いまどきの二世帯住宅、どんな建て方がある?パターン別のメリット・デメリットも解説

2020.07.29 新原なりか
2つの家族が共に生活をする二世帯住宅。しかし一口に「一緒に暮らす」といっても、その形はさまざまです。

二世帯住宅を建てようと思ったら、「どんな暮らしをしたいのか」をしっかり考えた上で、家づくりを進めていくことが必要になります。

今回は、完全分離・部分共有、横割り・縦割りといった二世帯住宅を考えたときによく耳にする言葉の意味を解説。また、パターン別のメリット・デメリットもご紹介していきます。



完全分離・部分共有・完全共有って?

二世帯住宅を建てる時まず考えなければならないのが、家の設備のうち何を共有し、何を分離するかということ。同居する二つの家族の距離感や暮らし方に大きく影響するポイントです。

二世帯住宅の設備共有のしかたには、大きく分けて下記の三つのタイプがあります。

完全分離型


それぞれの家族が暮らす空間が完全に分かれているタイプ。玄関リビング、水回りなど全ての設備が、各家族ごとに一つずつ設けられます。

部分共有型


生活空間の一部を二世帯で共有するタイプ。玄関のみ共有で他は分ける、キッチンとお風呂は共有で他は分ける、などのさまざまなパターンがあります。

完全共有型


家族それぞれの個室以外、すべての部屋や設備を共有するタイプ。家の作りとしては1世帯が暮らす家とほぼ変わりません。


横割り・縦割りって?

完全分離型、部分共有型の二世帯住宅の場合、それぞれの家族の居住空間を区切る必要があります。一つの住宅の分け方は、大きく次の二つのタイプがあります。

横割り


1階に親世帯、2階に子世帯が住むなど、建物の階によって各世帯の居住空間を区分するタイプ。

縦割り


建物を縦に区分して、すべての階、もしくは一部の階を二世帯で共有するタイプ。

1階、2階で居住空間を分けた横割りのパターン。2階に居住する世帯の、玄関と階段だけは1階にある。
引用:アイダ設計 間取りプラン集【2階建て】

パターン別のメリット・デメリット

完全分離型、横割り


引用:アイダ設計 間取りプラン集【2階建て】

1階に親世帯、2階に子世帯が居住し、玄関、水回りなどの設備もすべて別々に二つずつ設けるパターン。

完全分離型のメリットは、お互いの生活に干渉しすぎず、プライバシーを守りながら暮らせること。ただ、すべての設備が二つずつ必要になるので、建築費用が高額になることがデメリットといえます。

また横割りのメリットは、1階を親世帯の居住空間にすれば、高齢になっても階段の昇り降りが必要なく、介護が必要となった場合でも、移動が楽であること。デメリットは、子どもの走り回る音やシャワーを浴びる音などの上階の生活音が下階に響きやすいことなどがあげられます。

完全分離型、縦割り


各階を壁で区切って親世帯と子世帯で分けて使うパターン。

完全分離型のメリット、デメリットは先ほどご説明したとおりです。

縦割りのメリットは、上階の音が下階に響くという生活音の問題が軽減されること、両方の世帯に別々の玄関を設置しやすいことなどがあります。デメリットとしては、廊下や階段などがそれぞれの家族の居住空間ごとに必要なので、生活スペースが狭くなることがあげられます。

部分共有型、玄関のみ共有


部分共有型の中でも、玄関のみを共有し、その先の居住空間は世帯ごとに分けるというパターンです。

部分共有型のメリットは、お互いの生活スタイルを維持しつつ、気軽に行き来できること、一部の設備を共有で使うぶん建設コストが抑えられることなどがあります。デメリットは、共有部分の使い方やお手入れなどに関して、互いに気を使う場面が多くなってしまいます。

玄関を共有するメリットは、お互いの家族の行き来がしやすいことや、家族の出入りが把握しやすくなること。デメリットとしては、生活時間が家族ごとにバラバラな場合に出入りの音が気になるという点があります。

部分共有型、水回りのみ共有


部分共有型の場合、多いのが水回りのみを共有するパターン。水回りの中でも、キッチンだけを共有し浴室は別、浴室だけを共有しキッチンは別、両方とも共有、などさまざまなパターンがあります。


部分共有型のメリット、デメリットは上の項目で説明したとおり。

水回りを共有するメリットは、家事を共同で行いやすくなるため一家族あたりの家事の負担が減ること、共有する設備のぶんの建設コストを抑えられることなどがあります。しかし、家事が共同になりやすいというのは、家族ごとにある程度独立して生活したいという場合にはデメリットと感じられることもあるでしょう。

完全共有型


最後にご紹介するのは、すべての設備を共有する完全共有型。大きめの家に二世帯全員で暮らす、昔ながらの同居スタイルです。

メリットは、子どもやお年寄りが住んでいる場合、常に家族の誰かが見守れる状況を作りやすいこと、設備をすべて共有するのでそのぶん建設費が安く抑えられることなどがあります。デメリットとしては、各家族のプライバシーを守りづらいこと、設備の使い方や家事の分担などで互いに気を使う場面が多いことなどがあります。


わが家にとってベストな二世帯住宅を探そう!


二世帯住宅には、ご紹介してきたようにさまざまなパターンがあり、それぞれにメリット・デメリットがあげられます。しかし、ある人にとってはデメリットであるポイントが、他の人にとってはメリットであるような場合は、家づくりにおいては少なくありません。

まずは一緒に暮らす家族みんなで、どんな暮らしをしたいのか、譲れない点はどこかなどをよく話し合って、家の形を考えていくことが大切です。

二つの家族がお互いに納得し、さまざまなことが協力できる住まいをつくっていってくださいね!


二世帯住宅でも家事のしやすさにも注目!

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キッチンからパントリー、洗面所、バスルームまで一直線で家事がしやすい

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この記事を書いた人

新原なりか

ライター
鹿児島出身。その後、京都、香川(離島)、東京での暮らしを経て、現在は大阪在住。フリーランスのライターとして、住まい、インテリア、音楽、アートなど様々なジャンルで執筆しています。