の企画住宅で、そんな『暮らし方』を提案できたらいいなと、個人的には思っています。


今回ご紹介した平屋はもちろん、アイダ設計には家族みんなが満足する家づくりのアイデアが盛りだくさん。

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アイダ設計では、経験のある設計士が一から図面を起こしてくれるので、さまざまな工夫がつまった、敷地の面積や形にあったお家づくりを実現します。

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この記事を書いた人

ieny編集部

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